目が光る動物をつくる!?~「テクノ手芸部と電気動物ワークショップ」イベント報告~

このエントリーをはてなブックマークに追加

皆さん、「テクノ手芸」って知っていますか?

「あぁ、あれね、石野卓球が手芸やるのね」と思ったあなた。違います。

「あぁ、はいはい、テクノカットね」というあなたも、違います。

 

 

[caption id="attachment_2467" align="alignleft" width="150" caption="転ぶと気を失うウサギ:テクノ手芸部作品"][/caption]

 

 

 

 

[caption id="attachment_2429" align="alignleft" width="150" caption="テクノマフラー:テクノ手芸部作品"][/caption]

「テクノ手芸」とはLEDやボタン電池、はんだを使う電子工作(テクノ)と、フェルトと針を使う手芸が融合したあたらしいものづくりの形を指します。例えば目(LED)が光るふわふわの(羊毛フェルト)うさぎや、LEDがほんのり点滅するテクノマフラーなどがあります。


そしてテクノ手芸を始められたのが「テクノ手芸部」のおふたり、よしだともふみさんとかすやきょうこさん。

 

[caption id="attachment_2483" align="aligncenter" width="430" caption="テクノ手芸部のおふたり"][/caption]

7月3日、このお2人をお招きして未来館でワークショップを行いました。参加者は見学者7名も含め22名。

小学5年生から40代までの家族やカップル、1人できてくれた方もいました。

テーマは「電気を使っていろんな性格の動物をつくってみよう!」 LEDを動物の目に見立てて、目の光る動物をつくってみようというわけです。

 

「え~目が光る動物なんて邪悪~。こわーい」

「みんな目が光る動物つくるの?ワンパターンじゃない?」

と思われた方、ちょっと待った。もう少し説明しますね。

 

[caption id="attachment_2473" align="aligncenter" width="344" caption="ネズミをつくる参加者と講師のかすやさん"][/caption]

 

 

今回のワークショップの手順はこうです。

1、LED、転倒スイッチ・マイコン・ボタン電池(この3つは予め回路にしてある)を回路にする

2、羊毛フェルトで体を作る

3、回路を羊毛フェルトの体に埋め込む

4、自分の動物をみんなに発表

 

ここでのLEDは黄、青、赤、緑、白の5色。点滅パターンも選ぶことができます。

例えば、赤いLEDでビカビカ小刻みに点滅する目だったら確かに邪悪な性格の動物に仕上がるかもしれないですね。おっしゃるとおり。

逆に黄色のLEDで蛍のように点滅するものを使って優しい目をしたカエルを作ってくれた参加者もいました。

 

そう、LEDの色と点滅パターンで動物の性格はいかようにも決められるのです。これは私にとって大きな発見でした。

 

 

1時間半の作業の後、どんな作品が出来上がったかをいくつか紹介します。

 

その1:頭にフサフサ毛が生えたアルマジロ

その2:ネズミ。見た目はかわいいのに性格は最悪だそうです。

その3:宇宙人。目が縦に2つついていました。

その4:スック。ムックの親戚で口癖は「ジブリの映画に出たいなぁ」。元はニワトリを作るつもりだったが予定変更。

その5:ウマヅラハギ。しぶい!見た目どおりおとなしい性格だそうです。今回の唯一の平面の作品。

その6:ライオンのお姫様。友達がたくさんいるのに「もっと友達がほしい」が口癖。タテガミとドレスの組み合わせが素敵でした。

 

他の作品もとても素敵でした。宇宙人やスックにいたっては、もう動物かどうかも分からない!怖かわいいといったところでしょうか。

[caption id="attachment_2475" align="aligncenter" width="430" caption="作品集合!どの動物かわかるかな?"][/caption]

 

どうですか?全然ワンパターンではないことが分かりますよね。

 

電子部品を組み立てるだけだと、面白くはあるけど出来上がるものは大体同じ。

けどそれを手芸と組み合わせると愛着を持てるものオリジナルなものに変わって

いくんです。機械的で無機質な感じからふわふわした自分なりのかわいいものを

つくる楽しさを味わってほしい──と、テクノ手芸部のおふたり。

[caption id="attachment_2482" align="aligncenter" width="430" caption="未来館の外で撮影会をしました"][/caption]

無事ワークショップが

終了し、いとおしそうに自分の作品を持って帰る参加者を見送りながら、おふたりのメッセージがしっかりと伝わっていることを確信しま

した。そして作品だけでなく、「テクノ手芸」という新しい考え方も一緒に持って帰ってもらえたと思います。

 

申し遅れました、私、科学コミュニケーターの田端と申します。

これからさまざまなイベントを企画して、その報告、アートや科学、社会について考えたこと学んだことを自由に書いていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。

 

1階、3階、5階の展示フロアに立って解説やいろいろな実演をしていますので、見かけたら気軽に声をかけてくださいね。

 

動画(MiraikanChannel)

イベントの模様はこちらでご覧ください。

関連サイト

テクノ手芸ウェブ

イベントの報告(未来館のホームページ)

※コメントをする際は「ブログへのコメント投稿について」をご覧ください

※「名前」は、ハンドルネームでも構いません

コメントを残す