(続)親子で参加しよう!震災ワークショップ@未来館

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皆さん、こんにちは。科学コミュニケーターの早川知範です。

7月23日から毎週土曜日に開催してきたワークショップ「あなたならどうする?大震災に考える~防災編~」が8月27日に最終回を迎えました。合計72名の参加者による対話は私たち科学コミュニケーターの予想を超える非常に深みのあるものでした。

それではこのワークショップを振り返ってみましょう。

「あなたは父親(会社員・課長)です。会社にいる。地震直後、交通は完全にストップ。家族と連絡がとれなくて心配。しかし、上司として、部下の安全を確保する責任もある。仕事をとる?帰宅して家族を確認する?」

あなたならどうしますか?『課長』の部分はあなたの職場での役職に変えてください。部下が全員帰宅したことを確認してから自宅へ戻るのか。それともすぐに帰宅し自分の家族が無事であることを確認するのか。ぜひ皆さんのご意見を下のコメント欄に書いて教えてください。

3月11日を思い返してみると都心には帰宅難民があふれ、自転車を買って帰宅しようとするサラリーマンの姿もありました。携帯電話やメールもなかなか通じません。参加者も記憶をたどりながら学校や職場での様子を語ってくれました。

この問いかけに正解はありません。災害時には最善をつくすことが重要です。いま台風12号が本州に近づいていますが、あなたはいついかなるときにも最善の行動をとる準備ができていますか。

そのためには普段から周囲の状況を冷静に分析し、物事を論理的に考えることが必要不可欠であることをこのワークショップは気づかせてくれました。

「あなたならどうする?大震災に考える~防災編~」は今後、未来館にて学校団体向けに提供することを予定しています。参加者はこれからの未来を担う子供たちです。彼らが豊かで持続可能な未来社会をイメージし、その実現に向けて歩めるよう私たち科学コミュニケーターも精いっぱい努力していきたいと思います。

前回ブログ「親子で参加しよう!震災ワークショップ@未来館」

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この記事への2件のフィードバック

提示されている条件で考慮した場合、目の前にいるのは、部下。

そして本当なら一番に心配したい家族とは連絡がとれない。

それならばやはり、その場では職場優先となるでしょう。

家のことは配偶者にまかせるしかない。

場合によっては自分もしくは部下も、帰宅難民になる可能性があり、

職場での宿泊または避難所への移動が必要になるでしょう。

そして、物理的に帰宅ができるようになり、部下の帰途を見計らって、

自らも帰宅というのが、現実的なパターンになると思います。

目の前に自宅があるというのなら、話は変わるでしょうが、

部下の統制をとらなければいけないということには変わらないでしょう。

逆に言うと、そうなっても大丈夫なように、家族で日頃からの備えが必要となり、

普段からのご近所との付き合いなどが大きな助けになるのだと思います。

ともみさん

コメントありがとうございます。

今回の震災では社内の対応も様々であったようです。もし出勤時や帰宅途中だった場合、電話やメールが繋がりにくい状況では大きな混乱も予想されますね。

またともみさんが仰るとおり、ご近所とのお付き合いの重要性も今回あらためて注目されました。これまでは言葉を交わすこともなかった同じマンションに住む人と、今では挨拶をするようになったという方もいらっしゃるかもしれません。

3月11日の東日本大震災は防災だけでなく、私たちのライフスタイルまで変えてしまいました。

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