“脳”を作ってみました

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みなさん、こんにちは。最近、秋葉原近辺への引越しを真剣に考えている科学コミュニケーターの志水です。

前回まで、組込みシステムの基本的な仕組みや旬なトピックをご紹介してきました。今回は、少し趣向を変えてみたいと思います。

題して、『作ってみた ~組込みシステム編~』です。第1弾として、今回はこんなものを作ってみました。

さて、これは何でしょうか

1.ラジオ (電子工作の基本といえばコレ!ですよね?)

2.CPU (え、これが!?)

3.時限爆弾 (見た目は、一番それっぽい!?)

正解は・・・、パンパカパーン、2番のCPUです!(動いているところは、また別の機会にお見せします)

ん、あのCPUですか?

そうです、パソコンの中に入っている、あのCPUです。人間でいえば脳にあたる重要な部分です。もちろん、携帯電話やスマートフォンなどの組込み機器にも、入っています──というか、ないと動きません。

実は、そのCPUも、動作原理さえ理解してしまえば、自分で作ることができます。ただ、パソコンに使われているものに比べると、かなり大きくなってしまいます・・・。しかも、性能は比較にならないほど低いです。

情報技術の荒波に備えて

今回、なぜこんなものを作ったのか? それは、「CPUを作ってみよう!」という実験教室を作ろうと企んでいるからです。

情報技術と関わる機会はどんどん増えていますが、それを支えるコンピューターの基本的な仕組みを知る機会は、逆に減っているように感じます。

確かに、基本的な仕組みを知らなくても、メールの送受信はできますし、パソコンで文章を作成することはできます。しかし、基本的な仕組みを知っていた方が、情報技術をより上手く使いこなせることでしょう。

仕組みを知るためには、自分で作ってみるのが一番。ということで、CPUを自作する実験教室を考えついたわけです。

さらに、CPUを自作するという(ある意味、無謀な!?)経験は、情報技術に対する自信につながるのではないかと考えています。情報技術は今後、さらに高度に複雑化してきます。そうしたときに、CPUを作ったことがある!という自信が、情報技術の荒波を乗り越えていく際の支えになればと考えています。

ただ、実際に作ってみて、よく分かったのですが・・・。完成するまでに、かなり時間がかかる!! このままだと、泊りこみの実験教室になってしまいそうです。

ということで、実験教室の内容については、もう少し練る必要がありそうです・・・。

次回は・・・

次回も、組込みシステムに関連するトピックをご紹介していこうと思います。楽しみにしていて下さい!

参考文献

参考までに、今回参考にした本をご紹介しておきます。(上段の本は、お店で買うには、少し勇気が必要な表紙かもしれませんが・・・。)

『CPUの創りかた』 (渡波郁 著、毎日コミュニケーションズ)

『電子回路シミュレータ TINA7(日本語・Book版)で見てわかる デジタル回路の「しくみ」と「基本」』 (小峯龍男 著、技術評論社)



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この記事への3件のフィードバック

こういうのいいですね。

情報機器は、ブラックボックス化されていてなかなか

中身をみる機会がないですし、箱の中をあけてみても

よくわからん…という状況だと思います。

低い性能であっても、動いているところが見えるというのは、

とても価値のあることだと思います。

ぜひ、動いているところを拝見したいです。

最近は、雑誌にPICがついてきたり、大人の科学に

Arduinoが付録でついてくる時代になってますので、

昔に比べれば、手軽に試せる環境は整ってきている…

のかな、と思ったりしますが、いざ実験を考えようと

するとなかなか難しいのですね。

実験教室、名案が浮かぶように応援しています。

tanakaさま

大変励みになるコメント、

誠にありがとうございます!

情報技術の荒波に耐えられるような、

実験教室を作れるように頑張ります!

また、コメントで頂きましたように、

PICやArduinoなど、扱いが容易で高機能な制御装置を

簡単に手にすることができる時代になりました。

(自作するのが好きな人にとっては、

 とっても幸せな時代になりました。)

さらに、3Dプリンタを使用すれば、立体的な部品さえも

自作することが可能になってきています。

近い将来、モノは買う時代から、作る時代へと、

「ものづくり」のあり方が大きく変わっていくかもしれません。

(機会があれば、この辺りの話も、ブログで触れていきたいと思います。)

実験教室では、そうした、これからの「ものづくり」の

あり方なども参加者と一緒に考えることができたら

面白いですね。

それでは、またのコメントをお待ちしております。

ありがとうございました。

志水

「近い将来、モノは買う時代から、作る時代」

昔は買う時代ではなく、作る時代でしたね。

頂いたコメントを読みながら、部活で無線機を

組み立てたり、簡単な工作をしておもちゃを作ったり

したことを思い出しました。

原点回帰といいますか、1周まわってきた、というか、

2π[rad]まわってきたというか、そんな感じがしますね。

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