うんことウメサオ

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みなさん、こんにちは。

今日もいいうんこ、でましたか

 

うんこのゆくえシリーズがいよいよ処理場へ!というところなのですが、

ちょっと休憩。

今未来館でやっている企画展をご紹介します。

その名も

企画展「ウメサオタダオ展 -未来を探検する知の道具-」

 

2月20日(月)まで未来館1階企画展示ゾーンaで開催中です。

 

「ウメサオ?だれそれ。だいたいうんこと関係あるの?」

「また強引にうんこネタと結び付けようとしてるだろう」

という声も聞こえて来そうですが、全く関係ないわけではありません。……たぶん。

ウメサオ氏は民族学者であり、比較文明学者です。

今から70年ほど前に太平洋ミクロネシアのポナペ島をはじめ、朝鮮半島、中国、モンゴル、アフリカなど世界中を旅して膨大な記録を残しました。

ということは。

世界中でうんこをして、現地のうんこについてもきっと記録をしているにちがいない!

と、思ったのですが。

umesao_naibu

中央に見えるのがウメサオ氏本人が使っておられた机。

その周囲にキャビネット式にウメサオ氏が残した資料の一部が展示されています。

…量が多い。

この中には絶対うんこネタがある!

私のうんこレーダーが反応しています。

………。

物事は効率的に。

このウメサオ氏に詳しい国立民族学博物館の小長谷有紀先生に伺いました。

 

「先生、この中にうんこネタはありますか?」

「あるわよ。ローマ字カードの中にもあるし、他にも沢山あるので、探してみてください」

 

さすがにダイレクトに教えてはくれません。が、ヒントをいただきましたので、もくもくとローマ字カードを漁ります。

 

さて、このローマ字カードとは何でしょうか?

ウメサオ氏は1944年に内モンゴルの調査を行っています。その時の記録は48冊のフィールドノートに残っているのですが、ウメサオ氏は考えました。

「ノートは不便だ。だって、牧畜のことは牧畜のこと。住居のことは住居のことでまとめたいのに、並び替えができないじゃないか」

そこでひらめきます。

「ノートじゃなくて、カードにすれば、後で並び替えができるじゃないか!」

ウメサオ氏はこのフィールドノートの内容をタイプライターでカードに清書します。今みたいにパソコンやワープロはないので、言葉はすべてローマ字です。

小長谷先生が教えてくれたのはこのローマ字カードの中の記録でした。

 

展示場にあるのはもちろんコピーですが、それでも結構な量があります。

面白くてついつい他のカードに読みいってしまうという、大掃除の雑誌片付け状態になりながらも、

ついにみつけました!

umesao_card01

こちらがうんこについて書かれたカードです。

ただし、人のうんこではありませんでした。

card

Hituzi to bahun      X12

obserbation/:

Hituzi ga missyu site iru tokoro o mi ni ittara

sesseto bahun o kutte ita. Sore kara mo

sikirini bahun o asatte iru.

よめましたか?

 

羊と馬糞 X12

観察 /:

羊が密集しているところを見にいったら

せっせと馬糞を喰っていた。 それからも

しきりに馬糞をあさっている。

 

羊って馬糞食べるのか!

もしかすると、草が適度に噛み砕かれていて食べやすいのかもしれません。

あるいは馬の腸の中の微生物が羊の体にいいとか…???

 

民族学といいながらも、こういった細かいところまで記録に残しているのはさすがです。

このほか、展示場には鳥の声を楽譜で記録したノートもあります。

 

このモンゴルの記録からうんこについての記録をもう1件みつけました。今度はフィールドノートから。

Note01

Note02

ウメサオ氏は草原にぽろぽろと転がる馬や羊やヤギや牛やラクダのうんこが

本当に肥料になるのかどうか?という疑問をもったようです。

また、うんこにたかる虫についても観察しています。

 

いろんなものに興味をもち、たくさんの記録を残したウメサオ氏。

この分だと展示場にはまだまだたくさんのうんこネタが転がっていそうなのですが、

私一人ではとても探し出せそうにありません。

もし、ウメサオ展をご覧になった方で、

このウメサオ氏の脳内のような展示場からネタを見つけた方は

「他にもこんなうんこネタがあったよ!」

とコメントをいただけると幸いです。

 

それではあしたもいいうんこがでますように!

さようなら。

mongol

 

いままでのうんこ記事

  1. うんこのはなし
  2. うんこのなかみ
  3. うんこのにおい
  4. うんこのでかた
  5. うんこの展示
  6. うんこと鳥
  7. うんこと鳥-その2-
  8. うんこと健康診断
  9. うんことノーベル賞
  10. うんこのゆくえ-その1-
  11. うんこのゆくえ-その2-
  12. うんこのゆくえ-その3-

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この記事への4件のフィードバック

挙げてらっしゃるおなじフィールドノートの別ページっぽいのでごぞんじかもしれませんが、

「ウンコロジー」というタイトルで一ページをついやして家畜の糞の観察方法を記述されています。

「ウンコロジー」というひびきがなんかヨイです。

「うんこ」にからめるという発想面白く拝見しました。

異色の意見発信これからもがんばってください。

斑猫さま

コメントありがとうございます!

「ウンコロジー」いい言葉ですね。

私はまだそのページをみていませんでした。

まだまだ観察眼が足りません…。

スタッフなのでほぼ毎日ウメサオ展フロアには足を運ぶのですが、その度に新しい発見があります。

ウメサオ氏の「知的生産」という言葉と共に「ウンコロジー」という言葉も後世に残せるよう

ウンコロジストとしてがんばりたいと思います。

kenichitomoda さま

コメントありがとうございます。

実際ウメサオ展はどんな切り口でも楽しむことができます。

ウメサオファンの人はウメサオ氏の活動を追う切り口で

山好きの人は山の記録を、

車好きの人はウメサオ氏の記録に出てくる車の写真など。

その間口の広さはそのままウメサオ氏の好奇心の表れだと感じています。

ウメサオ氏の見方で世の中を見渡すと、退屈することはないんでしょうね、きっと。

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