技術力あってこその“ぺちゃんこ” 〜大科学実験 in 未来館

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大科学実験ファンの皆さま、こんばんは。

今晩の放送は「水深10000m!?」の再放送。水深1万mに相当する水圧をかけると、ミニバイクはどうなるか?という大実験です。

この回の大実験、

つぶす方(実験タンク)もつぶす方だけれど

つぶされる方(ミニバイク)もつぶされる方。

どちらもすごい技術の賜物で、この両方がそろったからこそ実現したといえるでしょう。

[caption id="attachment_12635" align="aligncenter" width="320"] NHK/NED/JCC[/caption]

番組ファンの皆さまはすでにご存知のとおり、この番組では一発勝負的な大実験が何回かあります。前回の「みんなここに集まってくる」などは、パラボラに落ちるスーパーボールが見事に1カ所に集まるようになるまで、実は相当な回数ボールを落として調整を続けました。

ですが、今回の実験は本当に一発勝負。それはミニバイクが特注の一点ものだという理由もありますが、海洋研究開発機構(JAMSTEC)のタンクを使った水圧実験が1日に1回しかできないという事情もあります。

前職でのブログでも書いた話なのですが、水深1万m相当の水圧はハンパないです。なので、あらかじめ一日かけてタンクのフタをキンキンに冷やしておくのだそうです。

冷えた金属のフタが常温に戻るときには膨らみます。その膨らみも利用してタンクを密閉するのだとか。(だから実験は一日に一回のみです)

なんともはや、すごい話だと思いませんか?

つぶされる側だって職人技が詰まった品です。

市販の50ccのミニバイクがモデルになった模型ですが、番組でも紹介しているように、空洞部分に水が入ってしまったら(空気が逃げてしまったら)水圧をかけてもつぶれません。

今回の大実験ではタイヤはいったんはつぶれますが、ネジの隙間から水が入り、元に戻っています。

しかし、実際に実験後のミニバイクに近づいてみるとよくわかるのですが、溶接部分あり、曲がった部分ありの複雑な構造をしています。それが見事にぺしゃんこに。1万メートル相当の水圧に耐えて中の空気を逃がさなかったという証です。

3月19日(月)からの「行ってみなくちゃわからない 大科学実験 in 未来館」ではこのミニバイクを展示します。

ぜひ、じっくり、しげしげと眺めて、つぶした側、つぶされた側の技術力に思いを馳せてください!

[caption id="attachment_12636" align="aligncenter" width="250"] 技術力の高さを示す実証品。でも収録後は、オフィスの片隅に置かれたまま1年以上も放置されていたりする……。[/caption]

関連サイト

未来館の公式サイト「行ってみなくちゃわからない 大科学実験 in 未来館」

プレスリリース(PDF)「行ってみなくちゃわからない 大科学実験 in 未来館」

本ブログに載せたこのイベント展の記事

番組公式サイト NHKエデュケーショナル「大科学実験」

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この記事への2件のフィードバック

さすが日本の物作り技術!匠の技ですね。

水圧ってすごいですよね。

確か、「しんかい」が常設展示されているブースには

水圧で潰れたカップヌードル容器も展示されていたかと。

あ、yutakaさま!

再訪、ありがとうございます。

大科学実験は、実に「日本の物づくり力」とか、

「プロの勘」に支えられた回がけっこうあります。

カップヌードルの容器、よくご存知ですね!

実にきれいに均一につぶれています。

でも、つぶれ方の美しさ(?)はカップヌードルが一番なのだそうです。

もしやここにも職人のこだわりが・・・・?

それにしても、水圧は本当にすごいです。

詫摩の中学では臨海学校があり、万が一、おぼれたときに助けやすいように、生徒は腰にさらしを巻いていました。

このさらし、陸上ではきつきつに巻いていても、水の中に入るとゆるゆるになったんですよ~。

腹筋のとぼしい、しまりのないお腹だったせいもありますが

わりと強烈に覚えています。

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