回答募集:iPS細胞をどんなことに使いますか?

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この一、二週間というもの、再生医療やiPS細胞(人工多能性幹細胞)に関するニュース報道が相次ぎましたよね。

ちょっと振り返っただけでも、

・iPS細胞からがんを攻撃するT細胞づくりに成功(東京大学医科学研究所・金子新助教ら)

・ヒトのiPS細胞を使いマウス体内でヒトの肝臓づくりに成功(横浜市立大学・谷口英樹教授ら)

・ヒトのiPS細胞から作った神経細胞でアルツハイマーのモデルマウスが症状改善(聖マリアンナ医科大学・藤原成芳助教ら)

・ヒトのES細胞(胚性幹細胞)から立体網膜づくりに成功(理研発生・再生科学総合研究センター・笹井芳樹グループディレクターら)

どれも「おおぉ~」という研究成果ばかり。

こんなに大きなニュースが続いたのはもちろんわけがあります。それは、日本再生医療学会(6/12~6/14)と国際幹細胞学会(6/13~6/16)が同時期に横浜パシフィコで開催されたから。日本のみならず、世界中の第一線の研究者が横浜に集まったのです。

そして、極めつけの報道はこれ↓

・iPS細胞を使った網膜の臨床研究を来年にも(理研発生・再生科学総合研究センター・高橋政代グループディレクターら)

これまでにも、たびたび報道されていましたが、高橋先生ご自身が学会の場で仰ったと聞くと、いよいよ本当にやるんだと感慨深いです。

2007年11月にヒトiPS細胞を発表して間もないころ、山中伸弥先生はテレビに出演したときのことを思い出します。NHKのキャスターがヒトiPS細胞づくりに成功したことを「おめでとうございます」と言ったのに対し、「まだ、一人の患者さんも治していない」と道半ばであることを強調していらっしゃいました。

来年の実施となればあれから6年。研究や周辺技術の進み方の速さはもちろんのこと、法の整備や審査などにかかる時間も考えると、6年というのは考え得る最短最速ではないかと思います。

さて、学会は今日で終わってしまいましたが、国際幹細胞学会の関連したパブリックシンポジウム「「iPS 細胞と私たちの未来」を明日17日に未来館で行います。講師にはiPS細胞の生みの親である山中伸弥先生、そして、クローン羊「ドリー」を誕生させたイアン・ウィルムット博士です。世界中の研究者に衝撃を与えたお二人がそろう、またとない機会です。

参加のお申し込みは締め切ってしまいましたが、USTREAMでライブ中継をいたしますので、ぜひご覧ください。また、「もしもあなたがiPS細胞を作ったら、どんなことに活用しますか?」の回答も募集中。ハッシュタグ #iPSmiraikan をつけてツイッターからつぶやいてください。いただいた回答はシンポジウムで使わせていただく可能性があります。

学会での成果を見ると、医療や創薬への応用がほとんどでした。どれもすばらしいですが、もちろん、医療にこだわる必要はありません。奇抜なアイデア大歓迎。「これは技術的に無理だよね」などという自己規制(?)を設けることなく、自由にお考え下さい。

皆さまからのご回答を募集しております!

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