アゴラでビックリ!先端テクノロジー!?

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みなさんは、日本で、あるいは海外旅行をして出合い、びっくりした製品はありますか?

私はイギリスに旅行をしたときに、ホテルにあった鉄の棒がスイッチを入れると温まり、濡れているタオルが早く乾燥する!ということにびっくりしました。

この製品があれば、洗濯してもすぐ乾くじゃん!と、気づき、滞在中は盛大に利用しました。

とっても便利。

でも正直、海外旅行をしていても「何これハイテク!」と感動したことはありません。

実は外国の方は日本に来て、結構びっくりした体験をお持ちのようです。

2012年11月10日に、サイエンスアゴラというイベントで開催したデザインワークショップ「ビックリするほどビックリ!日本の先端テクノロジー!」でその様子を聞いてみました。

注)サイエンスアゴラというのは、科学コミュニケーションに興味のある全ての人に向けられた年に一度のイベントです。未来館は会場のひとつになりました。

Arisさんはギリシャ出身。東京・お台場で暮らしています。

Arisさんは電車が無人で動いている・温水の出る自動洗浄つきトイレなどなどに、毎日びっくりしている、ということを話してくれました。

(この話を聞いて、そういえば私も最初にゆりかもめに乗った時はびっくりしたかも?と思い出しました。ちなみに私は一度も前述のトイレを使ったことがありません。こわくて)

 

続いては安さん。韓国出身で、この方もお台場で暮らしています。

安さんは日本の車にびっくりした、ということを話してくれました。特に、衝突しそうな場合に、すぐに止まってくれる機能がすごい、と話してくれました。

参加者20人は彼らの発表に興味津々。

そうそうとうなずいたり、笑いが起きたり、とても楽しい時間でした。

なぜ、彼らはこれらの技術に驚いたのでしょうか?

それは、今まで身近になかった技術を目の当たりにしたからです。

 

では、便利なものであっても、なぜ世界に普及しないのでしょうか?

例えばそれは、文化的な背景の違い。言語の壁。価格。インフラの違い。

それを乗り越える商品とはどのようなものでしょうか?

そして、世界中で誰でも使いたいと思う商品とは、どんなものでしょうか?

 

「Technology」+「?」=New Product

と称して、ワークショップ参加者のみなさんに、商品の企画書を実際に作ってもらいました!

 

参加者の方々はギリシャ、韓国、中国、ドイツ、日本と多様。出身地がかたよらないようにつくったチームで、まだ見ぬ新しい技術について話が盛り上がりました。

 

 

 

その後には4チームそれぞれの商品発表。

ユニークな視点が詰まった、未来の商品たちで競い合いました。

優勝チームは、日本人と中国人、ドイツ人の混合チーム「JOSK」でした。

チーム名はメンバーの頭文字です。

「JOSK」が開発したのは……!

 

その名もImagine Car!

みなさんは、ご家族と同じ車を利用するとき

「この車、性能はいいんだけど色が私好みじゃないのよね…」

と感じたことはありませんか?

Imagine Carはそんな悩みも一挙解決!

画像で運転手を認識したら、その人の好みに合わせて車の塗装が変わります。

音楽だって、その人の好みに合わせた選曲になります。

これでいつでも快適ドライビング!

 

他にも、

・子どもや女性を危険から守る「見守り隊」

・遠くに住んでいる方の状態がすぐにわかる「Life Partner」

・その地域の空気を綺麗にする?風船の「愛粒子」

・水の浄化を行う装置「water fresher」

・その日の気分で髪型を変更できる「かつら」

という商品が提案されました。

 

このあと、産業技術総合研究所の持丸正明先生と西村拓一先生にそれぞれのチームに対してコメントをいただきました。

持丸先生はロボットの分野で、西村先生はコミュニケーションの分野でご活躍の先生です。

アンケート結果では「自分たちが考えた商品を先端分野で活躍する先生方にコメントをもらえたことはすごく嬉しかった」というご意見もありました。

こんな風に、創った物に対して他の人に評価されたり、コメントをされると嬉しくなりますね。

最後は全員で集合写真!

未来館が一押しの世界地図「オーサグラフ」(各国の面積比が実際の比率になるようにした中心のない世界地図)に、未来へのコメントを書いてもらいました。

参加者の皆さんは、このワークショップをとても楽しんでくださったようです。

今回のアンケートから抜粋すると……

・初めてのメンバーなのに活発な意見交換ができた

・thinking about new product together and learning new ideas from others(新しい商品を一緒に考え、他の人から新しいアイデアについて学んだこと)

・the presentations of future products by the teams(チームによる未来の商品の発表)

初めてのメンバーと、新しい商品について考えて、発表し、他のチームからコメントを聞き、他のチームの発表を見ることが特に面白かった様子です。

他にも、こんな感想を書いてくれました。

・初めての経験だったけれども、新しいことを考え出す方法、きっかけについて知れてよかった

・please do it again, but publish it more. More people should know!(もっとたくさんの人を集めてまたやってください!)

何より嬉しかったのは、このワークショップをやったことで何か新しいことをはじめたいと考えた方もいらしたことです!

・Imagine Carの実用化をしたい

・コミュニケーションの場をつくりたい

・興味を持ったことについて様々な人と意見交換をしたい

私たち科学コミュニケーターはこのデザインワークショップを通して、世界中の色々な人と関わり、いろんな場所で誰でも使える「欲しいと思うもの」を考えて、それをひとつの商品という形に纏めることで、

「世界はひとつ」・「未来は自分で考え、作り出すもの」

だということを伝えたいと考えていました。

アンケート結果を見ると、気持ちは伝わった……かな!?

ぜひみなさんも、とびきり意外で、世界中の誰もが使いたくなる商品を考えて、近くにいる人たちと共有してみてくださいね!

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