マウスが心の病を救う!?

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white&brown mouse

(写真:The Jackson Laboratory)

マウスが心の病を救う、ときいて、マウスのかわいらしさが癒しにつながるのかな?って思っちゃいませんでしたか?

 

違うんです。マウスで心の病の原因を探って、効果的な治療や予防の方法をみつける、ということなんです。人の心にマウスを派遣して、調査させて…。まさかぁー!

 

じゃあどうやって…?その真相を知りたくありませんか?絶好のイベントを教えちゃいます!

2013年8月24日土曜日、午後2時スタート

Miraikanラボ2013 「リアル研究者体験」

 

マウスで心の病の解明に挑む研究者、宮川剛(みやかわ・つよし)教授と一緒に、研究者になりきって、その真相の隠されたマウスを調べつくします。

 

ところで、心の病(精神疾患を意味しています)と聞いて、みなさんは、何種類の病気をあげられますか?

 

私は4つか5つ…。しかもちゃんと説明できないです…。

そこで、世界保健機関(WHO)が公表している「ICD-10」 という、ありとあらゆる病気のリストで調べてみました。精神疾患の項目をのぞいてみると、エクセルの表にずらーっと、優に300超え!

 

でもこれらの病気、血液や尿の検査など、数字で確実に診断できるものではなく、患者さんの症状をみたり聞いたりして、お医者さんがその病気かどうか判断するのだそうです。はっきりとした原因がわかっていなくて、治療法も確立されていないものが多いです。そして、研究のペースは決して速いとは言えないそう。精神疾患は、脳と深い関わりがあるのはわかってきましたが、人の脳を研究するのが簡単ではないからです。

 

そこで、マウスでこれに挑んでいるのが、宮川教授。未来館に研究室(ラボ)を構え、藤田保健衛生大学の宮川剛教授。精神疾患の研究に動物実験が使われるのは、実はかなり斬新です。

 

宮川教授が注目しているのが、統合失調症。少し前まで精神分裂症と呼ばれていました。今、全世界で1%の人がかかると言われています。70億人の1%ですから、7000万人。少なくありません。そして、宮川教授のグループが調べているのは、統合失調症の患者さんと似た症状を見せるマウスです。

 

いったいどこが似ているのかというと、まず、どちらも気分の波があるところ。そして、ちょっと覚えていれば用が済むこと(暗算やホテルの部屋番号など)を覚えられないところです。マウスの場合、迷路で何度も同じところを間違えます。

 

このマウスの脳を調べてみると、脳の中のある部分が決定的に違うらしいのです。これは、統合失調症のナゾに迫る大発見です!8月24日の「リアル研究者体験」では、宮川教授や研究員の方たちと一緒に、顕微鏡を使ってこれをリアルに観察、本場の分析術で一緒に解明していきます。

 

今後の注目どころは、このマウスの脳の「本来とは違う状態」になった部分をどうすれば「本来の状態」に戻せるか。もしかしたら、これが統合失調症の確実な診断法や検査法の発見につながるかもしれません。将来は遺伝子レベルで病気を診断して、患者一人ひとりにぴったりのオーダーメイドな治療法の開発も、研究の視野に入っているようです。

 

画期的な研究の大きな一歩を、ぜひ一緒に踏みしめてみませんか?

 

リアル研究者体験は事前申し込み制です。

締め切りは2013年8月5日(月)。中高生対象の内容ですが、どなたでも大歓迎です。応募多数の場合は抽選になってしまいますが、おもしろそう!と思った方、ぜひご応募くださいね。イベントページの一番下にある「イベントお申込み」ボタンからどうぞ。

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