9月22日、あなたも目撃!「奇跡の積み重ね」

このエントリーをはてなブックマークに追加

「妊娠はあたりまえのことだと思っているでしょ?そうではなく、奇跡の積み重ねです

パチリ。2013324日に耳にしたこの一言が、私のこの半年の活動をおこすスイッチでした。

この言葉を何気なく口にされたのは、922日(日)(もう明後日!!)に開催されるサイエンティストトーク「妊娠を科学する!- 生命を生み出すしくみとその限界 - 」にお招きする、見尾保幸先生。不妊治療から妊娠・出産までサポートしているミオ・ファティリティ・クリニックの院長をされています。イベントでは、私たちの身体の中で、新しい生命をうみだすためにどんな調和のとれたしくみが機能しているのか、そのしくみと現状とのあいだにどのようなギャップがあるのか、ギャップによって何が問題となっているのかをお話いただく予定です。

半年の年月を経て、ようやく未来館にお招きすることができました。長かった...

「わたし」が始まる瞬間

 

初めて見尾先生にご連絡差し上げたのは、さらにさかのぼること一年。2012年春に未来館にて開催された企画展『世界の終わりのものがたり』へのご協力依頼でした。この企画展では、さまざまな物事の終わりに焦点をあてました。その中で、「わたしの終わり」が何か、そもそも「わたし」の境界線はどこか、という問いをインパクトをもって描き出すために、生命のはじまりを鮮やかに伝える映像を私は探していました。この瞬間に「わたし」が始まった、その瞬間をとらえた映像が欲しかったのです。

まず、iPS細胞から生殖細胞を作り出したことでも有名な、京都大学の斎藤通紀先生にたずねました。前職でご一緒させていただいた経緯に甘えてご相談したのです。ところが、「マウスの生殖細胞の動画はあるけど、ヒトのはないなぁ」。かわりに、京都大学医学部産婦人科の名誉教授である森崇英先生をご紹介いただきました。すると、森先生から、「躍動感あふれる、素晴らしい映像を知っている。ヨーロッパ生殖医学賞を受賞されている、その映像をさしおいて、適切な映像はない」とお墨付きでご紹介いただいたのが、見尾先生の動画でした。

この映像は、女性の体からとりだした卵子が、顕微鏡の下で精子と出会い、受精し、新しい生命が始まり、分裂をしていく様子です。不妊治療や出産の現場で力を尽くす一方で、新しい生命をうみだす身体のしくみを探るべく研究もなさっている見尾先生だからこそ、撮影できた映像です。

「世界の終わりのものがたり」展でも異彩を放っていたこちらの映像、922日のイベントでは、小さな変化が何を意味しているのかを先生にご説明いただきながら、眺めます。意味を知ると、小さな細胞の中の、小さな変化が大きな意味と衝撃をもって立ち上がってきます。

 

現在、そのサイエンティストトークの準備まっただなか。見尾先生や見尾先生の右腕の運営管理部長の東さんと、頻繁にメールでやりとりをしています。私からはお願いばかりのメールに対し、お二人からいただくメールには、輝く言葉がちりばめられています。

 

東さんからのメールを抜粋します。

 

生殖医療は、医療の前に、生物が持つ偉大な能力をお伝えしてこそ価値があると思います。

 

私達医療者は、決して医療を施しているのでは無く、身体の持つ類い稀な能力に、ほんの少し歩みよらせていただき、模倣させてもらっている(気持ちになっている)、といった感じでしょうか。

 

とにかく、私達が今現在知りうる、身体のしくみの素晴らしさをお伝えしたい、この一心です。

 

皆さん、ぜひ、「この一心」を聞きにいらして下さい。昨夜の、真っ暗な夜空にまぶしく輝く球体「中秋の名月」も心を揺さぶりますが、顕微鏡の下に息づく球体「受精卵」も、きっと見た方の心を動かすはず。

イベントは明後日、922日(日)の14:45から。未来館の3F実験工房で行います。どなたでもご参加できます。ご参加をお待ちしています。

 

イベント詳細情報はこちら↓

http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1308191713910.html

※コメントをする際は「ブログへのコメント投稿について」をご覧ください

※「名前」は、ハンドルネームでも構いません

コメントを残す