決して浮かれてるわけでは......ヒッグス粒子 サイエンティスト・トークのお知らせ

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何度も言うようですが、ノーベル賞で浮かれてませんか?

 さおり

未来館では、来る11月17日(日)

「ヒッグス粒子で探る宇宙の始まり─今、歴史の証人になろう」

というサイエンティスト・トークを行います。

 

昨年夏、標準理論において唯一未発見だったヒッグス粒子。つい先日、ヒッグス粒子の発見が確定したという論文が発表されたばかりです。

その発見の立役者;浅井祥仁先生(東京大学大学院理学系研究科教授)をお招きして、ヒッグス粒子発見の経緯とその意味についてお話しして頂きます。浅井先生はヒッグス粒子を発見したLHCの日本人研究グループの解析責任者。

 決して、ノーベル賞でピーター・ヒッグスさんが物理学賞を取るだろうからと浮かれた気持ちでお招きするんではないんです。

ようこ2

いいですか!ノーベル賞とろうが取るまいが、これはすごいことなんです!! f(^ ^;) 

標準理論の最後のピースといわれていたヒッグス粒子が発見され、この理論が正確なことが分かって、一件落着「めでたし、めでたし」......だけではないところスゴイんです。

 

だって、これで、標準理論が信頼に足る理論であることが確認されると、すでに提唱されている超対称性理論などの新しい理論も自信を持って前に進めるではないですか。

物理は堅実な学問です。足場のないところに頑丈な家(理論)は建ちません。

 

この意味で、半世紀をかけて素粒子ひとつひとつを検証してきた標準理論の完成と同時に、新しい理論の幕開けという歴史的ターニングポイントに、今まさに我々は立ち会っていると言っても過言ではないのです。

 

さらに、標準理論の検証に大きな役割を果たしたCERN(欧州原子核研究機構)の大型加速器に代表されるビッグサイエンスは、ただ建設費や研究費、かかわる人数が莫大であるだけでなく、研究のスタンスも従来のものとは大きく異なります。

 

個人のアイディアで勝負する理論物理と違い、チーム内でケンケンガクガクの議論を戦わせる・・・浅井先生によると、CERNのなかではデータの解析法やその結果をめぐって納得するまで議論する。けんか腰になることもあるそうです。これぞ浅井流「ケンカの流儀」。

 

現場にいる実験家ならではの『戦う研究者』のレクチャーをお楽しみに。

 

決して、ノーベル賞を取りそうだから先手を打っていたわけではないのですよ(笑)

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