ノーベル賞ゆかりの地、スウェーデンにみる発想

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来週の経済学賞を残しておりますが、ノーベル賞の受賞者がほぼ出揃いました。予想をした方、みごと的中させた方はいますか?

 

ノーベル賞といえば、

生みの親、アルフレッド・ノーベルゆかりの地、スウェーデン

みなさんはスウェーデンと聞いて何をイメージしますか?

GamlaStan_from_Katarinahissen_Stockholm_Swe

ウィキメディア・コモンズより引用(撮影者 Oke)

 IKEAの家具、H&Mのファッション、高福祉、教育、

などなど断片的な情報をよく耳にしますが……。

 

何かあるぞ!と思わせるスウェーデン。

いったいどんなところなのでしょうか。

 

そのヒントになるイベントが未来館で開催されています。

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 この展示会ではICT(情報通信技術)」「ライフ・サイエンス」「クリーン・テクノロジー」「ゲーミング」4つの分野に注目してスウェーデンの若手企業20社のイノベーションアイテムを紹介しています。

 

『イノベーティブ、スウェーデン』

        -明日の世界のためのイノベーション20アイテム-

 開催期間:2013102日(水)~1018日(金)(毎週火曜日は休館)

開館時間:10:0017:00 (最終入館 16:30

場所:日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンa

入場無料

 

世界7都市を巡回していましたが、日本では今回が初公開

 

今回、中でも特に印象的だった4つのアイテムをご紹介します。

 1つ目は

 簡易トイレ

 写真(Peepoo)

 

世界には4割以上の人がトイレのない生活を送り、衛生状態の悪さから生じる感染症などで多くの人が亡くなっています。

貧困地域のこうした問題の改善につながるかもしれないこの袋状のトイレは、

排泄物を微生物で分解し、処理後には肥料になるという優れもの。

 

 

ここで使われている技術、バイオプラスチックについては

未来館にも紹介がありますのでぜひごらんください。(5階「地球環境とわたし」)

 

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バイオプラスチックは微生物によって二酸化炭素と水にまで分解されます。これは本来の地球の循環にも存在するものです。

 

 写真

 

 

2つ目は

 太陽光安全水システム

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 容器の中に川などの水を入れ、太陽光に当てておく(26時間)と

紫外線の働きで微生物が殺菌され、70℃の安全な飲み水が得られるというもの。

安全な飲み水が得られない10億以上の人々の助けになるかもしれない。

開発したソルバッテン社は社員10人ほどの小さな会社というから驚きです。

 

 

3つ目は

 携帯電話充電器

 追加写真(携帯電話充電器)

 

一見、ふつうの充電器のようですが、燃料が。水さえあれば充電ができ、非常時を含め電気網のない場所で役に立ち、環境にも優しい燃料電池です。

 

 

4つ目は

 家庭用折りたたみ式3Dドーム

 追加写真 jDome

 認知症の方が、家庭で運動することを支援するための小型のドームで、

例えばグーグルマップのようなデジタルマップを使って、3Dの世界で好きな場所に行く体験をしながらエクササイズができるよう開発されたようです。こちらも社員が2名という少なさです。

普通のゲームとして楽しめるものもあり、幅広い方に使ってもらえそうです。

 

それぞれで使われている技術は、そこまで目新しくはないですが、こうした技術を使って世界的な問題にアプローチしようとするスウェーデンの若者のシンプルな想い、発想の新しさを感じさせる展示会です。またそうした小さなアイデアを拾い上げる支援システムを整えているスウェーデン、とても興味深く感じました。

 

未来館5階の「地球環境とわたし」の常設展示とあわせてぜひ見に来てくださいね。

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