冬を乗り切れ!ヒントは極域の生き物にあり!!(前編)

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寒い日が続きますね...。

アメリカでは記録的大寒波が...なんてニュースが飛び交っていましたが、昨年4月まで沖縄にいた私にとっては東京の冬も十分厳しい寒さです。

さて、昨年末、 「ぶっちー」こと科学コミュニケーター大渕が、ワクワク泣く泣く自分の腕毛をカットして、皆様に捨て身のクイズを出したブログはご覧いただけましたでしょうか? 毛

実はホッョクグマの肌の色は黒色で、毛の色は(白に見えますが)透明なのです。な~んでだ?」  

びっくりシロクマ文字丸ゴ

気になるその理由は...

ズバリ「寒さ対策のため!!!」

毛が透明なので、降り注ぐ太陽の光が肌まで届きます。そして肌の黒色は光と熱を吸収しやすいので暖かい。しかも毛はストロー状で空気をため込むことができるので断熱効果もある(詳しくは大渕のブログへ)!

 昨年末12月21日、22日に開催した「ボランティアイベント」にて、ホッキョクグマをはじめとした南極・北極の生物が寒さを耐え抜く工夫を紹介しました!!

寒いところの生物と言えば、先ほどのホッキョクグマ以外にこんな動物たちもいますよね。

20140121_takahashi_1.jpg

以前のブログから再登場(笑)

まずはペンギンからいきましょう。

これはペンギンの羽毛の写真です。

20140121_takahashi_2.jpg

黒っぽいのは背中の毛、白っぽいのはお腹の毛です。

羽の根元、すごく毛足が長くホワホワッとしているのが見えるでしょうか。

ここに空気をため込み、体と外気の間に空気の層を作ることでペンギンも断熱効果を得ています。

ホッキョクグマ、ペンギンと続けて毛に秘密があったということは、アザラシも毛に秘密が...!?

20140121_takahashi_3.jpg

動物園や水族館では

「かわいいー」「癒やされるー」

なんて声援を受けている、愛されキャラのアザラシ。コロコロポヨポヨした形が人々の心を掴んでいるように感じますが、そのコロコロポヨポヨの源は...

そう皮下脂肪!!!

それこそが彼らの寒さ対策なのです。脂肪は水分、筋肉に比べて熱を伝えにくい性質を持っています。その脂肪をたくさんつけることで、寒さから身を守っています。

ここまで紹介したように自分で体温を作り、維持できる生物(恒温動物)は、熱を逃がさないで「体温を維持する」工夫をして寒さに耐えています。

 

私たち人間も恒温動物です。

私 たちはホッキョクグマやペンギンのような特徴的な毛や肌は持っていませんが、冬になると空気を貯め込める「フワフワ、モコモコ」した衣服を着るのは同じような効果を 狙っていますよね。

 

それでは周りの環境の温度に合わせて体温が変化する生物、変温動物はどうなのでしょうか。

例えば海の生き物。普段目にする機会は少ないけど、南極・北極の海にも生き物はいるんです!

当日は葛西臨海水族園さんより生物の標本をお借りして展示しました。

極域標本

写真はほんの一部ですが南極や北極の甲殻類・魚類です

 

PC215422

みんな見慣れない魚や甲殻類に興味津々。

 

こっそり人気投票もしてみました(笑)

極域生物標本人気投票

担当の科学コミュニケーターの好みが存分に反映されていることは...ないしょの話(笑)

 

さて、話を本題に戻しますが、

これらの生き物がすんでいる極域の海は、平均マイナス2℃~マイナス3℃(海水は0℃では凍りません)

北極、南極の最低気温はそれぞれマイナス40℃、マイナス90℃くらいなので、陸上の寒さに比べれば海の中はたいしたことないように感じますが、それでも水が凍るには十分な温度ですよね。

それなのに、なぜ極域の海の生物は凍らずに生きていけるのでしょうか。

気になる秘密はブログの後半でお話したいと思います。

次回をお楽しみに!

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