切断者陸上チーム「ヘルスエンジェルス」の練習に行ってきた

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こんにちは、鈴木啓子です。

2014年3月15日、春の気持ちいい天気の中、障害者スポーツセンターに行ってきました。JR王子駅から川沿いに歩くこと15分程度。大きな特別支援学校の目の前にありました。

そこに集まっていたのは下肢切断者を中心とした、誰でも楽しく参加できる陸上チーム「ヘルスエンジェルス」月一回開催する練習には、幅広い年代の人が、遠方(三重や愛知からも!)から集まってきます。この日は60人ほどがきていました。

 

大きな家族のような練習会で、まずは「はじめましての人」の挨拶。

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次は、体幹を鍛えるストレッチ。

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義足を軸に、健足を伸ばしています。このストレッチ、一緒にやりましたがお腹にくる...!

 

そして短距離を歩く、走る、をすませたら、トラックでの疾走へ。

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速い!

見ていて、自分の身体をよく知っているな、という印象を受けました。

地面をどう蹴れば、バランスを保てるのか。

どこまで力強く地面に降りれば次の足運びができるのか。

上半身の姿勢までしっかり保てている人は速いのです。

 

みんなずっと笑顔で、走り終われば声をかけあっていて、すっごい楽しそう。

私は混ざりたくてうずうずしたので、こらえきれなくなって一緒に走りました。

走る前は、伴走して足の運び方をよく見ようと思っていたのですが、そんな余裕はまるでなく。

抜かされないようにするのに精一杯で、一緒に走っている人たちがどんなフォームで走っているのかなんて、もう、いい!走っているだけで楽しいから!

そんな気分で走っていたら、最後の最後で抜かされました。むきー!

 


 

この練習をしている間、義肢装具士の臼井二美男さんがトラックの脇でみんなの義足の調整を行っていました。何かあったらすぐに声をかけ、違和感のある場所などを聞き、よりよく走るための調整を繰り返しているそうです。

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切断者の人たちも、自分の義足をドライバーや六角レンチですぐに調整している様子が見られました。

義足はその人の身体の一部だということを実感しました。

 

 

その後、体験義足をはかせてもらえることになりました。これは、健足を膝から曲げて、すっぽり覆うソケットの中に入れ、足の裏をベルトで固定するというもの。一緒に来ていた未来館スタッフの羽田野の体にぐっと体重をあずけて、はいてみました。

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全然立っている感じがしないというのが第一印象。

体験義足をつけていない方の左足で、片足立ちしている感覚です。義足が地面についているという感触もないし、義足をつけた右足に体重をかけたら、倒れてしまう。そう思いました。義足を体の後ろに蹴り上げて、そのあと蹴り出すのだと言われて、頭で理解はできるけど、身体にうまく命令できない。

何度かやってみたら、少しだけ動きました。

 

体験義足をはいてわかったことは、ヘルスエンジェルスのみなさんは、脚の切断や義足をはくリハビリを乗り越えて、自分の身体をよく理解し、少しずつトレーニングを重ねて、こうして笑顔で走っている、ということでした。

まだまだ語りきれないことばかりですが、はっきり言って、ご本人たちに会うのが早い! というわけで、最後にみなさまに宣伝です。

4月6日(日)、企画展「THE世界一展 ~極める日本!モノづくり~」の関連イベントとして、トークイベントを行います。題して「夢をかなえるモノづくり~パラリンピックと日本の技術」トークイベント「ユニバーサルな社会を目指す、目と手
パラリンピックで戦う選手を支える義肢装具士、写真家、プロダクト・デザイナーの3名のトークと、ヘルスエンジェルス所属の義足アスリートのパフォーマンスを行います。
ヘルスエンジェルスのみなさんと交流できるこのチャンス、ぜひお見逃しなく!
Ustreamでの中継も行いますので、合わせてお楽しみください。

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日時:2014年4月6日(日) 13:00-15:00

場所:1階 インフォメーションロビー

参加費:無料

主催:日本科学未来館、中外製薬株式会社

Ustreamはから

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追記

 

本ブログ内で義肢装具士の臼井二美男さんのお名前を間違えて記載してしまいました。

2014年4月1日(火)20時頃、訂正しました。深くお詫び申し上げます。

大変申し訳ございませんでした。

鈴木啓子

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