未来館で『養殖』始めました! その3

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月1回ペースで活動していた、クラブMiraikanのチーム『ジュニアようしょく魂セブン』。

3月末には総まとめの発表会を行い、無事に全回終了しました。

今回のブログでは、3回目に行った活動をご紹介します。

3回目は、前回に自分たちで行った人工授精で得られたヤマメの受精卵を観察しました。

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飼育水温と日数をかけたものを積算温度といいますが、ヤマメの場合、積算温度が200℃になると目視でヤマメの目が確認できるようになり(発眼卵と言います)、400℃になると孵化が始まります。みんなで観察したのは、人工授精から数えて34日目。積算温度は約350℃でした。

 

顕微鏡をのぞくと...

 

 

小さな命の、でも、力強い拍動を目にすることになりました。

自分で生み出した生命をじっと見入る子どもたち。

発する言葉は少なくても多くを感じていることが表情から読み取れました。

 

実は予定より早く孵化した卵も多く、稚魚の観察も行いました。

 

 

人工授精を行った日は、スーパーで売っているイクラと見た目の差は感じられなかった受精卵。しかし、1ヶ月間の卵の中での成長を振り返ると、生命の神秘さを感じずにはいられませんでした。

 

さて、午後からは一般の来館者に自分たちの活動について、科学コミュニケーターとして説明しました。原稿も自分で一から用意。ボランティアさんにも協力してもらいながら、自分の言葉で原稿をつくります。

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しかし、この作業、思ったよりも難産でした。それもそのはず、子どもたちにとって、初めて会う人たち(もちろん大人も含む!)に自分から声をかけ、何かを説明する機会などそうそうありません。何度も原稿をかき直しては、スタッフやボランティアさんを相手に練習して、を繰り返し、準備しました。

 

そして、いよいよ本番!

緊張のため、なかなか初めの一歩が踏み出せませんでしたが、だんだんとコツをつかみ、最後には科学コミュニケーターとして堂々と説明をしていました。

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では、最後に子どもたちの感想を紹介します。

 

『今回は、水槽の前で一般来館者に、説明をしました。自分は一番最初に説明したので、きんちょうしました。けれど自分の好きな事を話すので楽しく話せました。また、話す機会があるから、次は、今回よりわかりやすく説明したいです。』(武田君)

 

『やはり、何をやるのでも一番最初が一番きん張する、という事を実感しました。僕たちは今回、来館者の方たちに直接、僕たちの養殖プログラムについて説明しました。最初に説明してくれたのは、武田君でした。僕が一番緊張したのは、興味のありそうな来館者に声をかける時でした。しかしその壁を越えると、後は勝手に手足や口が動いてくれて、楽に説明ができました。あっという間に三人の来館者に説明していました。しかも、ボランティアさん達にほめられた時の達成感はすごいものでした。ただ一番最初にやる勇気がなかったので、今度は一番に手を挙げたいです。』(武正君)

 

『今日は養殖の光と影(良い点と悪い点)について勉強しました。私は、完全養殖には何も問題は無いと思っていましたが、良くない事もあるんだと思いました。そして、久保さんに「養殖をこのまま続けても良いのでしょうか?やめるべきでしょうか?」と言われて、ドキッとしました。』(椎名さん)

 

私が「子どもたちによる説明」を企画した理由は、未来館で初めて出会った来館者同士でもっと話ができたら良いな、と思ったことが切っ掛けでした。子どもたちが来館者と楽しそうに話をしているのを見て、今後もこのような取り組みを続けていこうと思いました。

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