オトナロイドを使って実験しました

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アンドロイドと人間は、どんなコミュニケーションをしているの?

今年6月に未来館にやってきた成人女性のアンドロイド「オトナロイド®」。みなさんはオトナロイドの操作体験や対話体験、もうやりましたか?11月5日(水)、このオトナロイドを使った対話分析の実験が行われました。

アンドロイド実験1.JPG

オトナロイドの開発に関わったATR(株式会社国際電気通信基礎技術研究所)の港隆史先生も実験に参加。対話に夢中です。

今回の実験で試みるのは、オトナロイドと人間の対話データのパターン解析です。

「どこから来たんですか?」

「未来館は初めてですか?」

「この後、どこに行かれるんですか?」 

こんな、たわいもないオトナロイドと来館者の日常会話をビデオで記録します。たくさんデータを取得すると、話の内容を分類することができます。

いろいろな人と話をするオトナロイドですが、もし話をしている会話の内容が、他の来館者と話している時も、ほとんど変わらなかったとしたら... 

オトナロイドに事前に質問や答えをインストールしておけばよくなります。そうすれば、遠隔操作でオトナロイドを操作しなくても、自立したオトナロイドが受け答えをしてくれるようになるわけです。

実験結果は現在解析中ですが、対話の内容をよく聞いていると、初対面の人との会話なんて、本当によく似たトピックしかでてこないことに気付きます。また、お互いの立場(設定)が、話の内容に非常に深く関わってきそうです。おそらくオトナロイドがカフェのカウンターにいたら、 

「ご注文は何になさいますか?」

「ありがとうございました」 

を何百回と繰り返すことになるはずです。こうした特殊な環境から自立したロボットが活躍する、そんな未来はすぐにやってくるのだと思います。

実験にご参加いただいた方にとっても、オトナロイドとの対話は特別なものだったようです。

アンドロイド実験2.PNG

上の写真のお客様はこんなことをおっしゃっていました。 

「(オトナロイドの)向こう側に操作している人がいるってことは、電話みたいなものだってことですよね。でも電話とは、何かが違いました。電話は料理したりしながら、よくするんですけどね。なんか今回はかしこまっちゃいました」 

「オトナロイドの向こう側に人はいるので、人と話していることはわかってるんですけど、なんかちゃんと接しないといけないというか。目の前の人間と話している、そんな印象を受けました」

オトナロイドとのたわいもない会話の中にあった、電話とはなんか違う違和感。それはオトナロイドに感じた特有の「存在感」なのかもしれません。 

では、私たちはオトナロイドのどこに人間らしい存在感を感じるのでしょうか?

人間によく似た見た目? 視線? 表情? 動き? 

これは、体験してみないとわかりません! 今後も実証実験は続けていきますので、みなさんもお楽しみに。

そして、ここで告知を1つ。

このブログにもでてきました「人間らしい存在感」について、もう少し話を聞いてみたいと思ったあなた!

オトナロイドの監修者である石黒浩先生が登壇する、非常におもしろいイベントをご紹介します。 

■日時:H26年11月22日(土)13:00~14:30

場所:ラカグ2F soko(〒162-0805 東京都新宿区矢来町67番地)

タイトル:「人間らしさを最小限にデザインしたら、こんな形になりました」

講師:石黒浩(ATR石黒浩特別研究所 所長(客員)、大阪大学 特別教授)

     内田まほろ(日本科学未来館 展示企画開発課課長)

HP: http://peatix.com/event/59483/ 

当日は石黒先生の最新研究結果のひとつで、人間らしさを最小限にデザインし具現化したメディア「ハグビー®」も登場するとのこと。

ぜひチェックして下さい! 

※「オトナロイド」は株式会社国際電気通信基礎技術研究所と株式会社電通の登録商標です。

※「ハグビー」は株式会社国際電気通信基礎技術研究所の登録商標です。

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