ロボ・リポート2015 ③Pepperはなぜあの顔なのか?~Pepper開発者・林要氏

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こんにちは。 志水です。

ロボットとのくらしを考えるトークイベント「未来設計会議『創られるパートナー ~ あなた+ロボット=幸せ?』」が今週末3月29日(日)に迫ってまいりました。

http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1503051018010.html

当日参加も大歓迎ですので、どうぞ未来館へお越しください!


  

さて、今回のロボ・リポート2015では、29日にご登壇いただくソフトバンクロボティクス株式会社の林要(はやしかなめ)さんのお話を少しだけご紹介しましょう。

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林 要 さん


  

林さんがリーダーを務めるチームが開発したロボットは、みなさんご存じ...
  

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そう!感情認識パーソナルロボットの「Pepper(ペッパー)」です!

Pepperは、会話の中で私たちの気持ちを汲み取り、楽しい気持ちにさせてくれるロボットです。 29日には未来館でもご覧いただけますので、興味のある方は是非お越しくださいね!

それにしても、不思議なかたちをしていますね。二足歩行はせず、底部についた3つのボールを転がすことで移動します。顔もなんだかとぼけた感じ。なぜこんな形になったのか?林さんに伺ってきました!

林さんがこだわった点の一つは、「人とコミュニケーションをとる」ということ。そのためには、まずヒト型であることが重要だといいます。

林さん:「ヒト型だと人間がロボットの行動に意味づけをしだすのです。」

私たちがロボットとコミュニケーションをとるためには、目の前のロボットが「話し相手」だと認識することが必要。ロボットという「モノ」を「話し相手」として意味づけするには人間に近い見た目が重要です。

じゃあ、人間そっくりにしたらいいのでは?と思ってしまった志水。例えば、人間と同じように二本の足で歩けたら、お散歩も一緒にできそうですし、より感情移入できそうですよね?

しかし、二足歩行ではロボットが転倒するリスクがあります。階段の上からロボットが転がり落ちてくる、となったら大変ですよね。ヒトに近い形でありながら、安全なロボットでなければならない。ロボットがパートナーとなるためには、細かい気配りが必要なのです。

実際Pepperのかたちが決まるまでには、さまざまなデザインがあったそうです。 その中で興味深かったのは、Pepperの顔。ちょっととぼけたようなその顔はどのように決まったのでしょうか?

林さん:「まず、キャラクターに寄せすぎると人によって好き嫌いがでるというのがあります。好き嫌いがでると、人とのコミュニケーションが偏ってしまい、そこからPepperが学習する内容も偏ってしまいます。だから敢えてニュートラルなデザインにしました。 加えて、顔に威圧感がないことも大事です。そのような顔の代表は赤ちゃん。丸っこくて目が大きいですよね。」

開発チームでは、赤ちゃんの顔以外にもキツネのような顔や首が長い宇宙人のような顔もつくったそうなのですが、結局赤ちゃんのような丸顔に落ち着いたそうです。

そのようなデザインもあって、Pepperは親しみやすいキャラクターになりました。Pepperはこれから私たちとどのような暮らしを営んでいくのでしょうか?林さんが描く将来像とは?


  

...そのあたりは、3月29日(日)の「未来設計会議」でご紹介しましょう。

(「えーーーっ!」という声が聞こえてきそうで恐縮です...。)

Pepperと暮らしたい方も、ちょっと考えてしまう方もぜひお越しください! (インターネットで生中継もしますよ。)

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準備を進めるスタッフは、登壇者のお三方と会場やニコニコ生放送を

ご覧のみなさんの討論から新たな発見を生み出すべく、鋭意準備中です!

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未来設計会議「創られるパートナー ~ あなた+ロボット=幸せ?」

http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1503051018010.html


  

日時:2015年3月29日(日) 14:00~16:00(13:30受付開始)

場所:日本科学未来館 7階 未来館ホール

定員:300名(事前申込制。上記HPよりお申し込みください。)


  

登壇者:大槻 正 氏(「AIBO」の開発者)      

     株式会社インタラクティブラボラトリー 顧問      

     独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)フェロー      


  

     林 要 氏(「Pepper」の開発者)      

     ソフトバンクロボティクス株式会社 プロダクト本部 PMO室室長      


  

     遠藤 薫 氏(「初音ミク」のような技術と人の関わりを探る社会学者)      

     学習院大学法学部 教授


  

ファシリテーター: 本田隆行(日本科学未来館 科学コミュニケーター)


  

※持ち運べるロボットをお持ちの方は、会場まで一緒にお越しいただくのも大歓迎です。

※本イベントはニコニコ生放送でライブ中継を行う予定です。

http://live.nicovideo.jp/watch/lv213748229%20

放送時間前に予約をすれば、イベント終了後に見ることもできます。

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