4月4日までに知っておきたい『細胞』のはなし

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こんにちは、科学コミュニケーターの濱です。
先日、未来館の新しい実験教室「iPS細胞から考える再生医療」についてご紹介いたしました

本日はその続編と、「細胞たち研究開発中」オープニング記念イベントのお知らせです。

<オープニング記念イベント>
サイエンティスト・トーク
「細胞、からだ、私。 ― 医療を選ぶ日までに聞いておきたい『細胞』のはなし」
※当日参加可(当日満席になりましたらご案内致しかねますので、ご了承ください。)

浅島先生.jpg

浅島先生は新展示「細胞たち研究開発中」の総合監修者で、卵から生き物の身体ができるときになくてはならない「アクチビンの発見者として知られています。

実験教室は直接にはアドバイス等いただいたわけではありませんが、ひそかにふか~いつながりがあるのです。

実験教室「iPS細胞から考える再生医療:分化誘導編」では、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から心筋細胞を作る実験を行います。その際に、浅島先生の発見したアクチビンを使っています!

iPS細胞がさまざまな部位の細胞へと変化(分化という)する能力を持っていることは広く知られていますね。

では、どうやって?

答えは「環境を変化させる」です。

実は、細胞は自分の周りの環境を敏感に感じ取っています。私たちの目には見えませんが、細胞同士はお互いに物質のやりとりをして、コミュニケーションをとっているのです。
それが顕著なのが、受精後に体が形づくられてゆく時です。

最初は同じ性質の細胞のかたまりとして、分裂増殖を繰り返してゆきますが、次第に細胞ごとにかたまりの中での位置などの「環境」によって変化が表れはじめます。
ヒトの体はこの時期に大きく3つの種類に分かれます。皮膚や神経などとなる「外胚葉」、血管や心臓などとなる「中胚葉」、胃や腸などとなる「内胚葉」の3つです。そしてさらに、成長を続けながら、最終的に260種類もの細胞でつくられた体ができあがるのです。

三胚葉.png

前述のアクチビンは、中胚葉へと分化させる物質として発見されました。
実験教室でもiPS細胞から心筋細胞をつくるための第一段階の分化のために使用しています。

分化.png

アクチビンの発見は、幹細胞からさまざまな細胞への分化の先駆けだったのです。

浅島先生のお話が聞きたくなってきましたか?

4月4日はぜひ、未来館でサイエンティスト・トーク「細胞、からだ、私。 ― 医療を選ぶ日までに聞いておきたい『細胞』のはなし」をお楽しみください!

<イベント概要>

サイエンティスト・トーク 「細胞、からだ、私。 ― 医療を選ぶ日までに聞いておきたい『細胞』のはなし」
・開催日時:2015年4月4日(土)14:30~15:30
・開催場所:日本科学未来館 7階 イノベーションホール
・対象:どなたでもご参加いただけます(講演内容は小学5年生以上を対象にしています)。
・定員:100名(当日参加可)
・参加費:無料
ニコニコ生放送にて中継します。タイムシフト予約はお早めに

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