研究のカギは「話す」にあり!アンバサダー・プログラム活動レポート②

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こんにちは。志水です。

もう7月。夏休みまで1カ月を切り、わくわくしている方も多いのではないでしょうか。

 

えっ?「自由研究のことを考えると気が重くて...」ですって?

 

自由研究のテーマをどうするのか、悩ましいですよね。 そんなみなさんに、ぜひご覧いただきたいのがこちら!

高校生・大学生がバイオテクノロジーの研究をする「アンバサダー・プログラム」です!

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このプログラムでは、「アンバサダー」となる5名の高校生・大学生が8カ月間にわたって調査研究を行い、バイオテクノロジーと社会の関わりについて学び、明らかにしていきます(詳しくは新山の記事をご覧ください)。

4月から活動をスタートして約2カ月半。最初は漠然としていたテーマもしっかり定まって、着々と歩みを進めています。

彼らがテーマをどのように具体的にしていったのか。カギは「話す」ことにあります。自由研究を考えているみなさんも、どうぞ参考になさってください!

 

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「話す」①

考えの異なる海外のアンバサダーに研究を紹介!

アンバサダーたちは、ただ研究をするだけではなく、自分の考えや研究成果を発表したり、海外のアンバサダーと交流したりもします。

4月18日、海外のアンバサダーとオンライン交流を行いました。参加したのは、ポルトガルとベルギーのアンバサダー。未来館のアンバサダーと同年代の学生です。

 

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スクリーンには、ポルトガルの3名、ベルギーの1名が映っています。

 

このときのオンライン交流のテーマは、お互いの研究テーマを紹介すること。一人あたりの時間も短く、さらに慣れない英語で伝えなければいけないとあって、ポイントを絞って絵やジェスチャーを交えながら一生懸命伝えます。


 

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アンバサダーの東野くんも、マイクに向かって、はきはきとした口調で発表しています。

 
 

私は、彼らの発表を横で見守っていましたが、「高校生や大学1年生が、英語で発表をできるなんて、肝がすわっているなあ。」と感心しきりでした。

アンバサダーの発表を一緒に準備していて気付いたことがあります。それは、準備をしていく中で、初めは漠然としていた研究テーマも、徐々にまとまって、絞り込めてきたということです。

自分の研究をわかりやすく話すためには、研究目的やテーマを明確にしておかなければいけません「話す」ことによって、自分のやりたいことがはっきりするようです。

また、オンライン交流ではアンバサダーの参考になることがもうひとつありました。 それは、「異なる視点からの考えを知る」こと。ポルトガルやベルギーも同じようにバイオテクノロジーについての研究を行っているのですが、捉え方が異なっていました。

例えばポルトガルでは、バイオテクノロジーを"White Biotechnology" "Green Biotechnology" などと色で独自の分類をしていました。"Green Biotechnology"は森林などの自然環境に関する技術、といった具合です。バイオテクノロジー全体を広くながめて、そのなかで個々の技術がどのような位置づけにあるのか。これは、未来館のアンバサダーにもぜひ身につけてほしい視点だと思います。

 

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「話す」②

アドバイザーに研究を相談してみよう!

5月24日には研究の中間報告会を行いました。本プログラムにご協力をいただいている製薬企業Biogen(バイオジェン)の方や科学館の方を前にして研究計画を発表し、アドバイスをいただいたのです。

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バイオジェン・ジャパン株式会社研究開発本部長の鳥居慎一氏。

研究のプロフェッショナルです。

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千葉市科学館 プロジェクトアドバイザーの高安礼士氏。

こちらは科学コミュニケーションのプロフェッショナル。

 

報告会では、研究テーマやこれまで調べたこと、研究計画を5分間で発表しました。

 

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服部さん(スクリーン右)はトップバッターにもかかわらず、堂々とした話しぶりです。

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お弁当の時間も議論は白熱しました。

本ブログでおなじみの当館・詫摩(右端)も興味津々。

 

アドバイザーからは、「たくさん調べているが、ここからストーリーをしっかりつくることが大事」「現状と課題を明確に区別しよう」など大学のゼミのような指摘も。論理的なアドバイスにアンバサダーたちも大きな刺激を受けたようです。

研究を一人で進めるのは大変なことです。私たち科学コミュニケーターがメンターとしてサポートしていますが、それだけではなく、研究者などさまざまな方にサポートをお願いしています。アンバサダーたちもいろいろな方と「話す」ことで、研究計画を常に更新すし、行き止まりに迷い込まないようにしています。今回の中間報告会は、自分の研究を客観的に見る良い機会になりました。

 

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アンバサダーたちは「話す」ことで、①自分の考えを明確にし②異なる考えを取り入れ③アドバイスを元に研究を客観的に見直す、ことを繰り返しています。このプロセスは、夏休みの自由研究を考えている皆さんにとっても役立つものだと思います。ぜひたくさん「話」をして、興味をもてる研究テーマを見つけていただければと思います。

そして、アンバサダーたち、

研究は夏が勝負だ!私たちメンターと一緒にがんばりましょう!

 

次回の活動レポートでは、5人のアンバサダーたちの研究を詳しくご紹介しましょう。

(まずは、メンターの新山さんよろしく!)

最後に、中間報告会での5人の雄姿をご覧ください。

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