未来館でお月見!Moonは月のみにあらず!?

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みなさん、こんにちは!ブログでは「はじめまして!」になりますね。 科学コミュニケーターの浜口友加里です。

さて、突然ですが明日9月14日(月)は、新月です。

この月が日の経つごとに夕方の空で満ちていき、旧暦15日を迎える9月27日(日)...この日の月は「中秋の名月」と呼ばれ、1年で最も美しいとされています。

さて、このブログは、未来館、秋の恒例イベント、「中秋の名月 未来館でお月見!2015」のお知らせです。

今回の未来館のお月見は、いつも見ている月からぐっと視野を広げてみました。

2015年のテーマは「MOONS」です。

ん?月(Moon)が、なぜ複数形になるのでしょう?

MOONSとは、宇宙に存在するあらゆる惑星の周りを回る衛星を意味しています。

地球の衛星、月(the Moon)だけでなく、太陽系の他の惑星の衛星(moons)も一緒に愛でてしまおうという、今までにない、新感覚のお月見なのです!

9月19日(土)から27日(日)までのシルバーウイークは、未来館は丸ごと「お月見ウイーク」!(火曜日の22日も開館します)

本物の月が昇る夜には、未来館は閉館してしまいますが、晴れでも雨でも曇りでも、白昼堂々みなさんにお月見を楽しんでいただける、さまざまなイベントをご用意しています!

○イベントその1:サイエンス・ミニトーク「太陽系月めぐり」○

このミニトークでは、「Mitaka」(国立天文台4D2Uプロジェクト提供)というソフトを使って、 太陽系のいくつかの惑星から実際に見えるであろう星空を科学コミュニケーターがご案内します。

火星の空で、火星の「月」はどんな風に見えるのでしょう。土星は?木星は?太陽系を旅しながら、それぞれの惑星の「月」を堪能しましょう!

地球の夜空は、こんな感じに映し出されます。

20150913_hamaguchi_01.jpg

時間ごとの推移も見られるので、プラネタリウムのようで楽しいです。

ちなみに、Mitakaは某ゲーム機のコントローラーで操作します。

20150913_hamaguchi_02.JPG

実はあまりゲームをやったことのない浜口...只今必死で練習中です!

開催日:2015年9月19日(土)〜9月26日(土) 時間:13:30〜13:45

○イベントその2:特別版サイエンス・ミニトーク「研究者と一緒に、月隕石の世界をのぞこう!」○

お月見ウイーク最終日、9月27日(日)13:30~のサイエンス・ミニトークは、時間を30分に拡大してお送りする特別版です!

ゲストとして、千葉工業大学惑星探査研究センターの荒井朋子先生をお招きして、お話をうかがいます。

荒井先生が南極まで行って隕石をとってきたエピソードなど、ここでしか聞けない話が満載です。

先生は宇宙に関する様々なプロジェクトに従事された経験をお持ちなので、月隕石の話だけでなく、月面探査や彗星探査、そして話題の「はやぶさ2」のミッションなど、宇宙開発の現場ならではの裏話が聞けるかも・・・?

開催日:2015年9月27日(日) 時間:13:30〜14:00

○イベントその3:「The Moon on Geo-Cosmos」○

20150913_hamaguchi_03.JPG

お月見ウイーク期間中は、いつものGeo-Cosmosが、なんと月に変身します こんなチャンスは1年のうちでこの期間だけ!

直径6mの球体ディスプレイに映し出された月の表面には、クレーターがはっきりと見え、手を伸ばせば届きそうな大迫力です。

地球からはほとんど見えない月の裏側の様子もばっちり見えます。

毎時50分から、5分間の上映なので、くれぐれもお見逃しなく!

特に10:50、13:50、15:50の上映は、有人月面探査に関する科学コミュニケーターによるナレーション付きなので必見です!

開催日:2015年9月19日(土)〜9月27日(日)

他にも、太陽系の個性豊かな衛星に関する知識を深めるパネル展示や、クラブMiraikan会員限定の隕石観察イベントなどもあります。

シルバーウイークは未来館で、ひと味違ったお月見を楽しみましょう!

みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

【おまけ】

中秋の名月といえば、蘇軾(そしょく)という昔の中国の詩人がとても美しい詩を残しているので紹介します。

   暮雲収め尽くして清寒溢れ

   銀漢声無く玉盤を転ず

〜日が暮れて、雲はすっかり消え去り、辺りはひんやりとした清々しい空気で満たされた。 天の川には、玉の盆のような満月が音も無く昇った。〜

(現代語訳:浜口)

目を閉じて、この情景を想像してみてください。

秋の心地よい夜風の中、静かに輝く満月。少し視野を広げると、夜空には天の川の星々がいくつも輝いています。

実際には、満月の光が明るすぎて、この詩のように天の川と満月の協演を目で見るのは難しいかも知れません。

しかし、想像の翼を広げて、見上げた夜空の月から宇宙へ、果てしない世界の広がりに思いを馳せてみるのも風流でいいですね。

はるか昔から、人々の心を魅了し続けてきた美しい月の姿。

みなさんは、今年の名月にどんな想いを重ねながら、夜空を眺めるでしょうか。

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