イベント「迫りくる!薬が効かない"ばい菌"たち」次回は2月18日!

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みなさん、こんにちは!科学コミュニケーターの高橋明子です。

相変わらずインフルエンザなど、いろいろな感染症が大流行中ですが、みなさんご無事でしょうか?

さてそんな感染症シーズンですが、先日未来館で「迫りくる!薬が効かない"ばい菌"たち」というイベントの1回目を2月12日に実施しました!


3連休の最終日ということもあり、本当にたくさんの方に参加していただきました。


来ていただいたみなさま、本当にありがとうございました!

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こちらのイベント、今はよく効いている薬が将来効かなくなってしまうかもしれない、そんなちょっとこわい問題について知ってもらうために実施しています。

病院でよく処方される抗生物質(抗菌薬)、特に小さなお子さんをお持ちの方、年配の方にはおなじみかもしれません。


細菌が原因の病気を治すのには欠かせない抗菌薬ですが、実はこの抗菌薬が効かない細菌たちが世界中のあちこちで生まれて大問題になっています。


え?生まれるってどういうこと?悪い研究者が悪い細菌でも作っているの?と思うかもしれませんが、違うのです。


生まれる場所はなんと患者である私たちの体の中。そしてその原因のひとつは、私たちの薬の飲み方。


イベントの中では、この薬が効かないスーパー細菌誕生の秘密はもちろん、どう薬を飲んだらいいのかについてもお話していきます。

でも。薬の飲み方もとっても大事なのですが。


もっともっと大事なことがあります。


病気にかからないことです。


そもそも病気にかからなければ薬を飲まなくていいのですから。

というわけで、こちらのイベントでは予防の基本、手洗いのワークショップをやっています。


え?手洗い?そんなの毎日やっているよ、なんでわざわざ未来館行って手を洗うの?と思った方。


実は手洗いもコツがあるのです。意識していないと意外に汚れって落ちないんです。


実際、イベントの実施中には老若男女問わず、あちこちで悲鳴が...。


20180215_atakahashi_02.jpgブラックライトで光っている部分が洗い残し

もちろん中には学校などで教えてもらって上手に落とせている手洗いマスターもいました。


みなさんの手洗いはちゃんと汚れが落とせていますか?(私は全然ダメでした)


こちらのイベント、2回目を2月18日(日)に実施しますので、ぜひ自分の手洗いを確認しに来てみて下さい!

こちらのイベント、手洗いのワークショックだけでなく、みなさんの手の微生物の量を測ったり(こちらは先着10名様×3回限定です)、感染症の専門家を招いてのトークを実施したり、楽しいコンテンツをいろいろご用意しております。


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どれくらい自分の手のひらに微生物がいるのか、ドキドキ...


20180215_atakahashi_04.jpg松永展明先生(国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター)によるトーク

この機会にみなさんも"ばい菌"博士になりに、未来館に来てみませんか?


2回目は2月18日(日)、お待ちしています!


イベントの詳細はこちら
<http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1801221322465.html>

この記事への2件のフィードバック

手洗いは大事ですよねぇ。
キレイに洗っているつもりでも結構洗い残しってあるのですね。

ばい菌が口から侵入して病気になってしまうのは嫌ですが、
ほぼ無菌な状態って本当に人体にとって良いのでしょうか?
とっっっても清潔な環境で生活すると免疫力が低下して
かえって人体にとって好ましくないようになってしまわないでしょうか?

もちろん、体に対する危険性の大小を選り分けて
洗い流すことはできないので、手をキレイに洗うしかないし、
医療関係者や細菌を扱う研究者、感染症にかかりやすい環境で
過ごす場合などは、キレイに手洗いすることはとっても大事だと思うのですが

普段生活しているような環境では、
ブラックライトで光って見えるような洗い残しがあって
雑菌の侵入を許容しても良いのじゃないかと...

貴重なコメントをありがとうございます。

おっしゃる通り、清潔すぎる(微生物がいない)のは人体にとって必ずしもよいことではありません。
私たちの皮膚の上には、たくさんの微生物が普段からいます。
この中には、病原性のものもいますが、無害な常在菌もたくさんいます。
常在菌たちがたくさんいることによって、病原菌が入り込めないバリアの役割を果たしてくれています。
本来、病原性のものだけを洗い流せればよいので、洗いすぎで常在菌までいなくなってしまうのはむしろ逆効果になります。
さらに洗いすぎは手荒れの原因にもなります。
手荒れで皮膚の表面がガサガサになると、そのすき間に病原菌が入り込みやすくなり、手洗いの効果が落ちてしまうといわれています。
日頃からハンドクリームなどで手荒れ対策をするのをオススメします。
手洗いは大事だけれど、洗いすぎにも注意、ということですね。
(もちろん医療関係者など、衛生を徹底しなければいけない場合は別です)

また、手洗いローションは通常の手洗いではやや落ちにくい仕様になっています(メーカーにもよりますが)。
手洗いローションの目的は、光るところがなくなるくらいまで洗う、というよりは、自分の洗い残しのクセを知ることです。
洗いすぎはよくないけれど、全然洗えていない部位(病原菌が残っている部位)があるのも困る、ということです。

ご指摘の通り、微生物を完全に排除する必要はありません。
手洗いの目的は病原菌を洗い流すことです。
洗い残さず、洗いすぎずに手洗いをしていただいて、感染予防につなげていただければと思います。