「膜天井の裏側」を撮る!

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膜天井として新しく生まれ変わった未来館の天井。そのコンセプトや課題については、これまで「天井修復レポート」でお伝えしてきた通りです。そこでは、文章はもちろんですが、写真も多く取り入れて、読んでくださる皆さんがイメージしやすいように心がけてきたつもりです。そのような写真はどうやって用意したのか、今回は撮影にまつわる裏話をしてみます。

天井のレポートを書くという話が決まった頃は、天井はおろか建築のことも初めて聞く話ばかりで、正直なところ分からないことだらけ。そんな中、レポートするにあたって一番印象に残ったのは、膜天井の工事現場に入らせてもらったことでした。百聞は一見にしかず。自分の目で見て写真に残して、普段は絶対に見られない世界を伝えられたらと思ったのです。

さて、そんなわけでヘルメットとトランシーバーを装備して、「関係者以外立入禁止」と貼られた階段を上がって、そして狭いはしごをよじ登って……、辿り着 いたのはブルーシートで覆われた足場の上。その隙間からは、25 m下のエントランスフロアが丸見え。高所恐怖症でなくても、ちょっと身構えてしまいます。こういう場所で平然と進められていく作業、皆さんは様子を想像で きていましたか?

さて、そんな様子で、もう一つ。膜構造を取り入れた建築物の紹介には、どうしても写真があった方がいいと思い、国際展示場駅や東京ドームまで実際に足を運んだりもしました。

東京ドームの膜構造らしさを撮るなら、やはり上からと思い、すぐ裏にある文京シビックセンターの25階の展望台に上ることに。しかし、東京ドームを見下ろす向きは、展望レストランに入らなければ撮れなかったので、少し値段は張ったけれどレストランに入ることに。そして、窓際の席を希望したがために30分ほど待つことに……。何気ない写真かもしれませんが、地味な苦労が詰まった一枚でもあります。

あ、でも展望台の眺めはとても素敵なので、近くに来たときには寄ってみるのはお薦めです。

泥臭くもあり、青臭くもあり。そんなこんなの体と足を使った撮影で、天井修復レポートの写真は出来上がっていたのです。それらが、皆さんの想像力をかき立てるのに少しでも役立てていれば、撮影者としての喜びに勝るものはありません。

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