羊も衣がえ!?

このエントリーをはてなブックマークに追加

羊の毛刈りは人間のお仕事

休日に千葉市動物公園に行ってきました。日曜ということで、園内は大賑わい。その中でも特に人気を集めていたのは、羊の毛刈り教室!体重80kgほどの羊を抱えたお兄さんが、みるみるうちに羊の毛をカット。ものの5分で、羊は丸刈りになり、とてもさっぱりした様子でした。

なぜ羊の毛刈りをするのでしょう?羊の毛は自然には生え変わりません。人間が、羊の毛を利用できるように、そのような品種に作り上げてきたからです。


毛にはウロコがある

毛刈りショーの後、刈り取られた毛を使ってフェルトボール作りを体験しました。

 

石鹸を溶かしたぬるま湯に浸して、手でもみもみ。すると少しずつ毛が固まっていくのがわかります。そういえば、セーターも洗濯機で洗うと縮みます。これはいったいなぜでしょう?試しに、電子顕微鏡でのぞいてみました。

takeshita_SEM

羊の毛には私たちの髪と同じように、キューティクルと呼ばれるウロコのような層があります。石鹸を溶かしたお湯に羊毛を浸すと、松ぼっくりが開くように、キューティクルが開きます。そこに摩擦を加えることで、開いたところが絡まって、縫い目のない布、フェルトができるのです。これを、「フェルト化」と呼ぶそうです。試しに、家に帰って地球と木星を作ってみました。(木星が小さくなってしましました......)

なぜ、石鹸水?

羊の毛は、とても細いにもかかわらず、ウロコが大きいことに気づきました。フェルトを作るのに向いているようです。しかしなぜ、石鹸を使うのでしょうか?試しに、お酢で実験してみました。

[caption id="attachment_1110" align="alignnone" width="299"] お酢にさらした羊毛の電子顕微鏡写真[/caption]

なんだか、触った感じはギッシギッシ。写真からも痛んでいる様子がわかります。酸性であるお酢では、キューティクルが壊れてしまうようです。

使わなくなったセーターやマフラーはありませんか?ご家庭で、フェルト化を試してみてはいかがでしょう。

※コメントをする際は「ブログへのコメント投稿について」をご覧ください

※「名前」は、ハンドルネームでも構いません

この記事への2件のフィードバック

もう、25回目の毛刈り実演と羊毛ワークショップでした。取材ありがとうございます! 電子顕微鏡だとほんとうにキューティクルの開き具合がわかりますね。「髄」の有無とフェルト化との関係はどうなのでしょうね? ラクダも髄のない下毛じゃないとフェルトボールにはなりにくいようでした。身近な科学、ちょっとステキかも・・・ (千葉zooのウールWS担当でした)

お酢はアルカリ性だと思うけど??

酸性ならキューティクルはしまると言うのが一般ですが。。。

コメントを残す