新展示「アナグラのうた」オープン初日、涙あり笑いあり?

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8月21日、これまで私がブログで紹介してきた新しい展示「アナグラのうた~消えた博士と残された装置~」がついにオープンしました。

アナグラのうた」では、体験している皆さんの位置情報を常にレーザーセンサーで計測しているため、一度に中に入れる人数には限りがあります。そのため、8月中は入場整理券をお配りすることに。初日である21 の入場整理券は14時頃には全ての回が満席になりました。満席になって体験できなかったお客様には、私たちと一緒に展示空間の外からアナグラの世界観を楽しんでいただきました

[caption id="attachment_5456" align="aligncenter" width="300" caption="展示空間の外からでも楽しめます"][/caption]

 

心配で胃が痛くなるほど心配だった初日、スタッフみんなが開館直後の緊張から徐々に解放され始めた頃、びっくりする出来事が2つありました。

つは総合監修をしていただいている東京大学空間情報科学研究センターの柴崎亮介先生ご家族と一緒に突然いらっしゃったことです。

柴崎先生も皆さんが展示をちゃんと見てくれているか、楽しんでくれているか、自分の分身でもある「ミー」を途中で失ってしまっていないか、いろいろと心配されていたそうです。

[caption id="attachment_5447" align="aligncenter" width="396" caption="(左)出口付近で柴崎先生にインタビュー (右)装置「イキトイキ」を体験中の先生"][/caption]

 

入場整理券を取り、皆さんに混じって体験された後に感想をお聞きしたところ、「いろいろと心配で自分が十分に楽しむ余裕はまだありませんでしたが、皆さんが説明を読んでくれていて良かった。やはり「まつりのうた」までいくといいですね。」

とおっしゃっていました。

「まつりのうた」??

これまで秘密にしていましたが新しい展示で流れる歌の中には特別な歌があります。

たくさんのお客様が「シアワセ」という装置を体験し、情報を共有すると・・・、スペシャルな「まつりのうた」が流れます。

「まつりのうた」の中には、柴崎先生からのメッセージが含まれています。そして、未来館のスタッフと展示制作に関わった人たちがみんなで歌った歌声も使われています。

[caption id="attachment_5459" align="aligncenter" width="399" caption="みんなで合唱"][/caption]

 

柴崎先生の来館は嬉しいサプライズでしたが、もう1つは、私たちの予想を超えた出来事です。

それは、「僕のうたが歌われなかった!」といって半分泣きながら理由を尋ねてくれた男の子の話です

彼は、消えた博士が残した装置「シアワセ」と対話をしたのですが、一度も体験していない装置なのに「キミの情報はもらったよ」と言われてしまい、体験できなかったとのこと。「シアワセ」を体験しないと歌が作れないのです。

この問題の考えられる原因は、彼の分身でもあり一緒に展示を体験している「ミー」が誰かに奪われてしまい、奪った人が「シアワセ」を体験してしまったという場合。この場合、すでに歌は歌われてしまったことになります。

でも、その男の子が、「自分の名前で歌は歌われていない」というし、聞けば、もう一つの装置「ワカラヌ」で匿名化もしていないということなので、この可能性はなくなりました。

もう一つの可能性は、彼が、自分以外の誰か別の人の「ミー」とともに展示を体験していたというケースです。その誰かさんが「シアワセ」をすでに体験ずみだった場合、「キミの情報はもらったよ」と言われてしまいます。これはインターネット上で「アカウントのジャック」、「なりすまし」と言われる現象に似ています。この可能性が非常に高いですが、時すでに遅し。体験時間を過ぎて、アナグラを出てしまった後なので検証ができませんでした。

原因を一緒に分析して、何となく納得はしてくれましたが、彼が「シアワセ」を体験できなかったことが残念で仕方がありません。

もう一度「アナグラのうた」を体験して、今度こそ彼のうたを私たちに聞かせてほしいと心の底から願っています小学校23年生ぐらいなのに、「アナグラ」の世界観を理解し、情報の大切さを感じてくれていたことにスタッフ一同、大いに感動し励まされました。

「アナグラのうた」を体験しているこどもたちを見ていると、その理解力と吸収力のすごさに感動します。

いろいろな楽しみ方のある「アナグラのうた」で皆さんに会えるのを楽しみにしています!

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