タッチもんも、TouchMe!

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こんにちは、科学コミュニケーターの鈴木です。

まだ2年目ですが「10年前に見たもんもが忘れられなくてインタフェース研究者になりました!」とか言われてみたいので、あと10年ぐらい科学コミュニケーターをやりたいなぁと思っています。

さて、もんもシリーズ9匹目はタッチもんも、その名もTouchMe配膳もんも(Snappy)でもご紹介した橋本 直さんによる研究成果です。

妄想大好きの橋本さんが「TouchMe」?……この話題に触れると長くなりそうなので、TouchMeと3次元コンピューターグラフィックスについてお話ししたいと思います。

TouchMeは遠く離れたロボットを簡単に操作するために研究されています。

福島第一原子力発電所内の様子を知るためにロボットを使っていると報じられたので、イメージしやすいでしょう。

ロボットを遠隔操作するにはラジコンのようなスティック型コントローラが一般的です。

「前に進むには左スティックを奥に倒す、モノをつかむにはAボタン…」

ほとんどが動作を基準としています。

一方で、私たちが人間に何かお願いするときは「駅まで行ってきて」「お醤油とって」と言うように目的を基準としています。

# 人間に動作だけでお願いするのも面白いかもしれません、友達に試してみてください。

「脚は固定したまま右手を肘から30度上げて親指と人差し指でつまんで…」

TouchMeはタッチパネル上で「ここに行って」と目的地を示すことで操作することができます。

「アームを開いて上げる」という動作もアームそのものをタッチすることで指示します。

カメラを通して常に確認できるので、「あぁ、障害物にぶつかっているんだな」と言ったこともすぐにわかります。

この操作方法は非常に人間的です。

しかしロボットが動くのは3次元空間、操作はタッチパネル(平面)。

人間にとってもロボットにとってもわかりやすく伝え合うために3Dコンピューターグラフィックスで培われた「動かしたいものを選ぶと動かせる範囲が表示される」、「末端を動かすと途中の動きが自動で計算される」といった手法を取り入れたのがブレイクスルーでした。

実は五十嵐健夫先生のご専門もコンピューターグラフィクス、3次元のキャラクターを簡単につくれるソフトウェアなどの研究をされています。

ロボット・AR・CG研究のコラボレーション!

人を中心にプロジェクト編成するERATO(戦略的創造研究推進事業)の見本となるような成果です。

【これまでの「もんも」記事】

  1. 「もんもとすむいえ」のご紹介
  2. 裏話「もんもって何ですか?」
  3. テーブルもんも、CRISTAL!
  4. 風もんも、AirSketcher!
  5. スイッチもんも、Push-pin!
  6. 時間もんも、CastOven!
  7. 料理もんも、Cooky!
  8. 配膳もんも、Snappy!
  9. サッカーもんも、Walky!
  10. ダンスもんも、RoboJockey!

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