太郎さん、ここでも!

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朝の通勤、寒い〜とポケットに手を突っ込み歩いていたのですが、ふと見上げると、木の葉がほんのり赤く色づいていました。ちょっといい気分。上を向いて歩くと、いいことがあるものです。

紅葉といえば秋、芸術の秋。ということで、今回は岡本太郎について。

 

2011年は岡本太郎生誕100周年です。あちこちでイベントやテレビの特集が組まれましたから、ご存知の方も多いと思います。

同じ100周年でいえば、マリ・キュリーがノーベル化学賞を受賞して100年目の年ということで、世界化学年でもあります(こちらのイベントも楽しそうですね!)。

[caption id="attachment_9192" align="aligncenter" width="374" caption="母の塔(川崎市岡本太郎美術館)"][/caption]

写真は、川崎市岡本太郎美術館の「母の塔」での1枚。先日、遊びにいってきました。

なぜかこういう形にポンと出くわすと、子供はぐるぐると柱の間を走り回り、叫び、鬼ごっこがはじまります。意味なんか考える前に、身体が勝手に動くのでしょうね。

 

私は岡本太郎氏が活躍した時代をリアルタイムに体験しているわけではありません。しかし、岡本太郎氏の作品や言葉の数々には、はっと頭を突かれるような思いを何度もしました。

太郎さんに会いに、いろんな場所に出かけるのが好きなのですが、以前大阪に住んでいた頃も、ひまをみつけては近所だった万博公園に足をはこび、太陽の塔を見上げました。

[caption id="attachment_9193" align="aligncenter" width="430" caption="太陽の塔"][/caption]

この「太陽の塔」は、1970年に大阪で開催された日本万国博覧会のシンボル展示です。

万博のチーフ・プロデューサーを引き受けた岡本太郎氏が、行政チームが設定した「人類の進歩と調和」という万博テーマに異議を唱え、水俣病など科学技術による公害問題や現代人の心の貧しさを警告する意味もこめてつくった、べらぼうなもの!です。

40年たった今でも、見上げると、ふしぎなエネルギーがわいてくる気がします。

民俗学研究にも熱心だった岡本太郎氏。彼のイメージの源泉ともいえる世界各地の人々の生き様や生活用品が展示されているのが、太陽の塔のすぐ近くにある国立民族学博物館です。

実は岡本太郎氏は民族学博物館の初代館長である民族学者、梅棹忠夫氏と交流があり、その設立にも一役買っていたそうです。こんなところにも太郎さんが! おもしろいつながりだと思いませんか?

[caption id="attachment_9194" align="aligncenter" width="430" caption="大阪万博の建設模型(万博記念公園 EXPO'70パビリオンで撮影)"][/caption]

 

さて未来館では、12月21日から「ウメサオタダオ展 -未来を探検する知の道具-」展を開催します。梅棹忠夫氏は、若い方にはあまり馴染みのない名前かもしれませんが、岡本太郎氏と同じ時代に、民族学というフィールドから新しい文明論を発信した人物です。太郎さんとウメサオに共通するのは、世界を歩き、自分の頭で考え、人類の未来を見ようとしたこと。人類・未来・情報・知的生産技術、こんなキーワードにちょっとでもひっかかったら、ぜひ、新しい企画展に足をはこんでみてください。

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