イナゴンピックに行ってきました。

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群馬県中之条町。
ここで、毎年10月にとても面白いイベントが行われています。
町おこしの一環として、稲の害虫であるイナゴを採集し、採集数を競い合う「イナゴンピック」という行事です。

昨年で4回目でしたが、初めて参加してきました。

“虫好き科学コミュニケーター”として館内で密かに知られている私としては、腕をさすりながらの参加です。
中之条駅からバスで揺られること10分、筆で力強く書かれた「イナゴンピック会場」という看板が見えてきました。

会場はこちら。刈り取りの済んだ田んぼです。すでに人が集まってきているようです。

採集参加者は子どもは25人ほど。大人はそれより少し多いので27人といったところでしょうか。
親子連れが大半のようです。お母さん、お父さんの比率は半々くらい。
孫を連れたお年寄りもちらほら。
受付で参加者ゼッケンをもらいました。

開会式がこれまた面白いです。
なんと稲わらに火をつける聖火式まであります。聖火もオリンピックのように、どこかで厳かに保存していたものなのでしょうか。

前回イナゴンピック優勝者の選手宣誓から、
イナゴ精神(?)に則り、正々堂々と戦うことを皆で誓い、いよいよイナゴ捕り開始です。

参加者はそれぞれイナゴのいそうな場所を確保します。
「行きますよー!!3!2!1!ピー!!」
笛の合図で第4回イナゴンピック「イナゴ捕りの部」がはじまりました。

20分間でどれだけイナゴを捕まえる事ができるか競争です。

さっそく刈り取りのすんだ稲や畦の雑草に分け入ってみると、ピョンピョン足もとから逃げ出すように3~4㎝大の茶色いイナゴが見つかります。すぐに逃げる様子もないので比較的簡単に手で捕まえられます。イナゴは稲を食べるので、畦に生えている植物よりは、イネ科植物の方にいるようです。

地元の人に捕まえ方を教えてもらいながら、親子で真剣な表情。

これがイナゴを入れる袋。先がすぼまっており、一度入ったら出られない仕掛け。水野はスタートから10分ほどで十数匹くらい捕獲。

終了と同時に参加者全員が採集したイナゴ袋を掲げました。私の採集総数は40~50匹くらいでしょうか。なかなかの成果だと思い、袋に詰まったイナゴを掲げ、得意になって周りを見渡しましたが驚きました。多くの参加者も私と同じくらい捕っているのです。
特に、ゼッケン129のおばあさんのイナゴ捕獲量はすごそう・・・。

集計後、イナゴンピック実行委員会の方から上位3人の発表がありましたが、圧巻でした。

1位、2位は80歳を超えるお年寄りお二人でした。
しかも捕まえた数は・・・1位のおばあさん(下の写真中央)なんと157匹。
先ほどのゼッケン129のおばあさんは2位、120匹は優に超えていたかと思います。
メダルをかじっておどける、表彰されたお三方。


圧倒的な力量の差を見せつけられた瞬間でした。

イナゴ捕り終了後は、しし鍋やおにぎりがふるまわれました。ひと汗かいた後、のどかな風景を眺めながら食べたご飯は格別でした。

イナゴ捕りは、年齢の関係なく子どもからお年寄りまで楽しめる、スポーツのようなものです。
採集には体力より経験がものをいうので、家族や友人、近所の人々同士が教えあい、楽しそうに語り合う姿が見られました。イナゴンピックは、自然に親しむだけでなく人々の交流を活性化させることが期待できそうです。

ところで、表彰されたおばあさん方の話では、小さい頃からイナゴ捕りをしていて、最近もよくイナゴ採集をしているとのことでした。
20分の短時間で100匹を超える採集能力をお持ちですが、採集した後のイナゴは、いったいどうするのでしょうか??

その答えは、また次回に。
ヒントは、下の写真です。

参加者が興味津々のとあるモノ。お昼の時間に、おにぎりやしし鍋と共にふるまわれました。

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