クロマグロの危機

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こんにちは。

よる☆みらいかんでの Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)実演以来、すっかりジオにはまっているムラシマです。

毎日何度も行っているジオ・コスモスの実演、いくつかバージョンがあります。そのうちのひとつ『海のおしごと』では、海水温の上昇を伝える話の切り口として、クロマグロが泳ぎ回る様子を追う場面があります。そこで、「日本のマグロ消費量は世界一なんです」とお伝えしています。でもこれ、あまり誇れることでもないようです。

世界の5人に1人が、魚を主なタンパク源としています。これに加えて、近年のグルメ志向や健康ブームで、魚を食べる習慣のなかった人たちも魚を食べるようになってきました。魚よりも肉を食べるイメージが強い欧米でも、マグロやサーモンなどの大型魚がびっくりするほどの人気です。

でも、食物連鎖の頂点に立つ大型魚を人間がたくさん食べすぎると、海の生き物たちのバランスがくずれてしまうそう。2002年、ヨハネスバーグで行われた地球サミットは、オーバーフィッシング(魚の捕りすぎ)による海の食物連鎖の乱れを、重大な環境問題のひとつとしました。実は今、世界中の海の7割以上で、魚が捕られすぎています 。

この状況に強い危機感を抱き、強いメッセージを発信しているのが、The End of the Line というドキュメンタリーフィルムです。2009年につくられ、サンダンスフィルムフェスティバルという国際的な祭典で賞をとっています。

原作者でジャーナリストの Charles Clover は、科学的な知見から、このままのペースで魚を獲りつづけたら、2048年までに魚は底をつくと言っています。このフィルムでは、特にクロマグロに注目し、先進国の豊かな食生活の犠牲になっていることを訴えています。魚を常食する日本人として、どきっとする場面、自分の食生活について考えさせられる場面がたくさんあります。

食料問題と聞いてぱっと思い浮かぶのは、穀物や家畜のことではないでしょうか。ジオ・コスモスの実演でもお伝えしていますが、「陸にばかり目がいってしまい、海のことを忘れがち」かもしれません。養殖技術の開発が進むのはすばらしいです。でも、対処法だけではなく、根本的な解決策も考えていかなくちゃ、と思います。

ジオを見上げながらそんなお話し合いをしたら…いいアイディアが浮かびそう。

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