魅力発見!未来館 交通アクセス編(2) 昭和情熱ルート

このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは、科学コミュニケーターの久田です。

みなさんは、日本初の南極観測船「宗谷」を知っていますか?

「南極物語」や「南極大陸」といったタイトルでたびたびドラマ化されている日本初の南極観測。その際、第1次南極地域観測隊を乗せて南極まで旅した船が「宗谷」です。

じつはこの船、日本科学未来館のすぐ近くで公開されているのです。その場所とは…

船の科学館です!

【船の科学館駅(ゆりかもめ)】

未来館までのおすすめルートをご紹介する交通アクセス編第2弾。今回は、昭和の情熱に出会える「船の科学館駅」ルートです。

新橋駅方面から来る場合「テレコムセンター駅」の一駅手前にあたる「船の科学館駅」。その名の通り「船の科学館」の目と鼻の先にあり、新橋駅からは16分、豊洲駅からは14分の距離にあります。

まっすぐ未来館へ向かう場合は、改札を出て右へ。

駅から降りる階段の向こうには写真の建物「東京国際交流館」が見えており、その右端に「日本科学未来館↑徒歩約4分」の案内があります。この案内に従い、まっすぐ進みましょう。

やがて左側に見えてくる、球体が半分はみ出した不思議な形の建物、こちらが当館、日本科学未来館です。

球体の正体は「ドームシアターガイア」。プラネタリウム作品や映像作品など、さまざまな映像プログラムを上映している当館の目玉の1つです。

この写真の交差点で左に曲がると当館入り口に到着です。

ですが、せっかくこの駅を利用するならば「船の科学館」にも寄ってみてはどうでしょう? 今回おすすめするのはこちらのコース。駅の改札を出たら、まずは左へ。

目の前に見えてくる船の形をした建物が「船の科学館」、そしてその先に展示保存されているのが「宗谷」です。

2012年6月現在、船の科学館の本館はリニューアル準備で休館中ですが、「宗谷」は無料公開中!もともとは1938年(昭和13年)に貨物船として建造されたというだけあって、中はかなりの年季が感じられます。

さて、「宗谷」の見どころと言えば何でしょう?

本物の南極の氷?

タロやジロを飼っていた犬舎?

いいえ、私のいちおしは「扇風機」!

南極観測に扇風機っておかしな組み合わせだと思いませんか?

でも、よく考えれば当たり前の話で、日本から南極に向かうには赤道を越えなければいけません。しかし当時は十分な冷房設備などなく、乗組員は扇風機でインド洋の猛烈な暑さに耐えたのだとか。

船室内の様子はこんな感じ。これぞまさしく、スーパークールビズ!

いや、それ以上かも……。

そしてもう一つ、注目したのは調理室。

宗谷には、蒸気がまやパン焼き器だけでなく、豆腐製造機まであったそうです。

南極まで行ってわざわざ豆腐を食べなくても、と笑ったそこのあなた、食事を馬鹿にしてはいけません。現在、南極に続くもう一つのフロンティア「宇宙」で食事が注目されているのです!

長期ミッションとなる宇宙開発では、鍛え抜かれた宇宙飛行士といえどもストレスを感じるもの。そんな彼らを支えるのがバラエティ豊かな宇宙食です。

じつはこうした宇宙食が用意されはじめたのは、意外と最近の2004年から。

というのも、2000年に国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在が始まるまでは、宇宙での滞在時間は短く、食事は二の次でよかったのです。

しかし現在では、各国の宇宙飛行士の好みに合わせた宇宙食が作られているだけでなく、個人用のボーナス食の持ち込みも認められています。

打ち上げコストがかかるため、持ち込む荷物に厳しい制限が加えられている宇宙でもボーナス食が認められているのは、それだけ食事が重要だということ。

宗谷に豆腐製造機があるのも納得できるというものです。

今回ご紹介したのは「宗谷」の展示のほんの一部。ぜひ皆さんの目で、昭和の科学者たちの情熱を探してみてください。きっと50年以上前の冒険者の姿に、現代の私たちと重なるものを感じられることでしょう。

そして未来館で、過去から未来へと想いを馳せて頂ければと思います。

ちなみに“船”の展示は未来館にもあります。場所は5階の「世界をさぐる」コーナー。

一つは有人潜水調査船「しんかい6500」、そしてもう一つが「ISS」です。

ISSでは宇宙食を展示中。また、1階ミュージアムショップではおみやげ用宇宙食も販売しています。

なお、船の科学館の閉館日は月曜日(未来館の閉館日は火曜日)。また、開館時間は未来館と同じ10時~17時なので、両方楽しまれる際にはご注意ください。

それでは、最後におまけ情報をもうひとつ。

入り口で宗谷保存募金に協力したらこんなカードをもらいました。裏には宗谷の歴史も書いてあって、ちょっと得した気分。

※この記事に書かれた情報は2012年6月中旬のものです。皆様がご来館される際には状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。

次回は、「東京テレポート駅」ルートをご紹介します。といっても、ダイバーシティ東京のガンダムについては既にご紹介ずみ。さて、次のテーマは・・。

(おしらせ)

当館ホームページでは、無料巡回バスや路線バス、車でのアクセス方法もご案内しています。また、駐車場の利用方法などは、よくある質問でもご案内しています。こちらもあわせてご参照ください。

※コメントをする際は「ブログへのコメント投稿について」をご覧ください

※「名前」は、ハンドルネームでも構いません

コメントを残す