Thanks card~未来館スタッフのコミュニケーションを盛りたてる仕掛け

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みなさん、こんにちは。科学コミュニケーターの落合です。

さいきん未来館のスタッフ同士ではこんなやりとりがあります。

これは「サンクスカード」というもの。おしごとの中で、相手のいいところを見つけたらカードにメッセージを書き、その人に渡します。

カードは全部で3種類。

Thank youカードは、ありがとうの気持ちを伝えるカード。

Respectカードは、あなたのこんなところを尊敬していると伝えるカード。

Funカードは、あなたのするこんなところがおもしろい、と伝えるカード。

【はじめたきっかけ】

未来館にはいろんな専門と役割を持ったスタッフがいます。展示フロアで働く人、バックヤードで働く人、オフィスで働く人。部署が違うとゆっくりと話をする時間も限られてきます。また働く時間も違います。開館中がメインの人、閉館後がメインの人。休みの日もそれぞれ違います。

このように変化の多い環境では、目に見えにくい活躍や、ささやかな気配りは、意識しないとなかなかそのありがたみに気づかないものです。

わたし自身のエピソードですが、先日あるボランティアスタッフの方から、わたしが作った企画展のミニトークに対して、こんなことばをいただきました。

「落合さん、わたしはね、このミニトークが好きなんだよ。あなたが作ったのかい?」

毎日お会いできる訳ではないのに、ちゃんとわたしの名前を覚えてくれたこと。そしてとても苦労して作った実演に対して、さりげなくお褒めのことばをもらったこと。

そのやりとりがほんとうに心を打ったと同時に、このような会話が普段少ないことに気づきました。

そこで一緒に働いている仲間だからわかる、相手の良い部分をお互いに見つけ、伸ばし合いたいと考えました。

【サンクスカードのちょっとしたガイドライン】

サンクスカードは、「あなたのすてきな活躍を見ている人が“ちゃんとここにいますよ”、というサイン」になります。

サンクスカードは、未来館で働く誰もが使えるカードです。使い方はもちろん自由ですが、はじめた趣旨を理解してもらうために、すこしだけガイドラインをもうけました。

あくまでも相手の「いい部分」を。

気兼ねなく。気楽に。

できれば、手渡しで。会えなかったら掲示板へ。

カードは未来館のいろんなところに設置しました。ふと思い立ったとき、さらっと書けるように。

直接あって渡せなかったら、ここに貼っておきます。じぶん宛のメッセージがあったら、はがして持っていきます。でもうれしくて他の人にちょっと自慢したいときは、しばらく貼ったままにします(笑)。

館長の毛利からのメッセージもあります。

【やってみて、すこしずつ見えてきたこと】

このような仕掛けは、他の組織でも行なわれていると聞きます。未来館のサンクスカードは、なにも上等な紙を使っている訳ではありません 普通のコピー用紙です。至ってシンプルですが、ちょっとしたイラストを描いたり、色を塗ったりと、渡す人の人柄がうかがえます。

もらったカードを机の前に貼っている人もいます。

なにもことばを交わすのにこんなカードを使わなくたってと思うかもしれません。しかしこれをきっかけに名前を覚えたり、記憶が新鮮なうちに気持ちを伝えたりと、ちょっとした仕掛けでポジティブな掛け合いが増えたらしめたもんです。

そしてこのカードのもう一つ良いところは相手からもらったすてきなことばを残しておけることです。 手書きでかかれたメッセージは、毎日の活動にちょっとだけ自信をくれるような気がします。

わたしは、最終的にこのカードを使わなくても、お互いにすてきなやりとりが生まれれば良いと思います。そんなことを考えながら、きょうもなにか仕掛けようともくろんでいるわたしです。

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