食欲の秋 ☆ 虫食べる秋

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夜風に吹かれながら聞こえる虫の音が、心地いい季節になりましたね。

先日、虫を耳だけでなく、舌でも楽しんできました。

虫をこよなく愛する科学コミュニケーター・水野落合のブログにも登場しました)が開いた、バッタ会@多摩川河川敷です。

(※ブログ中の感想には個人差があります。)

まずは、アミや素手でバッタ・イナゴ・カマキリ・トンボ、それにクモを捕まえます。虫かご代わりに使ったのは、食品冷凍用のチャック付きビニール袋です。

みんなが捕まえた虫たちを、洗濯ネットに集めます。本来ならここで洗うのですが、水野は面倒くさくなったようで...

天ぷら衣に 洗いもせず! 捕まえた虫たちを生きたままドボン!

水野は「粘りけがある液体につけると、虫にとっての口(気門)がふさがれて呼吸できなくなるから、動かなくなるんだよ」と言っていましたが、天ぷら衣の粘りけが足りなかったのか、虫たちは元気に動いていました。中には、天ぷら衣の海から飛び出すツワモノも。

次に、油でジュッ!2~3秒すると虫たちは動かなくなります。そして、緑や茶色だった虫たちは赤色に。

例えば、カニやエビをゆでると色が変わりますよね。加熱によって、タンパク質が変性するからです。同じように虫の色も熱で変化します。

さて、いよいよ味わうとき。恐る恐る口の中に入れ...パクン!...モグモグモグ...ん? けっこうイケる! 味わいや食感は殻付きの小エビ(川エビ)に似ています。何匹も食べているうちに、味の違い(ショウリョウバッタは苦め)を味わう余裕も出てきました。未来館スタッフの大川も、特大のトノサマバッタを美味しそうに味わっています。(下記動画参照。音量注意!)


これも食べられるの?と驚いたのは、トンボ。天ぷらにしましたが、羽の食感は、パリッと固く・薄くした三角コーナーネットを食べているよう。普段パリパリした食感は大好きなのですが、トンボの羽の食感はNGでした。

一番勇気が必要だったのはクモ。お腹のプチッとしたところを噛み砕くのに意識がとられてしまい、とても味わう余裕はありませんでした。グルメリポーターだったら失格です。A(^^;)

天ぷらだけでなく、グリーンサラダも食べました。トッピングはタガメです。ペットショップで1匹500円の高級食材。タイからの輸入物です。タガメはそのまま食べるのではなく、まず茹でます。

次に殻を開いて

中の身を取り出し、

サラダにのせます。茹でたタガメは、熟れどきを2~3日過ぎた洋なしの臭い。強烈です。この臭いが一番苦手でした(>_<)鼻風邪を引いていた小宮山の鼻にさえ臭気が通過していったようです。下の写真では落ち着いてバッタの天ぷらを食べている小宮山ですが、タガメを食べているときは「なんじゃ、こりゃぁあああ!!」と大騒ぎ。これがきっかけで、洋なしの生ジュースが飲めなくなったそうです。

水野は「このぐらい強烈な臭いだから、ガムの香料に使えるのでは?」とひらめいたようですが、私は苦手な臭いだったので賛成しかねました。

虫を食べる習慣が全くなかったのですが、あまり抵抗なく楽しめました。虫とのこれまでの距離感は、「親友ではないけど、天敵でもない。通りすがりの他人」といった程度でしたが、道ばたに踏みつぶされたカマキリの死骸があったら「もったいない」と感じるまでに成長しました。

これまで食わず嫌いだった方、一緒に新しい世界の扉を開きましょう!

虫たちが冬眠で少なくなる前に、ぜひ虫食(むししょく)の秋はいかがですか?

Welcome to虫食world !

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最後に未来館の虫食エキスパート・水野から注意点です。

「毒がある虫はチャドクガ、イラガ、カンタリジンを持つツチハンミョウ、ペデリンを持つアオバアリガタハネカクシ、などです。毒を持つと言っても熱に弱いペプチド毒であれば加熱して食べれば問題ないです。ハチや蛇も焼いて食べますよね。いずれにしても食料の毒性は経験論なので、経験のある人たちと一緒に食べるのが一番。一人で真似はしないのが鉄則です。」

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この記事への2件のフィードバック

多摩川はテナガエビ釣りでよく行く場所。陸の虫たちもこんなに美味しそうだったのですね。記事も写真も面白かった。お疲れ様です。

村山大和さま

コメントありがとうございます。

多摩川には釣りで行かれるのですね。
次回はぜひ、陸の虫たちもご賞味ください。
きっと、虫たちが食べ物に見えてくるのではないかと思います。
召し上がった後は、ぜひ感想をきかせていただければ幸いです。

1年以上前のブログ記事だったので、
コメントいただき、また楽しんでいただいたようで嬉しかったです。
よろしければ、次記事の『「食欲の秋☆虫食べる秋」へのご質問』もご覧下さい。

今後とも未来館ブログをどうぞよろしくお願いします。

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