大雪の日に考えたアンナ事コンナ事

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みなさんこんにちは。

春一番の便りも聞こえてきますが、関東ではまだ寒い日が多く、出勤退勤時が辛く感じます。

一昨日の雪は首都圏では大したことありませんでしたか、成人の日にはこのあたりではまれにみる積雪となりました。

ニュースを見る度に更新される雪によるケガ人の数。

実はその中の一人が私の母です。朝、出勤する母の「行ってきます!」の声を聞いた数分後、右足首の骨を折り、私が抱きかかえて帰宅…。

救急車、緊急入院…。

みなさんも十分お気をつけ下さい。そして、母の見舞いに行く道でこんなものを見ました。

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みなさんも見かけたことがあるのではないでしょうか? 人が忙しく行き交う朝の歩道の片隅で歩行者からは不思議な目で見られながらもキレイなものを選んで数個もらってきました。

この白いツブツブは道にまかれていた融雪剤です。コンペイトウのように見えますが成分は塩化カルシウム!!

この塩化カルシウムは融雪剤だけでなく、除湿剤や食品添加物など私たちの身の回りでよく使われている物質です。

 

なぜ融雪剤に塩化カルシウムが利用されているのでしょうか?

塩化カルシウムが溶け込んだ水は氷になる温度が低くなります。水が凍る温度は0℃ですが塩化カルシウム水溶液が凍る温度は約-55℃。

つまり、気温が -55℃以下にならなければ凍ることはないのです。

氷は水分子がたくさん集まった構造をしています。凍るときに水以外の物質があると水分子が集まりづらい=凍りづらいというようになります。この性質を融雪剤として利用しています。

 

大雪が降った夜、私の住んでいる地域では市の職員が大量の塩化カルシウムを一生懸命歩道にまいていました。ありがたいと感謝しつつもふと疑問が……。  こんなにまいても環境には影響がないの??

塩化カルシウムは「塩」という文字が入っているように、塩分を含みます。そのため、まきすぎると土壌の塩分濃度を上げ、動植物に悪影響を及ぼすことになります。また、塩化カルシウムが溶け込んだ水が車や自転車に付くと錆びやすくなります。融雪剤を含む雪解け水がかかってしまった時は早めに洗い流してください。

このように、私たちの生活にも少なからず影響があるようです。

 

普段雪が降らない地域で育った私は雪が降ると、この歳になってもワクワクします。そして、スノーボードを持ち出して近くの坂で滑りたくなります。ただ、今回の母親のケガをきっかけに雪による危険性を実感しました。

危険を少なくするために、融雪剤をまく。

早く雪が解けるけれど、まく量によっては環境を汚染する。

「便利な生活」「環境を守る」か。みなさんはどちらを優先しますか?

ぜひ、未来館で聞かせて下さい。

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この記事への4件のフィードバック

こんばんは!とっても明快な記事ありがとうございます!そして、永年私が疑問に思っていたことを是非、尋ねさせて下さい!

塩化カルシウム水溶液の融点が−55℃というのは何となく納得できるんですが、氷と塩化カルシウムの固体を混ぜても氷と塩化カルシウムのままですよね。だから雪が降っているところにそれを撒いても意味ないんじゃないの?とずーと思っていました。どういう訳なのか是非教えて下さい。

週末とかにこちらのブログまとめ読みしてます。そして自分の投稿した質問の行方にも注目しています!いそがしいですよね、きっと年度末だし。僕も締め切りに追われています。

吉田さま

コメントの返信が大変遅くなり申し訳ありません。

以前頂いたご質問について私だけの知識では不十分でしたので専門家の方に

依頼しておりましたが、連絡を頂くことができませんでした。

すぐにお答えすることができず、すみませんでした。

田村真理子

田村さん
調査中なのですね!ありがとうございます。気長にお待ちしております。回答を投稿した、とメールいただけると助かります。
吉田

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