ナチュラルに恋して

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(この記事はちょっと長いから上記の歌を聞きながら読むのがおすすめです)

先月友達と一緒に音楽を聞きながらこの記事を書くことをひらめいた!

パフュームの「ナチュラルに恋して」を使ってみんなのバレンタインデーをもう少し面白くしたい。この歌では、もっと自由に気楽にキスしたり、触れ合ったりしようと歌っています。2人の間に起こっている「現象」を科学的にナチュラルに説明しましょう。

(コーラスをよく聴いておいてね)


さて、この歌に入っている一番目の「現象」をみてみましょう!

---キス---

[caption id="attachment_23177" align="aligncenter" width="430"] パリのGare du Nordの中[/caption]

ロマンチックなキスにかわるものは何もありません。キスはすべての偉大な愛の物語のクライマックス。そして、何千年前から詩人や音楽家などにひらめきを与えてきました。人間はキスを介して誰かと接したいという欲求を本能として持っています。しかし、スタイルや表現は、文化と個人的な経験によって形成されているので、キスの仕方や頻度は異なります。もっと深く見ると、キスは恋愛関係の究極のテストとなっています。特別な人との深いつながりを追求するための潜在的な能力と言えるかもしれない。科学はようやくキスを巡る謎を解明し始めています。

パートナーをもっと理解したくて私達はキスをしますが、この時の唇の接触には視神経、三叉神経、顔面神経など12対ある脳神経のうち5つがかかわっています。さらに、キスをする時に顔面の29の筋肉が動くので、しわ予防にも効果的かも!キスをすると、脳、唇、舌、さらには皮膚の間を電気インパルスが駆け巡ります。これはまるで化学伝達物質の強力な「カクテル」を口にして、天然の"high"な気分に浸っているよう。情熱的なキスは相手を切望させる薬のような働きがあります。これはドーパミンという神経伝達物質が働くため。ドーパミンは報酬の感覚に関与しているため、多幸感をもたらします。ドーパミンが強く働くと、興奮のあまり眠気や空腹も感じなくなります。

さらに、身体的な変化も起きます。キスは血管を膨張させ、脈拍を早くさせ、ほっぺたを紅潮させます。また、キスをする時、ひとみが大きく開くため多くの人は目を閉じます。このような体の反応は「恋に落ちる」と密接な関係があるといえるでしょう。

人間がなぜキスをするようになったのか、まだ科学では確固とした説明はできていません。

仮説の1つとして、霊長類の母親が、歯が生える前の赤ちゃんに口移しで食べ物を与えたことが起源だとする説があります。親子間の口移しには、単なる栄養補給以上の意味合いだけでなく、親子の絆を深める効果もありそう。リップコンタクトは生存に必要な手段としてだけでなく、社会的な結合の促進と愛の表現の方法として進化してきたと考えることもできます。

キスを通して、無意識のうちに相手と自分の相性がいいかどうか感じ取ることができます。これには、フェロモンという化学信号がかかわっています。動物はフェロモンを使って、自分が繁殖期にあることを知らせたり、仲間に警告を出したりしています。人間も気づかないうちにフェロモンをキャッチし、その影響で無意識のうちに行動を変えていることがあります。しかし、キスは交尾のためだけにあるのではない!キスはいい感じがする!さらに、キスはストレスを軽減します。実験結果によると、キスをすると、コルチゾールというストレスホルモンが減ることが確認されています。

結論:キスは心と体にいい!

 

次の「現象」はこちらです。

---タッチ/スキンシップ---

[caption id="attachment_23178" align="aligncenter" width="430"] パリのLuxembourgという公園で[/caption]

「触れるのは命を吹きこむこと」とミケランジェロは言いました。彼は絶対に正しかった!

励ますために腕を軽く叩く、なぐさめるために背中をさする──。これらは私達の驚くほど器用な手のおかげで可能になっている日常的な何気ない動作です。でも手は、普段思っているよりはるかに深いことを伝えることができます。手は私たちの思いやりを伝える一番の言語。そして思いやりを広めるための主要な手段です。近年では、たくさんの研究によって、タッチが身心の健康にもたらす信じられないほどの効果が明らかになっています。研究結果はタッチが人間のコミュニケーション、絆、そして健康のベースになっていることを示しています。

タッチの効能は、人間が生まれた瞬間から始まっています。タッチの分野でのリーダーであるTiffany Field先生の研究によると、10日間で毎日3回、15分のタッチセラピーを受けた早産新生児は、標準治療を受けた未熟児よりも47パーセントも体重が増加したことがわかりました。同様にDarlene Francis先生とMichael Meaney先生の研究では、幼い頃に母親になめられたり、きれいにしてもらったりしていたラットは強い免疫システムを持ち、穏やかで、ストレスにもより耐性があるように成長していくことがわかりました。さらに、2人の研究では、養護施設の世話人が赤ちゃんを抱きしめてあげなかったことを、赤ちゃんの身長や体重があまり成長しなかった原因であると結論しています。

[caption id="attachment_23182" align="aligncenter" width="430"] 別れの時間[/caption]

結論:タッチはキスと同じように心と体にいい!

 

すごいね、パフュームのノリノリの歌の中でこんな複雑な科学が入っていると思っていた?

(そういえば、レーザービームやZero Gravityなどもある!もしかしてパフュームは隠れ科学コミュニケーターなの?ショック!)

 

まとめの代わりに自分の考えを共有したい。

なぜ、キス、ハッグ、スキンシップ、タッチというようなカタカナの言葉が日本語の言葉より使われているのかな? なぜ日本に口づけと抱擁の文化はないのかな? 日本人の友達にきくと「日本人はお互いに解り合って気持ちや考えを以心伝心で伝える」と言われました。でも地中海人である私にはこれは少し冷たい感じがします。ハ~ 日本に3年間ぐらい住んでいるのにまだなれてない・・・

とりあえず、文化的な違いを問わず、キスとタッチのメリットを説明する科学的なデータがあるのだから、この2つの接する手段をもう少し利用した方がいいなと思ってこの記事を書いた。

 

ハッピー・バレンタイン・デー!

そして時間があれば:

ナチュラルに未来館に来て ナチュラルに私達に質問をしてよ ねぇ

p.s. ダイエット中の皆様への情報:キスをするたびに約5Kcalを燃やす!ながければながいほど消費量は大きくなるよ!

p.s.2 この記事に載っている写真を先週パリで撮りました。写真に写っている人は私の中学校からの友達です。彼ら達をポーズさせました。Stavroula, Vagelis, Dimitrisご協力ありがとう!

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