未来館ロケのNHK「大科学実験」、3/9放送!

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 3月9日(土)19時45分から、おヒマでしょうか? ほんの10分でよいのですが……。

え、お忙しい? でしたら3月11日(火)の朝9時50分からは?  もっと無理、そうですか。では、録画予約だけでもお願いできませんか? NHK Eテレ(教育テレビ)なのですが……。

9日放送(11日再放送)の「大科学実験」は未来館でロケをした回なのです!

年末休みで人のいない未来館を縦横無尽に使っての撮影でした(エスカレーターを止めていたので、上下の移動は全部階段……!)

どんな番組であるかは、番組公式サイトを見ていただくとして、ここでは番組制作スタッフの一人である、羽岡伸三郎さんをご紹介したいと思います。

 

羽岡さんは、NHKの理科教育番組に携わること40数年(すでに定年を過ぎ、いまはシニアスタッフです)。テレビそのものの歴史を考えると、もはや日本の理科教育番組の体現者といっていいでしょう(反論があれば、コメント欄にどうぞ)。

 

これを書いている詫摩はもちろん、大科学実験の制作スタッフも、おそらくは読んでいる皆さまも、「ぼくらはみんな、羽岡さんの作った理科番組を見て育った」のです(これは、「大科学実験」の総合演出を手がけた寺嶋章之さんによる名言です)。

 

「大科学実験」は全部で52回分ありますが(放送ずみは48回)、ディレクターやプロデューサー以下、たいていの役割は複数人いるので、スタッフみんなが毎回かかわっているわけではありません。数少ない例外の一人が羽岡さん。52回のすべての実験で予備実験を手がけ、番組中の実験にもたびたび登場しています。

 

実験レンジャーは顔を見せないので、映像を見ていても誰だかわかりにくのですが、羽岡さんは別。スタッフ最高齢でありながら、いつも一番きびきびと動いているのが羽岡さんです。例えば、実験42「美しき落下」。3人の実験レンジャーが斜めに傾けたレールから球を転がしますが、向こう側に落ちた球を拾いに行くべく、真っ先に動き出すのはいつも真ん中の羽岡さんでした。

 

羽岡さんのすごさが際立つのは、やはり実験の場面。番組公式サイトにも書きましたが、実験47「巨大ブーメラン」では、高速回転するブーメランが、飛ばすのに十分な回転数に達しているかどうか、目視で判断したそうです。羽岡さんが「250くらいで回っている」と言ったときの実験は、あとから映像をコマ送りしながら数えたところ、260。これにはディレクターの森脇統さんもびっくり。

 

9日放送の「大科学実験」でも、要所要所で羽岡さんがきびきびとした動きを見せて下さいます。この回は指がアップになる機会が多いかな?

 

 

 

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この記事への12件のフィードバック

早速録画予約をしましたよ!

いつも行っている未来館がどのように画面に映るのかも、ちょっと楽しみです。
リアルタイムで観るつもりですが、10分と短い放送なので、うっかりが心配で、録画予約もしました。

暮れ休み返上で撮影とのブログも拝見したような気がします。
明日を楽しみにしています。

オソイ 開花さま

早速の録画予約をありがとうございます~。

未来館にはいつもお越しいただいているのですね。

でしたら距離感がつかみやすく、いっそう楽しめるのではないかと思います。

館内スタッフの私としては、アレもコレもどれも撮っていただきたかったのですが、ばっちり映っているのは人気度・知名度で随一のアレとアレです。

詫摩

子供のころ見ていた、NHK科学番組と言えば「レンズは探る」。 羽岡様は、それにも関わっていたのでしょうか?

これですか!未来館を使って大科学実験をやったというのは。楽しみです。どこか片隅に詫摩さんがコッソリ映っていないか入念にチェックしなくっちゃ(笑)

勿論、大科学実験はシーズン1から特集も含めてコンプリートで残してありますよ。全52回とはまるでNHKの大河ドラマのような回数ですね。製作サイドの皆様&羽岡さんのご苦労は並々ならないものだったのでしょうね。

多分、羽岡さんが関わった科学番組をほとんどコンプリートで見て育ったんじゃないかなぁ...羽岡さんに感謝。感謝。

羽岡さんが長年の制作で身につけてきた経験と勘は並々ならぬ凄技なんですね。

リアルタイムで番組観ましたよ。

お客さんが居ない時って、こんな感じなのね・・・ナンテ。

ちょっと科学とは関係のないところで、興味深々でした。

実は私、羽岡様と同じか、もっと上の年代かも。

小学生の孫と通い続けているバーバです。

好奇心だけは負けないつもりで、一緒に楽しんでいます。

ところで、糸電話が理科の実験で行われ始めたのはいつ頃でしょうね。ネットでちょっと調べてみましたが、分りませんでした。(調べ方が足りないかも・・・)

紙コップがなかなか手に入らない時代があったなんて、大昔の話ですが、一つのテーマでも観る角度を変えても楽しい!

kuraさま

コメントをありがとうございました。

「レンズはさぐる」は私も大好きな番組でした!

1972年4月から1978年3月にNHK総合で放送していた科学番組です。(お互い年齢がばれちゃいますね)。

羽岡さんはNHKの教育テレビ(現在のEテレ)で放送していた理科教育番組を担当なさっていました。学校などで見せてもらっていた一連の番組です。

なので、「レンズはさぐる」には羽岡さんはかかわっていらっしゃらないそうです。

誤解を招く書き方をしてしまってごめんなさい。

yutakaさま

コメントありがとうございます。

yutakaさんはご存知かも知れませんが、「大科学実験」は当初は26回の予定でした(好評につき、52回に)。

とある大きな国際賞の受賞記念と26回分の収録の打ち上げを兼ねたパーティをやったことがあるのです。そのときの羽岡さんの挨拶は、受賞の喜びではなく「けが人を出さずに終えて良かった」でした。すごく印象的でした。

実際、われわれ視聴者は、げらげら笑ってみていれば良いのですが、「空飛ぶクジラ」のときはリスクを見積もれないのでスタントマンに頼めなかったと言いますし、「水のナイフ」のときも水だからうっかり手を出そうとしたりしたそうです。

なかなかうまく行かない予備実験もいっぱいあったようですし、本当に羽岡さんあっての「大科学実験」だったと思います。

羽岡さんのすごさ&そのお人柄を語るエピソードは本当にもう、いっぱいあって、どこかから本に出させてほしいくらいです。と、いうより何でNHKは番組にしないのかな?

オソイ 開花さま

楽しいコメントありがとうございます。

開館時間以外の展示フロアを歩いていると、お客さまがいないと未来館は完成しないということがよくわかります。本当に、よそよそしい感じがします。

お孫さんといらしているなんて! 最初にいただいたコメントも今回のコメントも、とても楽しげでわくわくした文章だったので、てっきりかなりお若いお客さまだと思っていました。

羽岡さんもですが、やっぱり好奇心が強い方は違いますね。

紙コップの話、ちょっと虚をつかれた気がしました。なるほどー。たしかに。私もちょっと調べてみますね。自分が持っていなかった視点を教わるって、本当に楽しいですね。

ありがとうございました。

オソイ 開花さま

先日はご来館いただいたのに、休みをとっており失礼いたしました。せっかくの機会でしたのに、お目にかかれず残念です。これに懲りずに、ぜひ次回も呼び出してくださいね。

糸電話の件、「大科学実験」の羽岡伸三郎さんにお聞きしたらすぐにお返事が来ました(私が休暇を取ったりしていたせいで、ここに載せるのが遅くなってしまいました)。

この書き方にも羽岡さんらしさが出ているので、ご本人のお許しもいただいたので、コピペいたします。

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お疲れさまです。

糸電話を理科の授業で扱っているのは昭和35年からのようです。

昭和33年度版の文部省学習指導要領で、第3学年の理科で「糸電話をつくり・・・」と具体的に書かれています。

昭和43年度版と昭和54年度版では2年生で「糸などを音が伝わる」、平成元年度版の3年生では「音の伝わり方」と記述し、実験の具体的な方法まで言及しないようになってきました。

そして、平成10年度版の学習要領では3割削減によって削除され、現行指導要領でも削除されたままになっています。

(中略)

以下、学習指導要領における音の単元の変遷です。

■平成元年公布の学習指導要領

理科 第3学年 音の単元

イ 物によって、音の出方や伝わり方に違いがあること。また、音が出ていると

きは物が震えていること。

■昭和52年公布の学習指導要領

理科 第2学年 音の単元

いろいろな物を使って音を出したり伝えたりさせながら,音が出ている物は震え

ていること及び糸などは音を伝えることに気付かせる。

■昭和43年公布の学習指導要領

理科 第2学年 音の単元

音が聞こえているときは、音を出している物が震えていることや,その震えが物

を伝わることを理解させる。

ア 音が出ている物は,速く震えていること。

イ 糸などは,震えを伝えること。

■昭和33年公布の学習指導要領

理科 第3学年 音の単元

音の伝わり方に関心をもつ。

(ア) 糸電話を作って遊び,糸を伝わって音が聞えることに気づく。

以上、よろしくお願いいたします。

羽岡伸三郎

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50年も前から糸電話は授業で登場していたのですね! 平成になってからなくなってしまったのは残念です。

学習指導要領には、糸電話の素材については触れていないので、私は日本での紙コップの普及に関してネットで調べてみました。(実を言うと、私には紙筒にパラフィン紙かセロファン紙を輪ゴムで止めた糸電話の記憶があるのです。また、プラスチックのコップで工作をした記憶もあります)。

紙コップのメーカーの東罐興業さんのサイトに日本での紙コップの歴史がわかりやすくまとめられていました。以下に概要を書きますが、このサイトは非常に面白いので、オススメです。

要約すると、

・日本での第1号はアイスクリーム用の紙カップで昭和5年(1930年)。しかし、戦中・戦後はアイスクリームの製造そのものが難しくなり、昭和24年(1949年)まで製造中断。

・飲み物用の紙コップが作られたのは昭和29年(1954年)で、最初の納品先は進駐軍。その後、劇場や野球場などに市場を拡大。

・本格的な普及のきっかけになったのは昭和39年(1964年)の東京オリンピックと昭和45年(1970年)の大阪での万国博覧会。万博での入場者数は6400万人で、1億個(!)もの紙コップが消費されたそうです。ちょうど、プラスチックのゴミが社会問題化していたことも紙コップ普及の追い風になったのだとか。

そのほかにも、ファストフード店の日本上陸や紙コップで飲み物を出す自動販売機の登場も、紙コップを身近な存在にしたのだとか。

紙コップのような身近なものだと、私たちの暮らしの変遷とぴったり重なるんですね~。このサイトは読んでいて非常に面白かったです。

オソイ 開花さま、楽しい調べ物の機会を与えて下さり、ありがとうございました!

and special thanks for Mr. Haoka and TOKAN KOGYO CO., LTD.

いろいろ調べて頂き、ありがとうございます。

50年も前から授業であったと知ると、皆さんはきっと驚いちゃいますね。でもね、私はというと・・・。

年齢を逆算すると、やっぱり習っていないのです。

(一緒に笑ってくださいね。恥ずかしいのですから・・・)

ただ、子供達が家で作って遊んでいた記憶だけは、間違いではなかった。最近では記憶違いも多い。^^^よかった!!

紙コップの歴史のサイトも開いてみました。

な~るほどなんて、楽しんで読んじゃいました。

未来館が大好きな小学生の孫。

彼と一緒に頻繁に伺うようになり、科学をきっかけに、興味が広がっていくのが実感出来ます。

科学誌には難しい漢字も書かれており、孫によく聞かれます。

「分らない時は調べようね。」「恥ずかしいことではないよ。」

私もパソコンの傍に辞書も用意しました。

ご苗字の{詫}も漢和辞典で調べてみました。

読みが間違っていないかどうか、家族の会話にもなりました。

楽しい機会を沢山くださって、本当にありがとうございます。

これからもどうぞよろしく。ありがとうございました。

オソイ 開花さま

>いろいろ調べて頂き、ありがとうございます。

あの調べ物は楽しかったです~。

自分が学校で習ったことが「いつから」と考えたことがなかったので、まず、その視点が新鮮でした。

学習指導要領が変わるたびに、それなりに話題にしていたのに、自分が習ったことはの視点が欠けていたとは、深く考えていなかった証拠だと恥じております。

お孫さんとのお話、ステキですね。

そうなんですよね!

知らないことは恥ずかしくないんです。

知らないまま放置し続けることが恥ずかしい。

私の名前は「たくま」と読みます。

今の漢字変換ソフトでは「たくま」で変換候補に挙がりますが、最初に使ったパソコンでは、「詫(わ)びる」「摩擦」で出していました。

先祖は「託麻」と書いたそうで、なぜ「麻を託す」から「詫びて摩(さす)る」に変えたのか、変えた本人(亡き曾祖父)に聞いてみたいです。

コメントを拝読して、ますますお目にかかってお話ししたくなりました。ご来館の際にはぜひ呼び出してくださいね。

詫摩雅子

{詫}を漢和辞典で引くと、十三画{た}と出てきました。

「ご苗字なら、詫(わ)ではないよね?」

そんな会話が、いつもは無口な夫と食卓で交わされました。

それだけで感謝しなければと思っています。

実はその後、フロアーにいらしたSCの方にお聞きし、お名前は存じておりました。どうしても知りたい、そう思ったのかもしれません。

すごいです。お若いのに先祖のことまでご存知なのは。

尊敬してしまいます。

この歳になって私は、自分のルーツをもっと聞いておけばよかったな~ナンテ思う、今日この頃です。

先祖やルーツは、一見科学と無縁の話題かと思いきや・・・。

DNAとの関係や、調べてみるとマタマタ面白い!

科学の楽しさは、年齢を越え味わえる。

嘘ではないですよ。感謝、感謝です。

本当にありがとうございます。

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