あなたの知らないミクロの世界 * Micro world wonders

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ドラえもんのひみつ道具スモールライトで自分が小さくなったら、世界はどんな風にみえるかな?って考えたことありませんか?

What the world would look like if your body shrunk like Alice? Have you ever thought about that?

 

考えたことがなくても、一度見たら小さな世界のトリコになるかも。私もその一人です。先日ドイツから未来館にやってきたクラウス・マクナップさんにその魅力をみせつけられました。これでもか!というほど。

If not, once you step into the world you would fall in love with it!  A recent Miraikan visitor, Mr. Klaus Macknapp from Germany took me to the super fun micro world.

[caption id="attachment_25581" align="aligncenter" width="330"] ドイツ博物館で科学コミュニケーターとして活躍中のクラウス。顕微鏡をこよなく愛するドイツ人 ☆ Klaus is a science communicator at Deutsches Museum, Germany. He knows everything about microscopes![/caption]

出会って早々、みせてくれたのは…

Soon after we greet each other, he had me look at something through a microscope.

クマムシです。水の中を這うように動くところが、まさにクマ!この後、かなりレアだという脱皮の現場にも遭遇。でもこんなの序の口。さあさあ、クラ・コレ(クラウスの顕微鏡写真コレクション)のはじまりはじまり♪

Waterbear. It was crawling just like a bear. Luckily, we saw the very moment a waterbear changed its skin! But this is just the beginning of the story. Here starts Klaus Collection – micro world photo gallery!

 

 

トップバッターは、これ。わかりますか?1ミリの目盛りをご参考に。

First one. Guess what! Notice the 1mm scale at the bottom.

 

 

マッチの頭です。この中に、ある生き物が隠れています。右半分、やや上よりをよーくごらんください。

The head of a match. Can you see any animal on it? Look very carefully at the right half, a bit above the middle of the photo.

 

 

もっと拡大してみましょう。  Let’s get closer.

 

クマムシです。こんなに小さいんです!それにしても、みごとな演出でしょう?

It’s a waterbear. Nice job on presenting how small it is!

 

 

今度は、海にいるプランクトンの仲間、放散虫(ほうさんちゅう)に玉のりするクマムシ。

Next is another waterbear balancing on radiolaria (a part of marine plankton).

脳も神経も筋肉も備わった多細胞生物クマムシと、単細胞なのにクマムシの何倍もの大きさの放散虫とのコントラスト。この小さな高等生物への、クラウスの愛と誇りを感じます。

Isn’t it interesting? It offers a contrast of a waterbear, a tiny multicellular organism, and radiolaria, a large single-cell organism. It’s packed with Klaus’ love and pride in the waterbear❤

 

 

次はドアップショット。誰でもみたことがあるあの生き物。

Next is someone’s close-up shot. I’m sure you’ve seen it in normal sized world.

アリです。やじるしで指した部分は舌。近づきます。

It’s an ant. The point is at the tongue. Let’s get closer.

 

舌は、しましま模様です。もっと近づいてみると…。

Stripes on the tongue! Let’s go even closer.

 

トウモロコシみたいでしょう?この粒全部、歯なんですって!人間と違って、アリは舌の上に歯がびーーーっしり並んでいるそうです。

Don’t they look like corn on the cob? Klaus told that they were teeth lined up on the tongue!

 

 

今度はダニ。でも、ただのダニではありません。世にも珍しい、歯車を運ぶダニ!

The next is a mite. But it is a special mite. It is a working mite carrying a gearwheel.

 

ダニ工場を建設中。クラウスのユーモアセンスには脱帽です。

It is constructing a mite factory. I can’t find a good word to describe his sense of creation.

ダニロボットがものづくりに貢献する時代、本当に来るかもしれませんね。

In the future, we might hire mite workers.

 

ところで、手前に横たわっている棒は、人間の髪の毛。真ん中あたりにご注目。

By the way, the rod in the front is a human hair. Can you see anything at the middle?

ダメージかと思いきや、なんと、文字が彫ってあります。電子顕微鏡とエキシマレーザーのペアワークです。レーシックで目の治療に応用されている技術だそう。

It’s not damage, but letters! It is a collaboration of excimer laser and an electric microscope. This very precise cutting technology is applied to eye surgery.

 

 

小さな世界に行ってきたはずなのに、世界がずいぶん広がっていくように感じます。

After visiting the micro world I feel like the world got much, much bigger than before.

 

 

最後に、わくわくしっぱなしの旅に連れて行ってくれたクラウスに、そしてたくさんの貴重な写真をここで紹介させてくれたこと、心からありがとうを送ります。

Special thanks to Klaus, who took me to such an exciting trip and kindly provided all the wonderful pictures here. Klaus--I really hope to work with you sometime again!

 

[caption id="attachment_25565" align="aligncenter" width="450"] クラウスから、放散虫メッセージ ☆ Take a close look! Radiolaria message from Klaus.[/caption]

※ブログ公開をクラウスに連絡したところ、クマムシが玉のりしているのは有孔虫ではなく放散虫、髪に字を彫ったのはイオンビームではなくエキシマレーザーと指摘をいただきました。誤りがあり、大変失礼いたしました。そして、間違えてしまったにも関わらず、このブログをとっても喜んでくれたクラウス、本当にありがとうございました(2013年4月13日修正しました)。すぐ上にあるクラウスからのメッセージも「星の砂」ではなく、「放散虫」でした。重ね重ね、申し訳ありませんでした(20013年4月19日修正しました)。

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この記事への6件のフィードバック

こんにちは

玉のりクマムシをお気に入りにしました!

MarCさま

ありがとうございます。玉のりクマムシは、クラウス、そして我々スタッフのイチオシです。

これから、ゴールデンウィークや夏休みに向けて、電子顕微鏡のイベントを盛り上げていきますので、ぜひお越しください&お声かけてくださいね!

先日、科学館でこちらのスライドを使ったお話をきいて、とても面白かったです!

クマムシ、すごい!

そのときにハエの目の写真もあったのですが、ハエの目から生えてたのは、なんだったでしょうか?

今日、電子顕微鏡のイベントに参加させていただきました。

お話も楽しく、しかも普通に持てない顕微鏡で見れるなんて素晴らしい。

村嶋さんの子供なれした進行もとてもよかったです。

終了後、お話している時に教えていただいたこちらの過去ブログ。娘の自由研究の最後のスペシャルおまけになり、大変感謝しています。

これからも科学コミュ二ケーターは必要不可欠ですので、頑張ってください。

maricobabylonさま

6月26日のコメントありがとうございました。すぐにお返事したつもりが公開されておらず、今まで気づきませんでした。すみません。

ハエの目の隙間から生えていた毛は、「感覚毛」とよばれています。外界からの刺激を感知している器官です。ハエの眼に限らず、昆虫の体のあちらこちらに生えていて、空気振動や触覚を感知しているようです。

ちょうど昨日から電子顕微鏡のイベントを行っています。8月11日まで毎日開催しますので、もしよかったらこちらもお越しください!

http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1307050913689.html

chiekoさま

昨日は、イベントにお越しくださりありがとうございました。ライブ観察、とっても楽しかったですね!

私も、電子顕微鏡の世界にはすっかり魅せられています。ものの構造を調べると、性質が説明できてしまうのが、本当におもしろいですね。

自由研究、Good luck です!今度来館されたとき、ぜひ見せてくださいね!

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