季節と旧暦と二十四節気と

このエントリーをはてなブックマークに追加

二十四節気にまつわるブログも3本目となりました。

本日は、「小満」です。

小さく満ちると書いて「小満」。

穀雨、大暑、霜降など、比較的文字で季節がわかるものが多い中、なんだかよくわからない日です。

わからないなら調べろ!ということで、調べてみると。

「万物が成長してきて天地に満ちはじめる時期」

草木がすくすくと育ち、天地がやわらかな緑色に満たされていく。さらに、秋にまいた麦なども穂をつけはじめて、ちょっと安心、心も満たされる時なのだそうです。

未来館の周りも、緑が満ちてきました!意外と緑豊かなお台場です。

 

小満の前には「立夏」がありました。2013年は5月5日。暦の上では今日から夏、なんて言っていましたが、わざわざ「暦の上では」と付け足すように、まだ夏と呼ぶには早い感じがしますね。

ということは、二十四節気って季節とずれてるの?旧暦だから?

あれ?

旧暦と二十四節気ってなにが違うの!?

……ちょっとややこしい、季節と旧暦と二十四節気。

どうなっているのか、クリアにしていきましょう。

 

1. 旧暦とは

旧暦は、月の満ち欠けを基準にして、1か月を29日(または30日)としています。12か月で1年ですが、そうすると1年は354日ほど。地球が太陽の周りを1周する365日とは約10日のずれがあります。3年で30日、18年後には半年にもなります。このままだと、お正月が真夏になってしまう。それは困る!ということで、およそ3年ごとにうるう月を足し、ずれが大きくなりすぎないように修正します。

今の日本で言う「旧暦」とは、月の満ち欠けを基準としながらも太陽の動きに合わせて修正する、「太陰太陽暦」と呼ばれるものです。日本はこの暦を、1873年(明治5年)まで使っていました。

3年に1度修正するとはいえ、20日もずれたら季節感はだいぶ変わってしまいます。特に農業をする上で、このずれはとても困ります。

そこで、二十四節気の登場です。

 

2. 二十四節気とは

シリーズ初回のブログで詳しくご紹介したので、簡単にポイントだけ。

二十四節気は、太陽を基準に作られています。

春分点(同じ緯度での昼と夜の面積がぴったり等分になる位置)をスタート地点に、1年を24等分(約15度ずつ)して名前をつけたものです。

年によって二十四節気の日付は変わりますが、太陽との位置関係は毎年同じです。

 

3. じゃあなんで季節とずれてるの?

太陽との位置関係から、夏至の頃は太陽高度が高く、昼が長い時期です。とすると、太陽から受ける熱も多くなり、気温も上がるはずです。

その夏至の日は、2013年は6月21日。

あれ?まだ全然暑くない。

こうなる原因は主に2つです。

夏至のある6月は梅雨の時期。雨や曇りの日が多いので、太陽の熱は雲にブロックされてあまり地表まで届かないのです。梅雨明けすると晴れの日が増えて、暑い日も増えてきます。

もう1つは、あたたまりやすさの問題。

太陽から熱を受けると、まず地表があたたまります。次に、あたためられた地表が空気をあたためます。そのため、熱を受けてから空気があたたまるまで少し時間がかかります。1日のうちで日差しが一番強いのが12時でも、一番気温が高いのは午後2時頃になるのも同じ理由です。

そして、空気は、昼にあたたまり夜に冷えるのを毎日繰り返します。日差しが強く、昼の長い夏には、空気が冷えきる前に日が昇るため、じわじわと熱がたまっていきます。

ということで、1年の中で一番暑い時期は夏至より後、一番寒い時期は冬至より後にやってくるのです。

 

暦の上だとか先取りが粋だとか言いながら、季節を楽しんできた日本人。

ややこしい!と言ってしまえばそれまでですが、季節に対して繊細だからこそ今日まで続いてきたのでしょう。

デジタル化が進み、ASIMOUNI-CUBが行き交う未来になっても、この、細かな自然の変化を感じる心はずっと持ち続けていたいと思います。

次の季節も、もうすぐそこに……

※コメントをする際は「ブログへのコメント投稿について」をご覧ください

※「名前」は、ハンドルネームでも構いません

コメントを残す