第12期メディアラボ「現実拡張工房」!

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こんにちは、展示開発課 情報科学担当の鈴木です。

常設展示フロア3階にいよいよ第12期のメディアラボを7月3日より公開しました!

タイトルは「現実拡張工房」、見どころをご紹介します。

現実拡張工房 前景

あふれちゃった!

各研究成果の紹介はさておき、まず「現実拡張工房」とはなんなのか。

今回の出展者である東京大学の苗村健教授の言葉を借りれば、「モニタからあふれちゃった情報科学」がテーマです。

これまでの情報科学はモニタやスクリーンの中で扱われるものが一般的でした。

コンピュータのモニタやスクリーンの中は、もともと、重力や光すらないので、どこまでも自由な世界です。

一方で、現実の世界は、歩いたり、料理をしたり、写真を撮ったり、どんなときも物理の法則に従わなければなりません。

苗村先生は「情報」と「物理」、そして「人間」を絶妙なバランスで混ぜ合わせることで、

モニタの中だけではない、新しい情報科学の世界観がひらけるのではないかと考えました。

絶妙なバランス、というのが重要です。

ただ物理法則を情報の世界に持っていっては不自由になるだけですし、もちろん「人間」をないがしろにしてはなりません。

人間調和型情報技術

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苗村先生は東京大学内で工学部と大学院情報理工学系研究科と情報学環を兼担されるばかりでなく、外部の大型プロジェクトにも携わっています。

苗村先生が代表となっている研究テーマは「局所性・指向性制御に基づく多人数調和型情報提示技術の構築と実践」で、

これは、国立情報学研究所の東倉洋一先生が研究総括となっている「共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築」というプロジェクトの一環です。

ちょっと難しい言葉が続きましたね…

意訳すると、「人間をとりまく情報環境はもっと豊かになるはず、そのためにどんな科学技術が必要だろう」というプロジェクトがあって、

その中で苗村先生は「特に、多人数がわいわいやっているところではどんなことができるかな」というテーマを担当しているとご理解ください。

「共生社会に向けた~」は2011年に独立行政法人 科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業、通称CREST(くれすと)に採択されたプロジェクトです。

CRESTは、チーム型研究を最大5年間支援する国の大型研究助成です。

次回以降の記事では「現実拡張工房」が、こういった苗村先生の哲学やテーマにどのように関係しているか、裏話を交えて見どころをご紹介したいと思います!

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