月が見えたら、月に照らされた地球も眺めよう

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9月19日(木)は中秋の名月。お月見は文字通り、月を眺める行事ですが、今回は月のちょっと違った楽しみ方を紹介したいと思います。それは、地球に降り注ぐ月光を体で浴びて感じることです。

 【意外と明るい月光】

都市部で生活しているとなかなか気がつきませんが、月光って意外と明るいんです。

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月光森林浴=静岡県・伊豆山稜線

例えば、少し大きめの字で書かれた本なら読むことができます。ちなみに、星の明るさを表す等級ではマイナス12等級ほど。太陽の約40~50万分の1程度の明るさですが、夜空ではひときわ明るく、天の川などの淡い光は月光の影響で見えなくなってしまいます。

【影踏み、楽しいかも】

少し明かりが少ないところに出かければ、月光でできた自分の影がくっきりと見えるはずです。そこで試してもらいたいのが影踏み。友人や家族と散歩に出かけ、河原や公園などでお互いの影を追いかけあってはいかがでしょう。影踏みは元々、月夜の遊びだったという記録も残っていますので、昔ながらの遊戯に思いを馳せてみてください。

【広い景色を見渡そう】

都市部から離れ、雄大な景色が見えるところに出かけるのもオススメです。濃紺色の大海原は、月の下の水面がキラキラと輝いていることでしょう。山並みはより重量感を増して見えるし、森に入って木漏れ日ならぬ「木漏れ月」を楽しむのも面白いかもしれません。収穫を目前に控えた田んぼを月光で見渡せば、秋らしさをより強く実感できると思います。

ということで、夜に月明かりで写した風景の写真を紹介します。星の動きを見ていただくと分かると思いますが、昼間の写真よりも露光時間を長くしています。薄明るい月の光を時間をかけて蓄えていくことで、昼間のように明るい写真を撮ることもできるのです。満月以外の夜に撮ったものもありますが、よろしければご覧ください。

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悠久の流れ=ウガンダ・ナイル川源流部

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大雲海=静岡県静岡市・山伏岳

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ムーンライト・トレッキング=静岡県西伊豆町

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私は月光に優しく照らされた風景を眺めるたびに、「電気の照明を持たなかった時代、私たちの祖先もこんな風に夜の地球を眺めていたのかもしれないな」なんて思っています。賑やかな人工の照明に溢れている現代ですが、たまには宇宙から夜空に降り注ぐ明かりを感じてみてはいかがでしょう。

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【未来館でも「お月見」を】

また、未来館は9月23日(祝)まで、毎年恒例のお月見イベント「中秋の名月 未来館でお月見!」を開催しています。

詳細はこちら。

この中で、5階にあるVRシアターの期間限定プログラム「4D2U―中秋の名月」は、この記事で紹介した満月の明るさを体感していただく場面があります。特別なメガネを使って宇宙空間を立体的に眺める旅に出かけ、太陽系のいろいろな惑星の衛星を紹介し、最後に地球の月に立ち寄ります。

期間中はこのほか、シンボル展示「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」が1時間に2度、月に変身するので、迫力ある「お月見」昼間からお楽しみいただけます。21日(土)は「大人のナイトミュージアム」として開館時間を午後8時まで延長いたします。

お月見をより楽しむために、未来館にもぜひお越しください。

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この記事への3件のフィードバック

大雲海、いつかこんな写真を撮ってみたいものですね。山がお好きなのですか?・

色々な月が素敵だね。

最初の月イベントには奉仕して子供たちと楽しく遊びました。

永田 道雄 さま

写真をお撮りになるのでしょうか。

私は自然全般が好きで、もちろん山も好きです。月夜の山は、雄大な景色を見渡すことができるので楽しいですね。雲海で街明かりが遮られると、月光の存在感をいっそう強く感じます。

浦野須磨子 さま

コメントをありがとうございます。

楽しい時間を過ごされたんですね。お子さんの目に、月はどんな風に映っていたんでしょう。自分が小さい頃、道を歩くと月がどこまでも付いてくるような気がして、不思議に感じたことを思い出しました。

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