現実ヲ拡張セヨ! EchoSheet!

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こんにちは、展示開発課の鈴木 真一朗です。

今日は3階常設展示メディアラボ「現実拡張工房」の展示場入口すぐにある「EchoSheet(えこーしーと)」をご紹介します。

書いてる感!

ボールペンで字を書くと、ペン先から音がします。

これを「筆記音」と言います。

ボールペンでなくとも、鉛筆でも蛍光ペンでも、それぞれの音がしますが、小さい音なので普段はあまり気にしていませんよね。

この筆記音をマイクで拾って、スピーカーでもっと大きく聞こえるようにしたのがEchoSheet。

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初めて体験したときのことを今でも鮮明に覚えています。

事前に説明を受けていたので、1枚目の紙で「しゃしゃしゃー」と音が聞こえてきたときはそれほど驚きませんでした。

「うんうん、大きい筆記音は書いてる感が増すね」ぐらいの、乾いた反応です。(嬉しくないお客さんですね…)

「それでは、こちらの紙も試してみましょう」と2枚目の紙を渡され、「しゅしゅしゅー」と聞こえてきたときです。

「うわっ!気持ち悪い!」

見た目にツルツルしていて、「つつつー」みたいな音がしそうなのに、思いのほかザラッとした「しゅしゅしゅー」が聞こえてきたのです。

何と言うか、その紙からそんな音がするのがどうにも許せないのです。

どんどんはまって、ペンを変えたらどうなるの?書き方を変えたらどうなるの?もう不思議で不思議でしょうがなくなりました。

高級なペンでもあまり良い音じゃなかったり、ヌルッとした書き味なのに「サササー」だったり。

そして2度目の驚きは、この体験を自分の手帳にメモしようとしたときです。

メモを取る作業の中で耳をそばだてている自分に気づきました。

当たり前ですが、EchoSheetを使ってないので、筆記音が大きく聞こえません。

その小さい筆記音が、自分が普段から愛用しているペンと手帳の筆記音がどうしても気になるのです。

以来、文房具屋さんでペンを買うときには「このペン、かっこいいのにキュキュキューなのか…」と筆記音も含めて検討しています。

予想通り大人気!

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EchoSheetの原理はとてもシンプルですが、体験の奥深さはもしかすると6作品中ナンバーワンかもしれません。

筆記音をきちんと拾うために、アコースティックギターの音を拾うマイクを使用するなど、随所に工夫もこらされています。

展示場でも、EchoSheetでひたすら絵を描き続けてしまうお客様が続出です。

苗村研究室の実験によれば、EchoSheetを使うと漢字の書き取りのような条件下で普段よりたくさん文字が書けることがわかっています。

小学生や中学生、もしかしたら大人にも最も実用化が望まれている研究かもしれませんね。

【これまでの「現実拡張工房」記事】

  1. 第12期メディアラボ「現実拡張工房」!
  2. 裏話「現実拡張工房」ができるまで
  3. 現実ヲ拡張セヨ! Thermo-key!
  4. 現実ヲ拡張セヨ! Photochromic Carpet!

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この記事への1件のフィードバック

これはおもしろい!実は甥っ子が大の漢字練習ぎらい。下敷きにマイクとスピーカーがついている製品をつくってみてはいかがですか?バカ売れ間違い無し!?

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