キラリと光る、星屑の行方 ~その1~

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まいどっ!

 

ご無沙汰してます、ほんだ(関西の人)でございます。

時は、2014年。

歳が明けたのは、ついこの間だったような気がしてますが...もう3月なんですね。
(カレンダーを見て愕然)

寒さやら雪やらですっかり丸まっておりますが、ちゃんと生きてますよー!
(人のブログやfacebookには、時折チラリと出ております)

そういえば、近頃はメディア出演もめっきり減りました。 
さぁ、みなさん声をかけるなら今がチャンスっ!

(何の営業だ?)

私、ほんだですが、これまで幾度となくロケット打ち上げイベントの担当をさせていただきました。

※そういえば先月末にもH2Aロケットが「雨雲を味方にする」衛星をはじめとする、たくさんの人工衛星を乗せて、宇宙へと旅立ちましたね!...これについても、そのうち書きたいなぁ。そのうち。(詳しくは

そんな、ロケット打ち上げ隊長(自称)のほんださんには、ロケットが打ち上がる度に多くの方から聞かれた質問があるんです。

それは...

「打ち上げたあとってどうなるの?」


 


 

ロケットは、ご存じの通り「衛星などを宇宙に運ぶ乗り物」です。

でも、衛星を宇宙に運べば、ロケットはお役御免。

もっと言うと。
肝心の衛星もそのうち寿命が来る...というのは機械の宿命ですよね。

さて。

では、その後。
お役御免となってしまた後はどうなってしまうのか。

 

今日は、その「後」に目を向けてみましょう。

【ロケットの場合】

まずはロケットについて見てみましょう。

ロケットは、順々に不要になった部分を切り離しながら、空へと飛んでいきます。
切り離したタイミングによって、その部分がどこに飛んでいくかも決まりますよね。

つい先月末に種子島宇宙センターから打ち上がったH2Aロケット23号機で見てみると...

20140305_maidohonda_01.jpg

固体ロケットブースター(横っちょについてる小さいやつ)
衛星フェアリング(衛星をガードしている枠のところ)
第1段ロケット(一番大きい)
第2段ロケット(次に大きい)

という部分を切り離しながら飛んでいきます。 切り離すタイミングは、以下の通り。

1.固体ロケットブースター
打ち上げから約2分で、ブースターは真っ先に役目を終えます。
本体から切り離されるときの高度は、55km。
分離後は、種子島沖の太平洋上に落下します。

2.衛星フェアリング
打ち上げから約4分で高度はおよそ150km。ロケットはすでに宇宙空間です。
衛星をガードしなくてもよくなるので、ここでフェアリングを分離します。
分離後のフェアリングは紀伊半島沖の太平洋に落下後、船で回収されます。

3.第1段ロケット
打ち上げから約7分で、一番大きな第1段ロケットもその役目を終えます。
その時、ロケットは高度約230km
分離後は、遠く小笠原諸島を越えた太平洋沖に落下します。

4.第2段ロケット
打ち上げから約15分、最後の第2段ロケットも、ついに仕事を終えます。
高度は地上から400kmあたり。国際宇宙ステーションの軌道と同じくらいのところですね。
ここから、いよいよ衛星の分離が始まります!

20140305_maidohonda_03.jpg

(クリックすると大きくなります)

それぞれ切り離す場所も高度も様々。
海に落ちたものは、回収したり、そのまま沈んで魚のおうちになったりします。

...あれ、一つ落ちてこないやつがある。

 

と思った方、大正解!
第2段ロケットは分離後もしばらく軌道を回り続けます

そして徐々に高度を下げていき、最終的には大気圏へ突入
ほとんど燃え尽きてしまうようです

お役御免となった後は、落ちてきたり、燃え尽きたり。
基本的には、地球に戻ってくるんですね。

でも、中には打ち上げる時のスピードが速いロケットもあります。
(惑星探査機を打ち上げるときとか)
そのときは、空のロケットも勢いよく宇宙に飛び出していくことも。

今回例に出したH2Aロケットですが、毎回打ち上げの時に「計画書」というものが出ます。
計画書には、打ち上げスケジュールや、落下予想場所など、いろいろなデータが載っています。
これを元に、事故が起こらないように関係機関への連絡などもしています。
(23号機のものはこちら→

そして、打ち上がった衛星は、これから仕事が始まるのですが...
では衛星の最後はどうなってしまうのか!!

 

その衛星の最後については......長くなってきたので後半へと持ち越し
(まさかの延長宣言)

 

では、前半はこの辺で!

ほなまたねー!

 

ほんだ

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この記事への4件のフィードバック

上空150km 230kmからの巨大落下物って、計算した予想時間と予想領域さえ関係機関に連絡取れば、事故が防ぎきれるのかな?

沖山さま
コメントありがとうございます!
確かに、実際に落ちてくるところを想像すると…末恐ろしい光景ですよね。
船舶や航空関係の機関には連絡をしているのでしょうが、具体的にはどんな対策をしているのでしょうか、気になりますよね。

とうことで、詳しい方に今確認をしていただいているところでございます!
しばし、お待ちください!

ほんだ

「ブースターのゆくえ」を知りたくて探していたらたどり着きました。
大変勉強になりました。挿絵も簡潔で分かりやすかったです。
これからもがんばってください。

はなちゃんさま

わ、ありがとうございます!!
ロケット打ち上げだけでなく、“その後”も気になったんですね!嬉しい!
あちこちで打ち上げられるロケット、華々しい裏にある“廃棄”もちゃんと考えないといけないミッションの一つなんですね。
挿絵はまぁ…お恥ずかしい(笑)ゆるーい感じですが、参考になったでしょうか?
応援ありがとうございます!!

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