海と川におけるミクロの世界を探ろう!

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はじめまして。
中国から来ました沈晨晨(シェンチェンチェン)と申します。
去年の10月に入社した科学コミュニケーターです。
半年経って、やっと今の仕事に慣れてきました。
皆さんともっとコミュニケーションを取るために、これからブログをちょこちょこ書くつもりです!
今回は自己紹介と現在未来館で何をしているのかを書きたいと思います。

私の出身は中国河南省の洛陽(らくよう)です。「三国志」にも登場する古都です!
遺跡が多く、その中でも一番有名なのは1600年前から400年もかけて作られた龍門石窟です。
とても広大な遺跡なので、私は1日で全部を見るために走って回りました。歴史と人間の凄味が感じられます。
ご興味がありましたら、ここをクリックしてご覧ください。

私は高校時代から自然環境保護に関心がありまして、大学では環境科学を専攻しました。
この分野は幅広い知識がないといけませんので、他にも化学・物理・生物の知識をたくさん学びました。
そして、大学3年の時に水生生物の研究チームと一緒に上海の滴水湖というところにサンプリング行ったことがきっかけで、
プランクトンというミクロの世界に初めて触れました。こちらの写真は上海の滴水湖でサンプリングしている私です。

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川・湖・海の中には、魚や貝など目で見える大きな生物だけでなくて、
顕微鏡でしか見えない小さい生物がビックリするほど膨大な数、存在しています。
どれくらい小さいのかというと、1ミリの千分の1というマイクロメートルの世界です。
髪の毛の太さが100マイクロメートルくらいなので、それよりもさらに小さいのです。
小さくても役割は大きくて、植物プランクトンは全植物の酸素生産量の半分を担っています。
そして、その植物プランクトンを動物プランクトンが食べて、その動物プランクトンが魚などの餌になります。
つまり、植物プランクトンが海の生態系を支えているのです。

日本の東北大学で海のプランクトンを研究するチャンスがあったので、日本に留学してきました。
さらに、同じ研究室で修士課程に進学しました。
日本の宮城県女川湾で鞭毛虫という珪藻(植物プランクトン)を食べる動物プランクトンの研究をしました。
こちらは私が研究した鞭毛虫とその餌になる珪藻の写真です。
陸上の生態系と同じように、海の中にも食物連鎖が存在しています。
鞭毛虫は食物連鎖のつながりを増やす重要な役割を担っています。

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修士課程を修了してから、地球環境とエネルギー問題にもっと多くの人に関心を持ってもらうように、
現在未来館で科学コミュニケーターとして働いています。
今は常設展のフロアを歩き回って、皆さんに展示について紹介したり、実演したりしています。
また、微細藻類(ミドリムシなどの仲間)というマイクロレベルの藻類から石油を
作る技術を皆様に紹介するため、15分ほどのミニトークを作っています。
そのために、筑波大学の日本を代表する藻類学者である渡辺信先生を取材させていただきました。
こちらの写真は藻類から外に出ているオイルの写真です。

sam2.pngこのオイルを集めれば、石油として精製することができます。
では、どうやってオイルを効率的に生産して集めるのか、
この技術は地球環境とエネルギー問題の解決にどんなメリットがあるのか、
どんな問題点があるのかを紹介していきます。
このミニトークは近々、皆さまの前で行う予定です。

さらにこのミニトークをきっかけにもっと多くの来館者の皆さまと、
海や地球環境、エネルギーについてディスカッションできるような
イベントやプレゼンテーションを作ります。
どうぞご期待してください!

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