Geo-Cosmosと仲間たち(基本編)

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ニーハオ!

久々投稿する中国人科学コミュニケーター、陳ドゥです!

未来館にはたくさんの展示がありますが、中でもひときわ目立っているのは、シンボル展示、Geo-Cosmos(ジオ-コスモス)です。

Geo 雲.png

息をのむほど美しく、常にこうやって地球の姿を映し出しています。

ギリシャ語でGeoとは地球、Cosmosとは宇宙という意味です。この展示は、未来館の館長、宇宙飛行士の毛利衛が、地球(Geo)を宇宙(Cosmos)から見た姿を、未来館のお客さんと共有したいという思いが込められています。

館長の毛利は宇宙から地球を眺めたとき、大気層の薄さに驚きました。数え切れないほど多く存在している地球上の命は、こんな薄い大気を頼りにしているのだと考えると、もっと地球環境を大事にしなければならないと実感したそうです。

実はGeo-Cosmosに映す映像は、なんと約80種類も存在します。その多くは科学データを映像化にしたものです。普段は直近90日間の雲のデータを使っています。その雲のデータは衛星から送られてきて、一番最近のデータは約2日前です。実際の雲の動きはもっとゆっくりしていますが、わかりやすくするため、早送りして90日を8分で見られるようにしています。

約80種類の映像コンテンツの中には、昼間だけではなく夜の地球のデータもあります。

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館長の毛利は宇宙に滞在しているときに、こんなことを思ったそうです:昼間の地球では山や海が見えるので、自然環境の状態がわかる。夜の地球では、電気の光だけ見えるので、人間活動がわかる。

また、地球の四季やクロマグロの回遊など、さまざまな地球観測データを可視化した映像コンテンツもあります。Geo-Cosmosはよく「大きな地球儀」と呼ばれてしまいますが、ただの地球儀ではありません。そこに映し出すデータは日々更新されています。Geo-Cosmosを通じて、つねに新しい地球の見方を探ることができます。

詳しくは、こちらのリンクからどうぞ!http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/tsunagari/geo-cosmos-archive.html

映像コンテンツの種類が多いため、いつもGeo-Cosmosで見られるわけではありません。ここでGeo-Cosmosの仲間をご紹介します:Geo-Scope(ジコ-スコープ)です。

Geo-Scopeには科学データに基づく映像コンテンツのすべての種類が入っています。

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一つのテーマをタッチすると、

IMG_0696.JPGIMG_0697.JPG

このように現れます。

さらに、Geo-Cosmosでは見られない追加情報があります。

たとえば、この写真のマークをタッチすると、

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このような追加情報が見られます。

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データさえあれば、新しい世界地図が作れる。私もやってみたいなと思ったあなたに、その願いを叶える、Geo-Cosmosのもう一つの仲間、Geo-Palette(ジオ-パレット)を紹介します。

Geo-Paletteは、オリジナル世界地図をつくるオンラインサービスです。会員登録すれば、世界の国々や地域に関する情報をもとに、自分ならではの地図が作れます。そして、他の人が作った地図も見られます。登録はこちらのリンクから:https://geopalette.jp/

たとえば、2015年5月11日に投稿者soさんは「寿命と薬品の輸出量」という名前の地図を作りました。この地図を見ると、北米や北欧、日本は、寿命が世界のトップクラスであるだけでなく、医薬品の輸入出量も多いようだとわかります。

無題.png

参加者の方々が登録したマップ数は、なんと1122個もあります。検索機能もついていて、キーワードを入れると、関連の地図が出てきます。

Geo-Cosmos、Geo-Scope、Geo-Paletteの3つのツールを使って、科学データを見えるようにし、今の地球について深く知り、そして未来のビジョンを作り上げていきます。これが、未来館の「つながり」プロジェクトの主旨です。さまざまなつながりが地球上には存在しています。動物と人間、気候変動と人間活動、貧富の格差と教育レベル。そういった「つながり」に感性的な表現を使って目を向けることで、今ある豊かな地球を未来につないでいくために、何をすればいいかというヒントにもなります。

ここまで、Geo-Cosmosの2つの仲間は紹介しました。実は、もう一つめったに姿は現れない「秘密の仲間」が存在します。

そのミステリアスの第3の仲間について、科学コミュニケーター浜口友加里が次の「応用編」で紹介します。

お後がよろしいようで。

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