意見を寄せてみませんか?~人工知能と私が関わる視点から~

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 ブログをご覧の皆様はじめまして。今年の4月に参りました、眞木まどかです。



 最近、人工知能についてのニュースを聞いた方はいらっしゃいますか。また、社会に人工知能が入ってきたら、私たちの未来はどうなるのだろう?と考えたことはありますか。

 その人工知能に関して、内閣府が現在、広く一般からの意見を募集しています。私は、読者の皆さんにも意見を投稿していただきたいと思い、このブログを書いています。

 日本が目指すべき社会を科学技術の視点から示した「科学技術基本計画」というのがあるのをご存じでしょうか?



 今年度から始まった第5期基本計画では、今後、鍵となる技術として人工知能を挙げています。

 どのように人工知能の研究開発を進めていけばよいのか、どう活用していけば誰もがよりよい暮らしを実現できるのか──実際に社会で広く深く使われるようになる前にあらかじめ話し合って、課題があれば対処しておこうと検討が始まっています。それを行っているのが内閣府の開催する「人工知能と人間社会を考える懇談会」です。皆さんからの意見の募集をしているのも、この会です。



 この会には、人工知能をキーワードに多種多様な分野の専門家が集められています。人工知能を作っている研究者だけでなく、法律や教育の専門家も参加しています。それぞれの立場から、人工知能が普及したときに生じそうな課題を考えるためです。

 申し込めば一般の方も傍聴できます。



 実は私、7月5日(火) に行われた第2回の懇談会を傍聴してきました。科学コミュニケーターになってから、人工知能について賛否両論を含む様々な考え方に触れ、自分自身の考え方をもっと深めたいと思ったのです。

 そこで配布された資料はこちらよりご覧ください。

http://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/ai/2kai/2kai.html



 会議室に入ると重厚で大きな円卓に先生方が座っており、その周りにずらりと傍聴に来た方々やメディアの方たちが座っていました。この分野の関心の高さがうかがえます。傍聴者に女性の方は比較的少なく、お仕事モードの服を来た男性 が多い印象でした。「私が一番年下かな?」と感じたのと同時に 、「あぁ、こんな場にスニーカーで来ちゃったよ」と軽く後悔しました。



 この会での議題はいくつかありましたが、中でも印象深かったのは、前回までの議論で出てきた論点でした。前回の議論で、人工知能と人間社会について考えられる論点が120以上も出ていましたが、以下のようにグループに整理され、それぞれがコンパクトにまとめられていました。

1,倫理的論点

2,法的論点

3,経済的論点

4,社会的論点

5,教育的論点

6,研究開発的論点



 1つひとつのグループにはサブグループもあり、さらに細かく分類されています 。どんな論点があったの?と思われたかもしれません。それぞれのグループから、私の独断で1つだけ選んでみます。

倫理的

人工知能が人間と偽って人間とコミュニケーションすることは、人の尊厳を冒すのではないか。

法的

AIによる監視をどこまで許容するか。

経済的

中間層の仕事がAIで代替えされ、AIが対応できないクリエイティブで希少価値の高い仕事とAIが対応できない希少価値の低い仕事に二極化し、所得格差が拡大する可能性がある。

社会的

人工知能への一般人の期待の大きさと、現在人工知能で実用化が可能な部分についてギャップをどう埋めていくか?

教育的

AIと協働する労働者に求められる知性と能力は何かを明らかに、初等中等教育でどう育成するかを検討する必要がある。

研究開発的

日本では、研究開発に対する規制が存在しないにもかかわらず萎縮効果が生じている。

 参考:第二回「人工知能と人間社会に関する懇談会」配布資料2-3より



 私は傍聴していて、誰が出すのかによって、出てくる論点が偏るおそれもあるのでは?と考えてしまいました。



 会に招集された方々は、研究者の方が多いからです。お一人おひとりの学問分野をみれば、文系や理系に関係なく招集されていることはわかります。ですが、広い社会からみれば、1つのセクターと見ることができるでしょう。学生さんや小さなお子さんを育てている主婦の方、農業や漁業などを営む方、地方自治体の職員の方、あるいは将来、人工知能と共に同じ現場で働かなきゃいけないかもしれないビジネスマンの皆さんからも、論点を出してもらう必要があるのではと思いました。

 生活環境や社会の中での役割が異なる、できるだけ多くの方々の参加が必要だと思いました。



 読者の皆さんはいかが思われますか。



 冒頭でお伝えした通り、人工知能と人間社会に関する懇談会が私たちの未来に備えて今、議論しておくべき論点を求めています!



 意見募集のウェブサイトはこちらです。→

https://form.cao.go.jp/cstp/opinion-0198.html



 こちらから、性別や年齢などの属性を記入し、内容を投稿するという流れになっているようです。受付締切は7月31日(日)ですので、お気をつけください!私もこれから、自分が一番気になっている視点を軸にして投稿してみようと思います!

 新しい科学技術が、私たちの身近な生活に入り込んでくるとき、考えなければいけない論点があり、乗り越えなければいけない壁がたくさんあるんですね。社会を作り出しているのは、私たち一人ひとり。皆さんもぜひ議論へ参加してみませんか。

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