プロミネンス~言葉を光り輝かせるテクニック~

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みなさんこんにちは。科学コミュニケーターの豊田です。

今回は“プロミネンス”についてのお話です。天文ファンの方であれば、

【プロミネンス】

皆既日食の際に月に隠された太陽の縁から見える、太陽表面上の大気の層(彩層)の濃いガスが磁力線で支えられて持ち上げられた、赤い炎のように見えるもの

をイメージされるかもしれません。ですが今回は、太陽の周りで輝いているプロミネンスではなく、会話の中で言葉を光り輝かせてくれるテクニックの1つである“プロミネンス”をご紹介します。

ご紹介するプロミネンスはこちら。

【プロミネンス】

読み手が、読む文章の中で強調する部分を際立たせて読むテクニック。

“際立たせ”、“文章を立てる”という表現をする時もあります。プロミネンスの方法としては、

①強く発音する、

②直前の音のキーより一段高いキーで発音する、

③対応する部分を少しゆっくり読む、

④対応する部分の前で少しだけ間をとる

などが挙げられます。

例えば、以下の文章があったとします。

明日 東京では 雨が 激しく 降るでしょう。

この文章でどこを強調したいかは、その時の状況によって異なると思います。ここで、以下の4つの言葉に注目し、プロミネンスを意識して読んでみます。

A:"明日"(時)を強調する場合

B:"東京では"(場所)を強調する場合

C:"雨が"(対象)を強調する場合

D:"激しく"(様子)を強調する場合

いかがでしょうか。少し大げさに読んでみましたが、それぞれに変化があることを感じていただけたでしょうか。

実際、科学コミュニケーションの現場でどのような時に使っているかというと、その話の中で重要な部分であることはもちろんですが、相手の方に初めてお伝えする言葉、数字や単位を話すときには、特に意識して使っています。

ところで、私が未来館で実演をするとき、ご挨拶の言葉があります。

実演前のひとこと

さて、どこにプロミネンスが使われているか、わかりましたか?

続きはぜひ未来館で。

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