「わからない…」と展示を素通りする、その前に。

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ちょっと立ち止まって、周りをキョロキョロしてみてください。

白かオレンジのベストを着ているスタッフはいませんか?

白のベストは科学コミュニケーター。オレンジのベストはボランティアスタッフです。

スタッフに、ぜひお気軽に展示について質問してみてください。

[caption id="attachment_11687" align="aligncenter" width="230" caption="駆け出し科学コミュニケーターの私(白ベスト)とベテランボランティアスタッフ杉浦さん(オレンジベスト)"][/caption]

未来館の科学コミュニケーターには、最長5年の任期があります。

任期を終えた科学コミュニケーターは、日本全国で科学コミュニケーション活動をするため羽ばたいていきます。

未来館は科学コミュニケーターを育てる実践の場であり、私たちは日々の活動で成長しています。お客様からいただいた質問に即答できない場合もありますが、そんなときは一緒に考えます。質問にお答えすることがコミュニケーションのゴールではなく、スタートだと思うからです。お客様から質問をぶつけられたり、「説明がわかりにくかった」と率直な意見を頂くことで、科学コミュニケーターとしてさらに磨かれて育っていきます。

ボランティアスタッフには決められた任期はなく、未来館の活動方針に賛同し、自らの意志で未来館に力を貸してくれています。バックグラウンドはさまざまで、研究者だった方もいたりします。

私事ですが、科学コミュニケーターになって、早4ヶ月。

「なって良かったなぁ」と思うことは、たくさんあります。

そのほとんどは、お客様と対話している時に頂く言葉です。

食い入るように展示をご覧になっているお客様には、私は特にお声がけしません。

もし私がお客様と同じ立場だったら、邪魔されずにゆっくり展示を見たいと思うからです。

「この展示、何だろう…?わからないな」という消化不良の表情で展示をご覧になっているお客様には、積極的に話しかけます。

「未来館で一つでも多く“おもしろかった”“わかった”“来てよかった”を感じてもらえれば」という思いからです。

先日、ゲノムの展示で「わからないな…」という表情をしていたカップルのお客様に声を掛け、あれこれ説明をした後、「見ているだけだとわからないけど、説明を聞くと、展示の意味がよくわかった」とおっしゃっていただきました。

その言葉で、疲れや苦労がぜぇ~んぶ、ふっとびます。うれしくて涙がでそうです。本当に。

逆に、友人・知人は遠慮無く、私にこう言います。

「科学コミュニケーターが横にいて、説明してくれたらわかるけど…」

「2回遊びに行ったけど、2回ともサッパリわからなかった」

お客様からも、こんな声を聞いたことがあります。

「むずかしいねぇ、ここ!」

「解説が欲しいよね~」

「まさかスタッフに話しかけていいとは思わなかった」

もし「この展示、わからないなぁ」と思うことがあれば

そのままにせずに、「これって、どういう意味ですか?」と

お気軽にスタッフに質問してみてください。

解説を聞いていたお客様の目が、急にキラリと光り、

たくさん質問があふれだす瞬間があります。

科学技術の展示とお客様との距離をグッと縮めるために、

私たち科学コミュニケーターがいます。

あるものは、使わなきゃ、損です。損!

未来館で科学コミュニケーターを利用しないと、もったいない!

話しかけられない科学コミュニケーターほど、さみしいものはありません(泣)

ぜひ私たちと、展示や科学ネタについてお話してくださいね。



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