科学、ときどき花見

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Hi!

This is Yoshi in Washington DC!

日本の皆さん、こんにちは。

といっても、インターネットが地球を取り囲んでいる昨今、ブログを読むだけでは地球のどこに居るかなんて関係ないかもしれませんね。

東京では春爛漫。桜も満開。

先週末はお花見に行かれたという方も多いのではないでしょうか。

こちらワシントンDCにも見事なソメイヨシノが池のまわりに植えてあり、それはそれは大したものです。

では、御覧下さい。

アンジェラ・アキの歌にも登場する、かの有名なワシントンDCの桜がこちらです!

なんと優雅な姿でしょう。

日本に居ると分かりませんが、5000マイルも離れた異国の地で見る桜は、なんとも儚げで、しかし、それでいて孤高の花がもつ力強さを持ち合わせています。

頭の中で「さくらいろォおおお のわ〜たしを〜」という歌声が、何度もリフレイン、、、

しませんね。

おーまいごー 

これは、葉桜!?

青々していて、すでに初夏の雰囲気を醸し出してます。

それもそのはず、ワシントンDCの桜の満開は東京よりも早く、今年は3月の最終週にすでに見頃をむかえておりました。

さて、これらの桜が日本から贈られた木だということはご存知の方も多いと思いますが、実は、今年はちょうどその100周年にあたる年なのだそうです。

ちなみに、この写真の2本の木が、どうやらその時からのオリジナルのソメイヨシノのようです。ワシントンDCに行かれた際は、ぜひ探してみて下さい。

ワシントンDCにはなにも花見にやって来たのではありません

仮に、ここは上野?

と思わせるがあったとしても、

お花見にやってきたのではありません

ましてや、ここはやっぱり上野?

と思わせる、池のほとりに佇む、 西in U.S.A.

が立っていたとしても、

断固としてお花見にやって来たのではありません。

でも楽しみに来たのに、がっかりですね(ボソっ)

すこし前置きが、長くなりました。

ワシントンには他でもない、サイエンスのために来たのです。

ワシントンDCに来たのは、桜寄贈100周年を記念して、マリアン・コシュランド科学博物館(Marian Koshland Science Museum)という現地の科学館と未来館とで共同イベントをするためだったのです。

海外の科学館で、海外の一般の方を対象に、未来館で開発したワークショップを行うのはこれが(私の知る限りでは)はじめて!

面白くないはずがありません。

テーマはフェノロジー(季節生物学)

植物や動物の変化を季節ごとでつぶさに観察し比較することで、地球環境の変化を調べるとても奥の深いサイエンスの一分野です。

とくに最近は、生物を直接観察するだけでなく、人工衛星を使ってグローバルな視点からも地球環境を理解するリモートセンシングの分野と流れを共にしているホットな分野なのです。

コシュランド科学博物館では、未来館の常設展示Geo-Scopeのコンテンツを使って、地球の変化を探るエッセンスを知るワークショップを行いました。

桜の話題として、大阪府立大学の青野靖之准教授らの研究で、平安時代などの日本の日記にあるお花見の日時情報から、当時の気温を再構成する話をしました。

また、与えられたGeo-Scope上の地図からデータを読み解き、地球の季節ごとの変化や、その地理的な違いなど、グループワークを通じて自由な視点で考えてもらいました。

そして、参加者が見つけたことはGeo-Scopeを実際に操作しながら小さなプレゼンにまとめてもらい、新しい発見や自分流の考え方を皆でシェアしました。

英語でのコミュニケーションに悪銭苦闘しましたが、とてもインタラクティブな参加者の方に助けられて、なんとか楽しくワークショップを終えることができました。

サイエンスのデータはたったひとつでも、見る人の文化的な背景や、今まで見聞きしてきたもの、生活環境・経験によって、さまざまな見方ができます。

も、気候変動を探るという季節生物学のような科学的な側面がある一方で、日本人にとってはなんとも心を動かされる、文化のワンシーンでもあります。

イベントに参加して頂いたワシントンDCの方にも、日本の桜文化がもつ、サイエンスと文化との絶妙な接し具合を、少しだけでもお伝えできていればよいのですが...

以上、ワシントンから中継でお伝えしました。

 

 

※なお、4枚目の“西郷さん”はホントはキング牧師です。

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