散るのと散らないのと・・・日米比較!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

いきなりですが、質問です。

皆さんの街に桜公園の建設が予定されています。植えるならどの桜がいいですか?それはなぜですか?

1.春に咲いて散る普通の桜

2.散るけど一年中いつでも咲ける桜

3.咲いたらずっと散らない桜

1番の桜を採用したら、あなたの街にもうひとつの春の花見スポットができることになります。

2番の桜を公園に植えたなら、花は季節を選ばずに咲くため、いつ行ってもどれかの木には花が咲いていることでしょう。

3番の散らない桜なら、いつでもお気に入りの木の下で花見ができることでしょう。

さぁ、皆さんの答えはどれでしょうか。よければコメントに書き込んでください。理由もちゃんと考えてくださいね。

3つのタイプの桜のうち、1番はみなさんご存知。そして2番の「春以外にも咲いて散る桜」も実在する「仁科乙女」という種類。重イオンビームで突然変異を起こしてつくられました。3番は架空の桜。

これは、今、未来館の5F・医療のエンドクサコーナー(ギリシャ語で良識ある市民の意。来館者のご意見投稿の場)に設置されている質問です。

3月24日から4月7日までの未来館での結果(合計489)を集計してみました。

全体の3/4以上が1番を選んでいます。2番3番は12%ずつ。それぞれの理由を見て見ましょう。

ではでは、毎年桜祭りがあるワシントンDCの人々の意見はどうでしょうか。

それぞれの理由の例を見てみましょう。

私個人としては、アメリカ人はもっと2番や3番の割合が多いかなと予想していましたが、70%近くが1番の普通の桜を選ぶという結果に。日本人もアメリカ人も季節感や美意識は意外と共有されているのかもしれません。

ただ、挙げられた理由を見てみると、日本人の方が若干、「季節感」や「自然の状態」をより強く意識し、そこに美を見出しているように感じました。一方アメリカ人のなかには「自然の力を便利な生活に利用」するという考え方がいくつか見受けられました。

面白かったのはあるアメリカ人男性の意見。「僕の住むところには季節はないから、2番の1年中いつでも咲ける桜が普通だよ」と言って2番に投票してくれました。彼の住む場所は、とある南の島の州。常夏の島です。

彼の意見を聞いて、なるほど!と納得しました。

「風が春っぽくなってきた」と肌や匂いで季節を感じることがあれば、「広瀬香美を聞くと冬を感じるわぁ」と記憶で感じることもあるはず。季節の感じ方はみなそれぞれですがその感覚は四季の変化が豊かな環境で、そこに風情を見出す文化が古くからあるからこそなのだと、改めて感じました。

住む環境やそこで醸成された文化が違えば、ものの見方も変わってくるのですね。

皆さんの意見もぜひ書き込んでください。楽しみにしています。

花見、ときどき科学

いつでも咲くことのできる桜「仁科乙女」

ワシントンでのさくら祭報告

※コメントをする際は「ブログへのコメント投稿について」をご覧ください

※「名前」は、ハンドルネームでも構いません

この記事への6件のフィードバック

やっぱり「1」春に咲く桜がいいですね。

桜の季節がきて「あぁ今年も春が来たのだなぁ・・・」と

思えるのがいいです。

毎年、日本人でよかったなぁと思える季節です。

人工的なものより、やっぱり自然はそのまま・・・がいいなと思います。

日本人がサクラを好きなのは、九割方がソメイヨシノをイメージしているので、この結果は納得ですね!

個人的には自分で殖えられないソメイヨシノは進化論的には不思議な存在で、人間社会に寄生している、ミーム的な存在なのかななんて考えてます。ギンブナやアマガキよりさらに不思議です(笑)

ちなみに私自身は鬱金桜や御衣黄が派手すぎず、好きです。人知れず咲き、多すぎない人を楽しませてくれるあたりが。

いずみさまへ

コメントありがとうございます。

いずみさまの意見も統計の参考にさせていただきます。

植物で季節の移ろいを感じる繊細さは多くの日本人が持っているものなのかも、と集計結果を見て感じました。

季節感や品種改良など自然に手を加えることに対して、アメリカや日本以外の他の国の人はどう考えているのか、

さらに調べてみると面白そうですよね。

クリプトさまへ

コメントいただきありがとうございます。

アメリカ人も、日本人の桜好きには驚いていましたよ。

個人的に私は子福桜が好きです。12月の仙台で、雪の中に見える儚げな花に見とれました。

桜の好みも人それぞれで面白いですね。

生態系サービスと言うひとと自然の恵みと言うひとの違いか、と思いましたが、育ったところの季節にけっこう縛られるものだと思いました。

whotestoneさまへ

コメントいただきありがとうございます。

返答が遅くなり申し訳ございません。

そうですね。純粋に、育ったところの環境や季節観が意見に反映されているようです。(常春の島の人の意見は面白かったです。)

でもそういったバックグラウンドが、生態系サービスか自然の恵み・美しさかといった立場の違いを生み出していることも事実だとは思います。

またご意見お待ちしております!

コメントを残す