対話をうながす場のしつらえ

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前回の記事で、11月11日に未来館が会場となる「サイエンスアゴラ」での企画「みがけ!問うチカラ~科学館を100倍楽しむ方法~」をご紹介しました。私たち科学コミュニケーターといっしょに未来館の展示を見ながら、「問うチカラ」を磨いていこうという企画です。

 

この企画には、心強いゲストがいらっしゃいます。岡村製作所オフィス研究所の池田晃一さんです。池田さんは、働き方の研究をしていらっしゃいます。創造的と言われる人たちは働く中で具体的にどんなことをしているのか、集まった人がその場に何らかの帰属意識や愛着を感じるためにはどのようなしつらえが必要か、仕事をする環境をどのようにデザインするのか、といったことに取り組まれていらっしゃいます。サイエンスアゴラの企画では、「対話をうながす場のしつらえ」「ものごとを観察すること」についてお話しいただく予定です。

岡村製作所のオフィス研究所には、Future Work Studio ‘Sew(ソウ)’という働き方、学び方の未来を考えるための交流空間があります。Sewは、日中はオフィスとして使われていますが、夜は月に数回さまざまなワークショップが開催されています。オフィス研究所の方が中心となり、非常にユニークな切り口で趣向を凝らしたイベントとなっています。

先日、わたしと同僚の長谷川は、池田さんのご紹介で、Sewで行われた「本の重心、僕らの関心」というイベントに参加しました。じぶんの大好きな本を一冊持ち寄り、好きな一節を紹介したり、その本との出会いにまつわるエピソードや想いを交換します。同じ本でも人によって、どんなところが琴線に触れたのかが異なります。じぶんのたいせつな一節を語る姿は、その人の生き方まで語ります。最後は同じグループの人が持ち寄った本を眺めながら、それぞれの関心が重なるところを見つけ、もう一冊別の本を推薦し合おうという試みも行われました。

硬い自己紹介ではなく、だいすきな一冊を語るという設定は、はじめて会う人との距離をぐっと近づけます。このようにやわらかい雰囲気ながらも綿密に設計されたコミュニケーションの場に参加できたことは、未来館で対話を研究するわたしにとって非常に意義深い経験になりました。

 

*Future Work Studio ‘Sew(ソウ)’については、こちら

*「本の重心、僕らの関心」のイベントについては、こちら

 

科学コミュニケーターとして、科学とじぶんのつながりを感じてもらえるような対話の場をつくり、同時に自分自身も、いつもの日常とは違った「ものの見方」を体験できる場に積極的に足を運んでいきたいと思う今日このごろです。

 

 

11月11日開催のイベント「みがけ!問うチカラ~科学館を100倍楽しむ方法~」の詳細

 

開催日時

2012年11月11日(日) 10:30~12:00

開催場所

日本科学未来館 7階 会議室2、および5階 常設展示

対象

小学校5年生以上(あらゆる年代の方大歓迎)

定員

18名 ※当日見学のみの参加は可能です

参加費

無料

申込方法

WEBによる申込、抽選制。ただし、お連れ様と別のグループになる可能性があります。申込期間中、下記URLのページに表示される[お申込みボタン]より、「イベント申込フォーム」にてお申込みください。締め切り後10日以内に、ご記入いただいたメールアドレスまで当選の可否をご連絡いたします。

申し込みは、こちら

申込期間

10月31日16時まで

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