未来館に「もっと」ヘビを絡めてみました。

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これまであれこれやと散々ヘビについて書かせていただきましたが、

 
 

実は一番好きな動物は、ウサギです!!

 
 

みなさん、こんにちは!!ぶっちーです!!!

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少年期の大半を共に過ごした愛兎。

いずれウサギの話も書かせていただきたく思っております。

 
  

が!!

今日のところは、「サイエンスミニトーク以外でも、ヘビに手伝ってもらうと展示の解説がもっと楽しくできることに気づき、もっと絡めてみました」のブログです。

  

例によって苦手な方は、続きをクリックしないでくださいね♪

  

 
 

~5階展示フロアから~

 
 

以前、でも紹介しましたサーモカメラの展示です。一部のヘビは、サーモカメラのように赤外線を見ることができます。獲物となる哺乳類や鳥類の体温を捉えるためと言われています。

  

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ヘビの種類:ボールパイソン(ボールニシキヘビ) Python regius

  

ちなみにヘビは変温動物です。一方、僕は哺乳類です。せっかくなので、その違いもサーモカメラで来館者に見ていただきました。ヘビの体温は、周囲の温度と大差ないことがわかります。逆に、僕の腕はあったかいですね♪(サーモカメラの設定関係で像が左右反転しています。)

  

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続きまして、人体骨格のレプリカ展示です。こちらでは、ヘビと人間の骨格の違いについて対話しました!!違いを見ることで、より人体や動物の骨のしくみについて理解を深めることができます。

 
 

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いやいや、生きてるヘビじゃ骨、見えないじゃん!!と思われた方!!

ご安心なされい!

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♪ぶっちーのポケットの中には~ おもちゃがふ・た・つ♪

「干支動物頭骨根付」シリーズ)

  

左はヘビの頭骨、右はサルの頭骨のおもちゃです。

サルをはじめ、われわれ人間を含む哺乳類では、下あごはひとつの骨から成っていますが、ヘビは違います。

 
 

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イラスト:ぶっちー

 
 

あごが複数の骨から成るうえに、黄矢印で示した部分が大きく可動します。かつ、赤矢印で示したように、下あごの先の骨が癒合していません。靱帯でつながっており、左右にも開きます。

 

 

大きな餌もこの通りです!

※ヘビの食事シーンが写真が数枚続きます。苦手な方はご注意ください。

 
 

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おいおい、どうやって呑み込んでゆくんだ??

 
 

と思われた方も多いと思います。

連結していない、右の下あごを別々に前後に動かせます。

そのほかにも頭を構成する骨同士が柔軟に可動しますが、おもに、この下あごの前後運動によって、餌は徐々に飲み込まれてゆきます。

連続写真で見てみましょう!

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基本的に、あごの動きだけで飲み込んでいくことが分かります。

人間に例えると、食パン1斤を手も使わずに丸呑みするのに等しい行為です。

 
 

 
 

 
 

 

~3階展示フロア~

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ヘビの種類:コーンスネーク Pantherophis guttatus

 
 

3階にはがあります。

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その床面には、いろんなロボットをパネル展示しています。その中に、水陸両用ヘビ型ロボットACM-R5の紹介があります。開発者はロボット工学博士 広瀬茂男先生!

  

広瀬先生は生きたヘビの動きをつぶさに観察し、その動きをロボットに取り込んだのです。

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(C)広瀬茂男(東京工業大学名誉教授、(株)ハイボットCTO)

  

水中でも器用に泳いで移動します!

  

ちなみに 2014年2月現在、ヘビは世界にほど知られています。ヘビの種類が違っても、一様にヒモ状の体だと思っていませんか??実はその断面は環境に合わせてすこしずつ違っています。

  

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上の図は文字が小さくて読めないので、本文で少し補いましょう(図をクリックいただくと拡大図をご覧になれます)。

 

断面がまん丸なのは左下のヘビだけ。地中で暮らすタイプで、これが原型と考えられています。私たちが一番よく見る地上タイプは腹側は平らです。樹上生活タイプだと、腹側が樹皮をとらえやすいような形になっています(右上)。私が目にすることの多い、地上性のヘビは地面をとらえられるように、かまぼこ型になっています(左上)。水中で暮らす場合には、蛇行したときに推進力を生む縦に扁平な姿をしています(中央下)。

 
 

ヘビ型ロボットのACM-5Rもよく見ると、各関節から板状のパーツが張りだしています。水中で体をくねらすと、この扁平な板が推進力を生み出すのです。板はついていませんが、縦に扁平な体をしたウミヘビと同じですね。

 
 


 

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そんな話などなどをフロアでさせていただきました!

 みなさまの「へぇ~」という反応と笑顔がとてもうれしかったです。生き物から学んだこと、気づいたことを広瀬先生のように、まったく別のことのヒントしてくれたらいいな。

またはこのブログを見て、「ヘビのこの能力、あれに使えないかな??」なんて思ってくれたら、もう大成功です!!

  

そしてぶっちーは、

「次はウサギの能力と未来館の展示を絡めて活動できたらいいなあ」

なんて考えています。ウサギの さらにある種のウサギは時速72km(ウサイン・ボルトで最高時速44km)で駆け抜けるそうですよ!その体のひみつにわくわくしませんか??またそれを利用したらどんなことができるんだろう??

 
それではまたの機会に動物の話を!

 
 

※この催しは、日時を決めずに単発で行いました。本文中にも書いたように、ヘビは変温動物であり、未来館内・館外の温度差・湿度差にも敏感です。動物の都合上、定常的に行えないことをご理解いただけましたら幸いです。ただし、今後も月1~2くらいのペースで行ってゆけたらと考えております。

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