歌って踊れる科学コミュニケーター

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科学コミュニケーションとはどうあるべきなのでしょうか。どうやら画一的な答えはないようです。なぜなら科学コミュニケーションの対象は千差万別で、それぞれにとって最適なコミュニケーションはその数だけ存在するはずだから。

しかしだからといって、まったく方針がないわけでもないようです。以下に紹介する動画は僕に何かのヒントを与えてくれた気がします。


 

これはBio-Radというアメリカのバイオ系の実験器具を販売する企業が作った、PCRという実験機器のコマーシャル動画です。英語もPCRの意味もわからなくても、とにかくこの後半に出てくる黒人男性が、PCRの装置のことが大好きである雰囲気は伝わってくるのではないでしょうか。

 

次に紹介するこちらも同じくBio-Rad社のコマーシャルです。今度はリアルタイムPCRと呼ばれる分析に用いる試薬の宣伝です。動画内ではその試薬についてはあまり触れられないのでよくわかりませんが、実験をしている人はなんとなく楽しそうで、踊っている人たちはなんだかよくわからなくて、とにかくBio-Radの試薬を使うと楽しそう!という気分にさせられますね!

 

今度はカナダのトロントの大学生と思われる人たちが、日々のバイオ実験をラップにして歌ったものです。もともと知られているメロディに歌詞を乗せただけのようで、これも英語がわからないとなんだかよくわかりませんが、なんとなく日々のバイオ実験の様子が伝わってくるのではないでしょうか。

 

http://schrodinger.haun.org/

今までは海外の動画ばかりで、やはりこのようなセンスは、日本人は持ち合わせていないのか、とお思いになった方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。日本人だって負けずに作っているのです。その名も「シュレディンガー音頭」。こちらのページは「初級編」「中級編」「上級編」というボタンを押すと始まります。歌や音楽はありませんが、難解な量子力学のシュレディンガー方程式が日本の伝統文化、盆踊りのリズムに乗って非常に親しみやすいものとなっています。

 

http://www.dnatube.com/video/105/ATP-synthase-function-in-LAB

こちらも日本の動画。ATP合成酵素という、体の中でエネルギーの元となるATPを作り出す酵素の様子を人間がわかりやすく踊りによって表したものです。ATP合成酵素は分子モーターとも呼ばれ、ATPを合成する際に分子が回転します。その様子を人間の回転で表しているのですね。この動画は「長津田盆踊り」という名前で、生物学の有名な教科書Molecular biology of the cellの付録に収録されているようです。酵素の気持ちになって研究すれば成果も出やすい??

ちなみにこちらで紹介したDnatubeという動画サイト、科学系の動画を集めているようで、他にも実験に役立つ動画や科学者のインタビューなど、興味深い動画がたくさんあります。

 

以上5つの動画をご紹介してまいりました。すべての動画は歌や踊りが入ったとても楽しげなものでありました。ここから言えることは、科学コミュニケーション活動には歌や踊りが非常に重要であるということではないでしょうか!僕も歌って踊れる科学コミュニケーターを目指して日々、展示フロア活動に携わりたいと思います!!

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