うんことノーベル賞

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みなさん、こんにちは。

今日もいいうんこ、でましたか?

 

先週はノーベル賞で未来館ブログは大盛り上がりでした。

林田の予想が見事的中、ブログ管理者も大わらわだったようです。

この波に便乗して、うんこもノーベルネタだ!うんこで過去にノーベル賞とった方がいるのではないかと探してみたのですが…

 

いない!見事にいない!(あたりまえ?)

消化器の研究をしてノーベル賞をもらった人(1904年イワン・パブロフ。あのパブロフの犬の人です)はいるのですが。うんこってわけでもなさそうだし。

というわけで、ネタがありませんでした。

それではあしたもいいうんこがでますように!

さようなら。

 

 

 

 

で、おわっちゃまずいでしょう!

目先を変えてこちらを探してみました。イグノーベル賞です。

ノーベル賞が

「人類のために最大たる貢献をした人々」

が対象であるならば、イグ・ノーベル賞は

「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」

に与えられます。そして、うんこネタが豊富です。

 

ノーベル賞が100年以上の歴史があるのに対して、イグノーベル賞はできてから20年。

しかし、その20年の間に数多くのうんこ研究者が受賞してきました。その例を紹介いたします。

 

1994年 生物学賞

W・ブライアン・スウィーニー、ブライアン・クラフト=ヤコブ、ジェフリー・W・ブリットン、ウェイン・ハンセン

彼らの画期的な研究『便秘の軍人:米軍内での罹患率』、特に腸運動の頻度についての数多くの分析に対して

前線で戦っている兵隊さんは便秘が多いようです。安心してみんながうんこができる社会が平和な世界ということもできます。

 

1995年         栄養学賞

ジョン・マルチネス(アトランタ、J・マルチネス株式会社)

世界で最も高価なコーヒー「ルアク・コーヒー」に対して。

ルアク・コーヒーというのはコーヒーの実を食べたジャコウネコのうんこから、消化できなかった豆を取り出して作られます。ジャコウネコがいろんな種類のコーヒーの実を食べるので実にいい具合にブレンドされているんだとか。

 

2003年         化学賞

廣瀬幸雄(金沢大学)

金沢市にある、ハトの関心を惹きつけることに失敗し続ける銅像の化学的研究に対して。

来ました。日本人の受賞者です。廣瀬先生は兼六園にある日本最古級の銅像、日本武尊像にほとんどハトの糞がついていないことに気がつきました。調べてみた結果、古い銅像には砒素が普通の銅像より多く含まれていたとか。どうしてハトが砒素を感じるのか不明ですが、これを利用して、人間に害がない程度の微量な砒素を含んだ糞害対策用のタイルなどの開発が期待されています。

 

2004年            流体力学賞

ビクトル・ベンノ・メイア=ロコウ(ブレーメン国際大学、オウル大学)ヨゼフ・ガル(エトヴェシュ・ロラーンド大学)

基本的な物理学の法則を使いペンギンの体内に起こる圧力を計算し、詳細な報告『ペンギンがうんこする際に生じる圧力:鳥類の排便における計算』にまとめたことに対し。

この世の中の事をすべて説明する法則を見つけ出すのが物理学の使命のひとつ。と、すれば、宇宙の始まりだけではなく、ペンギンのおなかの中でおきていることも計算式で表せるはずです。なぜ流体力学なのかは前回のブログ「うんこと鳥」参照のこと。

 

2005年         栄養学賞

ワスミア・アル=フーティー(クウェート大学)ファテン・アル=ムッサラーム(クウェート環境庁)

スカラベ(フンコロガシ)が食物である糞の好みにうるさいことを説明したことに対して。

未来館5Fの常設展示「地球環境とわたし」の水晶球にも登場するフンコロガシ。実はグルメなようです。

 

2007年 化学賞

山本麻由(国立国際医療センター研究所)

牛の糞からバニラの香りと味のする物質(バニリン)を抽出したことに対して。

またしても日本人の受賞者。牛の糞から取り出したものなんて、食べる気にならない!なんて言ってはいけません。資源の有効活用と言うことを考えれば重要な研究です。捨てるしかない物から有益なものを取り出す。それがこれからの未来においては重要な技術の一つなのです。

 

2009年         生物学賞

田口文章、宗国冨、張光磊(北里大学大学院医療系研究科)

ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアを用いると、台所の生ゴミは質量で90パーセント以上削減できることを示したことに対して

またまた日本人の受賞。パンダはかわいいだけではなく、おなかにこんな便利なバクテリアを住まわせているようです。でも、実はこの研究、生ごみから水素を生み出すという画期的な研究から生まれました。シロアリの体の中にいる細菌をつかって生ごみから水素をとりだし、さらにその残りかすをパンダのうんこからとりだしたバクテリアをつかって水と二酸化炭素に徹底分解。ごみからエネルギーを生み出し、ごみを減らす重要な研究です。

 

2011年 医学賞

ミリアム・トゥック  (オランダ、イギリス)、デブラ・トランペ  (オランダ)、リュック・ワルロップ (ベルギー)、マシュー・ルイス、ピーター・スナイダー 、ロバート・フェルドマン  (アメリカ)、ロバート・ペチャック、デイヴィッド・ダービー 、ポール・マルフ  (オーストラリア)

「忙しい最中ほど無性にトイレに行きたくなる」という人類が昔から直面してきた困難について研究したことに対して

今年のイグノーベル賞でもうんこネタが受賞です。「うんこのでかた」でも述べましたが、うんこは脳の絶妙なコントロールによって体の外に出されます。ということは「うんこがしたい」「おしっこがしたい」と思うとき、脳はとても活発に働いてほかの事は「それどころじゃない」ということのようです。授業に集中して勉強するためには、休み時間にちゃんとうんこやおしっこを済ませておくのが重要ですね。

 

さあ、いかがでしたでしょうか。紹介し切れませんでしたが、おならネタやおしっこネタなどイグノーベル賞は盛りだくさんです。

 

さて、ノーベル賞のパロディとして生まれたイグノーベル賞ですが、沢山発表される論文や研究結果の中で埋もれてしまいがちな研究にスポットを当てるという、ある意味とても重要な賞です。不思議だな、どうしてだろうと思ったことに対して「科学的」に考え、結果を出すというのはノーベル賞もイグノーベル賞も同じです。もしかすると、みんなが目をそむけてきた「うんこ」にこそ、未来のノーベル賞への鍵が眠っているのかもしれません。

 

それではあしたもいいうんこがでますように!

さようなら。

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この記事への3件のフィードバック

すみません。

昨日、友人の間で出た疑問です。

もしかしたらご存知かと思いまして・・・。

くだらない質問で申し訳ないのですが、

うんこをすると体重が減りますよね?

その減る量って、出したうんこの重さと全く同じですか?

体の中っていろんなものがあるから、中にある状態と外に出た状態では、一概に同じとは言えない気がして。

たとえば、水分の関係で、微妙に浮力がかかるとか・・・。

この考えは、おかしいですか?

くろさん

質問ありがとうございます!

うんこを出した量と減った体重の量は同じです。

なので、うんこを出す前に体重をはかり、出した後に体重をはかればその差で出したうんこの量が分かります。

じゃあ食べた量と、うんこなどで出す量は同じでしょうか?

これは一概に同じとは言えませんね。

食べ物は体の中で脂肪として蓄えられたり、あるいは体の部品として使われるからです。

反対にご飯をたべなくてもうんこはでます。

それは体の中で蓄えられた材料をつかいながら腸壁が入れ替わっていくせいです。腸壁のなかの死んだ細胞の分がうんことして体の外に出て行きます。

と、えらそうな事をいっても、ごめんなさい。

私は実際にうんこの重さを量ったことはありません。

もし興味があったらぜひ実験をしてみてください。

そこからもしかしたら新しい発見があるかもしれません。

やっぱりそうですか。
お返事ありがとうございました。^^
こういう内容について、ちゃんとした回答をしてるサイトがないんですよね。
でも、実際に量るのはちょっと・・・^^;
でも、新しい発見、あるといいなぁ・・・(笑)

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